ナベブログ

クルマ好きな元同人絵描き
わたなべやすおのブログです。
(現在は同人活動は無期限休止中です)

愛しの新幹線

2009年10月08日 20時47分49秒 | 鉄道話

クルマが好きな私、いろいろなカテゴリーを愛してるけど
中でもスポーツカーは私の中では別格の存在です。

そして鉄道では…もちろん鉄道全般が好きだけれど
新幹線は本当に…本当に別格なんです。

例えば…東京駅に近付いて、停まってる新幹線を見るだけで
嬉しさがこみ上げてくるし、
東京駅の通路を歩いて、新幹線の案内板があるだけで
胸が高鳴ります。
そして…改札を抜けて、階段を上がって…、
あの自動音声の構内放送が聞こえてきて…、
そしてホームに静かに呻りを上げて鎮座する新幹線電車を見た時は
本当に心臓がバクバクいいます。
それこそ乗れる時なんて…!
サボの新大阪とか博多…なんてのを見るだけで、
掲示板に自分が乗る列車名、例えば”のぞみ5号”を見つけた時なんて
それこそ絶頂ですよ(笑)


子供の時からずっとそう。
4歳児の頃から、35歳の今に至るまで、その気持ちは
何ら変わりません。
新幹線は私にとっては「ヒーロー」なんです―



私は幼い頃、絵本や漫画をほとんど読みませんでした。
ようやく歩き出した頃から乗り物が好きでたまらなかったようで
見るのは電車やクルマの絵本だけだったようです。

そんなに好きなら…と。でもまだ読めねぇだろ…と。
うちに遊びに来た叔父が買ってくれたのだそうですが
鉄道図鑑を貰った時、その瞬間はしっかり覚えています。

ちなみにその図鑑は1年でバラバラのボロボロになってしまいました。
常に見ていたせいで、あっという間に壊れてしまったのです。
親が急いで新しく同じものを買ってきてくれました。
古いのを捨てろと言われた時に、本当に中身が同じか確かめた覚えがあります。
そんくらい大事にしてたんですよ(^^;)

ちなみに幼稚園に行ってる時点で、私はかなりの漢字が読めました。
図鑑だから最初は全く読めないのですが、親や祖父母をつかまえて
読んでもらっているうちに親たちがめんどくさくなり、
「字を覚えて自分で読め!」と(笑)
それで字を覚えてしまったのだそうです(^^;)
ですので小学校に入る前に新聞が読めました。
小学校低学年でも学校行く前に新聞読んでました(笑)
小中学校を通じて読み書きに一度も困ったことがないのも
電車のお陰だったんですねぇ(^^;)


その頃の新幹線の歌はこれだったっけ…。

はしれちょうとっきゅう


このビデオの中でヘッドライトが切り替わる瞬間がありますよね。
子供の時、これを見たくてずっとホームの端っこにいましたよ。
この瞬間に絶頂ですよ(笑)
0系のライト周りってカッコいいんですよね~!

でも…子供の時、この歌にツッコミ入れてたんですよ(^^;)
250km/hじゃなくて256km/hだ!
んでもって営業運転は210km/h、どっちにも合ってない!って(笑)
嫌な子供でしたね…(汗)
今の私なら思い切り殴るね(爆)


図鑑には世界の列車も載っていました。
図鑑と、家にあった地球儀のお陰でかなり幼い頃から
世界や地球というものを意識することができました。
ふらんす、いぎりす、あめりか、海外の列車はすごいなぁ…と。
でもその中で一番輝いていたのが新幹線でした。

ホンマもんの世界一でしたから。

夏休みに1度だけ乗せてもらえる新幹線は世界で一番!
この地球上にこれより速い列車は存在しない、
日本の地上においてはこれより速い乗り物は存在しない、
その事実は幼い自分にはあまりにも強烈でした。
趣味としてはクルマより鉄道が先行したのは
ひとえに新幹線が世界一の乗り物だったからです。
飛行機はこれより速かったけれど、国産が皆無でしたので
あまり関心を示さなかったのです。
(実はナショナリズムが非常に強い性格をしておりますが
 原点はこの辺りにあるのかもしれません…(^^;))


だから1年に一度だけ乗せた時は大変だったようです。
前日は寝やしないし、朝から超ハイテンション、
ただし乗ったら静かになったそうです。
窓に張り付いて動かなくなったそうです(笑)
それか車内探検に行って帰って来なくなるか(爆)
小学校くらいの頃は必ず16両を往復してましたもんね。
前後の「MOTOR MAN」の文字を見ないと
収まりつかなかったんじゃ!


