なんとかなるもんだよZUYAさん! ( Hey, ZUYA. You Can Do It! ) 

『なんてこったいZUYAさん!!』をVersion Up.“崖っぷちブルーズマン”ZUYA(ずうや)の悲喜交々を綴る。

歴史にはない大坂秋の陣... その壱

2024年10月21日 | 認知症&介護

実家で伐採したグレープフルーツ

 

おはようございますZUYAさんです

久々の“完全オフ日”がやって来ました。今日だけは難しいことを考えたりしたりせず、ほんわかと過ごしたいものです(あ!でもパソコン何とかしないと...)。でも現実的には通常の家事に加えて一気に季節が変わりだしたので、衣替えをしたりタオルケットを洗ってクローゼット押入から掛け布団を出して風に当てたりと、することは山ほどあります。そう言えば実家に帰る時に使ったバッグもまだ風を通していません

さてZUYAさん如きが介護や認知症について語るのは烏滸がましいのですが、以前とあるブロ友さんに「貴方の経験談は必ず同じ境遇にある方の役に立ちますよ」と薦められて書くことにしたわけです

 

庭には葡萄の木も

 

昨年末の癌の手術に伴う入院をした頃から認知症が一気に進んでしまった父。今年2月頃には“食事をすると言う概念”が抜けてしまいました。そしてほとんど骨だけの身体になった上に、自力での排泄も出来なくなり余命1年と言われ「緩和ケア病棟」に移ったわけです。その際、延命処置を含む一切の医療行為は行われないと言うことを長兄と共に説明を受け、署名までしたわけです

3月は突然訪れた慣れない独り暮らしの母を支えるために、仕事を休んで2週間以上実家に滞在しましたね。そして可能な限り病院に足を運び、最後となるであろう父の容姿を焼き付けて東京に戻って来たわけです。もうこの時は会話はメチャクチャで兄も叔父もみんなごっちゃ混ぜで、母を除く誰の顔も覚えていませんでした  

 

ところてんが...

いや

ところが...

 

その後、食事を取ることを思い出し体力が回復。入院期間が長くなり過ぎたと言うことで「一時帰宅」が決まり、1週間だけ自宅に戻ることに。ZUYAさんは先述の状態しか記憶にないわけです。そして家には急なことなので被介護生活に必要な設備や改善はされていません(介護ベッドだけは手配されていました)

とても高齢の母一人では対応できないだろうと、急遽休暇を取り仕事終わりに新幹線に飛び乗った今年4度目の実家滞在記「大坂秋の陣」を綴っていこうと思います

※不自然かもしれませんが、ZUYAさんらしくあえて“大坂”と表記します

 

玄関を入り疲労困憊の母の顔を見た時、そりゃあこうなるわなと思いながら居間に向かうとソファに座ってパジャマを着たおっさんがいました...ええ父です

7ヶ月前に観た時とは打って変わって(もちろん何年も前の元気な頃ほどではないが)、肉もちゃんと付いている...目の前にいるのが息子かどうか判別出来ているかどうかはわかりませんが、会話のキャッチボールも出来ました。そしておそらくZUYAさんが帰って来る前に母に摺り込まれたと思われる名前も呼ばれました

母によるとトイレも自分で行って排泄物で汚すこともないと言う...いったいどう言う変化なのでしょう

 

病院やケアマネジャーからは、“最も警戒すべきは徘徊です”と言われたので、父の帰宅後2晩は母はほとんど眠れなかったようです。ZUYAさんが父と話している間に母にお風呂に行かせ2人きりになると急に目の前にいる人物か誰かわからなくなったのか、“寝ても良いですか?”と聞かれたので、“どうぞどうぞ”と答えました

以前にも書きましたが、父は生粋の大阪人ですから“本当に(病気で)ボケている”のか、“冗談でボケている”のかが息子であるZUYAさんでもわかりません

とりあえず初日(父母にとっては3日目)が終わりました

 

実家のレトロな玄関の小上がり

 

さて翌日からは母が銀行等で出掛ける間はZUYAさんが見張り役、そしてZUYAさんが息抜きで数時間出掛ける時は母が見張り役と言うことになり、介護する者の心身に負担がかからないようにしました(←これとても重要です)

父は久しぶりの自分の家。杖を突きながらあちこちウロウロするので姿が見えないとドキッとします。でもお気に入りの場所が自身の集めた(ほとんど価値のない)骨董品のある応接間が一番のお気に入りのようで、一日に何度も入り浸っていました

昨夜はZUYAさんを名前で呼んでくれていましたが、今日も息子なのか自分の兄妹なのかはわかっていないように感じました。母が午前中出掛けたついでにスーパーで鯖の棒寿司などを買って帰って来てランチタイム。不思議だったのが朝食もそうでしたが、“美味しい”とも“不味い”とも言わずに黙々とひたすら箸を動かし口に運ぶ父。食事時にこんなに寡黙な父だったかどうか、ZUYAさんもそれが認知症によるものなのかも思い出せないまま食べ終わり、今度はZUYAさんが散歩に出かけました

そう隣町にレコードを買いに行ったわけです(この詳細はこちら

 

無駄に広い庭...

 

夕飯は何か食べたい物があるかと父に聞くと、“魚”と答えたので5~6人前はある刺身を買って来ました。そしてブドウのピオーネ。前者は言うまでもなく後者に関してはZUYAさんはプロですからね。母に言われた廉価品ではなく、一番良い物を選び少々お値段が弾みました~

ZUYAさんが応接間にあったポータブルのレコードプレイヤーで「Ray Charles」のアルバムを聴いていると、父がやって来てジャズ喫茶のようだと喜んで本を読みながら一緒に聴いていました。よくよく考えてみると父と一緒に音楽を聴くのなんて初めてかもしれません

 

 

夕飯はZUYAさんがおすまし等も準備して、テーブル一杯に刺身を並べますとランチ同様に黙々と食べ始める父。気に入ったのか満腹中枢がイカレているのかはわかりませんが、ひたすら食べ続ける父...ちょっと恐怖すら感じましたよ

ZUYAさんは買ってきた二階堂の一升瓶で晩酌をしながらチビチビと...

所ジョージ...

いや

ところが...

ひたすら食べ続ける父、負けずと食べる母。あの...ZUYAさん数切れしか食べてないのですが...まぁ親孝行しに来たのですから良しとしましょうかね

そんな感じで2日目(父にとっては一時帰宅4日目)が終わりました

 

To be Continued...

 

相変らずパソコンの調子が悪いので、続けてブログ更新できるかわかりませんが、また綴って行きますね。何方か治し方をご指南して頂きたい

再起動、パソコンの回復、WiFiの再設定、セキュリティ・ソフトのリアルタイムスキャンとファイアーウォールの一時解除等々などあらゆることを試してみたのですが、相変わらず「応答時間が長いので接続できません」(或いはそれに類似したメッセージ)と表示されます。写真のダウンロードもなかなか大変な状態です。どうもネットだけの問題のようなのですが...

 

さて財布も程よく「からっけつ」。今日は家事や音楽鑑賞に専念します。もちろんお酒は昨夜の内に用意してありますから、ご心配なく。アテは夏に伊豆で買って冷凍庫に入りっぱなしの干物かな~

 

Have A Good Day,Folks!

 



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