今日のニュースでいろいろな方面で報道されたと思います。
元F1レーサーで、登山家・冒険家の片山右京さんのパーティーが
富士山で遭難し、右京さん本人は無事下山したものの
同行の2名の方が未だ行方不明、状況から絶望視されております。
南極の山への登山訓練だったと聞きます。
荒天の中、3人はテントを張ってビバークしていたと思われますが
強風で右京さんのテントが潰され、
そのテントから出た右京さんが見た時には
傍らに有った筈の二人のテントは無く、
200mほど吹き飛ばされ滑落していたとの事です。
右京さんは二人の元に行き、手当てをし防寒をさせ
二人の上に覆いかぶさって寒さと風から仲間を守ろうとしましたが
このままでは3人とも確実に死んでしまう…と
救助を呼ぶために、また最悪の事態を避けるために
断腸の思いで下山したのかと思います。
右京さんは山登りはベテランです。
同行の方々も山登りのベテランと聞きます。
しかし今回は自然が人間を超える力で右京さんたちに
キバを剥いたのかと思います。
これは冒険を、登山をするものが負う不可避のリスクです。
誰かが何かミスをして…という類の物事と言える物では
無いはずです。
しかし社会は彼を攻撃するでしょう。
彼が危険な山登りをしようとして仲間を殺した…と。
でもそうじゃないと私は思います。
そこに山があるから登山家は山に挑むんです。
合理的な理由を求めたら誰も山なんか登らない。
けど、人間はそれだけじゃないから山に登るのです。
山だけじゃない、人間は理屈じゃ割り切れない行動を
時に求める生き物なんです。
そういう行動に不可避で無慈悲な事故が重なっただけなんです。
今回のことは本当に不幸でした。
同行し、遭難し、絶望視されている方々や、そのご家族の事を思うと
その悲しみや苦しみは想像を絶するものがあります。
でも右京さん、止めちゃだめですよ!
へこたれちゃダメですよ!
何でみんなが貴方を応援し付いてきたかと言えば
夢に向かって必死に頑張るあなたに共感したからです。
今回遭難されたお二人も同じ気持ちの筈です。
非常に辛い出来事ではありますが、
周囲の方々や今回遭難された方々に報いるためにも
右京さんは前に向かって歩いていかなくっちゃ!
頑張れ右京!
負けるな右京!
誰が何と言おうと今回の彼の判断を尊重しますし、
これからの彼も応援しています!
★Yellow Comet Web → http://www.sea.sannet.ne.jp/yellow_comet_ap1/