TGVに世界一を奪われたと知った時は悔しかったなぁ…(笑)
だから今でもTGVを素直に好きとは言えないし、フランス自体に
今でも嫌悪感を感じることがあります(^^;)
逆に500系が世界一を奪還した時は嬉しかったなぁ。
涙が出ましたもんね(^^;)

500系が特別の中の特別!ってのはこれなんです。
カッコいい!ってのもあるんですが、
私が子供の時に見た衝撃的な新幹線の姿と同じ衝撃を
大人になった私にも与えてくれた”神”のような存在なんです。
世界一!ってのはとんでもなく大きいです。
見ると「500系電車バンザイー!」って叫びたくなりますよ。
ってゆーか心の中ではいつも叫んでます。
これと同じ衝撃を与えた乗り物は、他にはNSXとS2000だけです。


今は歳をとったお陰で、鉄道車両単体だけでなく
システムとして全体を見渡すこともできるようになりましたが
やっぱり新幹線こそ至高の鉄道だなぁ…と
勝手に解釈しております(^^;)



300系が出た時…愛称に抵抗がありましたね。
というか”ひかり”の愛称の上に”のぞみ”がくるのが
嫌だったんですね(^^;)
子供の時にこだまばかりでなかなか乗れなかった”超特急ひかり”に
思い入れがメチャクチャあったもので…。
でもスピードを追いかける姿勢を再び見せ始めたことには
素直に喜んでいましたよね。

実機をはじめて見た時には「なにこれ!ツルツル!」と思いました(^^;)
まさに新しい時代を告げる車両だったんですね。



ヤッホーしんかんせん


ダメなオッサンなので、こういう歌を見聞きするだけでも
ついつい涙腺が緩んでしまいます(^^;)
緩むとこじゃねーだろ!って突っ込みはご容赦ください(笑)
でもね…30過ぎるとちょっとしたことでも感激して
涙が出てしまうんですよ(^^;)
ワシの子供の時の心情まんまですもん。

100系は100系で良かったなぁ…。
窓も大きいし、食堂車が最高でした。
2階席にも憧れましたねぇ…。
当時は2階があるのは近鉄だけだったんで、
関東には初お目見えのダブルデッカーだったんですよね。
特にグランドひかりの2階建てが4両入った姿は
まるで豪華客船のように見えました。

グリーン車も食堂車もちゃんと利用しましたが
忘れえぬ時間です。

最初に同人で関西に行き始めた頃は
往復どちらかは500系、もう片方はグランドひかりで決めてて
旅程も列車優先でしたよ~!
(今でも旅程は列車最優先ですが)



東海道新幹線デビュー!! 1964


新幹線0系:16両編成1


0系新幹線 「ありがとう、夢の超特急」(song by 馬場 俊英「君がくれた未来」)


でもやはり新幹線と言えば0系ですね。
まんまヒーローですもん。
スピードで世界一になり、そして最後まで駆け抜けたヒーローです。
私の幼少期の唯一のヒーローです。
本物の世界一ですよ。世界最強です。
他の作り物のテレビヒーローなんてお呼びじゃなかったんです。
そんな可愛くないガキだったのも新幹線がいたから。
新幹線さえ、0系の姿さえ想えれば、幼い私は十分幸せだった。
これがなければ鉄道を今のように好きになることは無かったでしょう。
原点、そして代わりの無い存在です。


0系は昨年引退しました。
そして500系ものぞみ運用から離脱する日が近付いています。
100系、200系、400系は引退の日が近付いています。
時はどんどん流れていきます。

でも…新しい東海道山陽新幹線の顔・N700系は
最高速度だけでなく、居住性含めて最高の新幹線車両として
今までの車両たちが作った歴史を継承していきますし、
線路も九州鹿児島まで、北は青森まで延びようとしています。



いつまでも新幹線が私にとっての”ヒーロー”で
あり続けて欲しいと願っております。


ああ…、新幹線…乗りたいなぁ!



追伸:E5系…期待してマス!

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