ナベブログ

クルマ好きな元同人絵描き
わたなべやすおのブログです。
(現在は同人活動は無期限休止中です)

これだからマニアは…

2011年03月21日 20時47分26秒 | カメラ その他雑記


昨日のとびもの学会で感じたこと。                     
                                          
                                        
                                    
「これだからマニアは…チョイスの仕方が普通じゃねぇ(爆)」
                                   





カメラの話です(^^;)

普通は多くの人が下げてるカメラはキヤノンやニコンが多いのでしょうけど
昨日はそれ以外が多いこと…(笑)

ソニーα550、オリンパスE-3、シグマDP1、リコーGXR、フジS5とか。
キヤノンであっても(高価なので)案外珍しいG12とか。
逆に懐かしい(と言っても私も持ってますが)G2とか
金属で今となってはちょっと厚ぼったい初代IXYデジタルとか(^^;)

それ以外にも何だか分からないものも多数見かけました(笑)

”とびもの”なのに、お隣さんとお客さんのフォーサーズ談義に混ぜていただき、
オリンパスのフォーサーズに対する事実上の断絶声明の悲しみとか
オリンパスが売りにしたテレセントリック性を捨ててマイクロ注力するのが悲しいとか
スペースプロジェクト仕様のE-3に萌えるとか(^^;)

なぜかニコン談義になって「宇宙仕様の一桁機萌えー!!」とか(笑)

自分のところでもリコーGXRの話がずいぶん出まして
「このデジタルでしか出来ない構成がイイ」とか
「この変態的に理想主義な思想がイカス」とか
「なぜGRDにしなかったの?」の問いに「だってこっちの方が変態ですよ♪」とか(爆)

通常のカメラファンと視点がずいぶん異なる会話(笑)が楽しめました♪



同人誌即売会…という性質上,マニアな方は多いのが常ですが
(特にコミティアはカメラ好きが多いです)
今回は嗜好が明らかに偏っているのが面白かったです(^^)




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■That'sゆーのす作品 DL販売なら → http://www.melonbooks.com/recommend/bm/bm_s.htm

  

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人の瞳が背中に付いていないのは…

2011年03月21日 20時10分29秒 | なべ日記(雑記)

前に向かい生きていく使命があるから…

そういう歌がありますです。





昨日思ったことで日記をば…。



昨日は「とびもの学会」で久々に外出でした。
また震災後に公共交通機関を使って外出するのも初めてでした。

天気はそこそこ良いものの、何だか街は全体的にひっそりしていて
何かすごく静かに感じます。
また少し物陰に入ると、灯りが消されているせいで
何か暗く感じます。

まぁ物陰が暗いのは本来当たり前のことなんですが…。
暗く思うというのは、それだけ私が灯りに慣らされていた証拠でしょう。

普段…というか震災前はどれだけ電気を使っていたのか
思い知った気がします。

電車のダイヤも本数を減らされたおかげで
接続がずいぶん変わっているようです。
また駅での待ち時間も長いように感じます。

普段得ている利便性が、実は圧倒的な浪費の上に成り立っていることを…。
暮らしの無駄な手数を省く…という行為が、実は他者の手数に依存することを…。
ある面でのエネルギーの節約が、逆の面ではエネルギーの浪費を生んでいる現実を
分かりやすく感じた気がしました。



震災余波での電源不足が生んでしまった状況ですが、
よく言われるエコ、エネルギー節約やエネルギー供給事情と言われるものに対して
頭を冷やして考える機会とすることもできるのだな…と思いました。

私も間違いなくエネルギーを浪費する一員です。
便利さを当たり前に享受している人間でした。
決して私もそういうものから逃れることは出来ないし、
また逃れることはあってはならないと思いました。






帰路はそれを特に強く感じました。

町全体からイルミネーションが消え、最低限の街灯等が灯っているだけです。
たまに付いているイルミネーションも他が消えているせいか、かえって物悲しく見えます。
自粛ムードのせいか必要以上に街は静かです。
というか街中で他の人にほとんど出会いません。

板橋も川越も狭山も同じでして、灯りを消した町がしーんとしている様は
人間が灯りにずいぶん左右される生き物なんだと思いました。




変な話ですが、北朝鮮でもエネルギー事情が悪く、夜の街は暗いと聞きます。
電車なども満足には走っていないと聞きます。
正直「北朝鮮もこんな感じなのかなぁ?」と思いました。



しかしながら…これだけ灯りがあれば十分と言えます。
十分行動できます。
逆に、いつもの夜の明るさが、夜という時間に対してどれだけ異常なものかを
改めて感じました。
夜なのに全くもって明るい…。どれだけのエネルギーの浪費だったのかと。
どれだけ人が闇を恐れているのかと。
またそうまでしてでも闇から人は逃げたかったのかな?と思いました。




人はいつか眠らねばなりません。
闇を避けるように人は夜を眠り、明日に備える時間として使ってきました。

でも人は力を得ました。
それは闇を煌々と照らすことが出来るほどになりました。


しかし闇を不必要に、過剰なまでに照らし出し、夜も遅くまで街全てが眠らずに
果てしない浪費を繰り返している様は、
ひっくり返せば闇をどれだけ恐れているかの証明でしょう。
エネルギーと言う力が、浪費が闇を征服してくれる…と思うからこそ
人は強気になれたのか…と。
眠ることを後回しにしてでも人が夜を照らして出て行くのは、
それが実は「人が本能的に人の力を感じる時間」だったからかも知れませんです。


だからこそ、今の状況が人は不安なんだと思います。
明るくし過ぎたことで、…闇を恐れて明るさを増したことで
少し明るさが削がれただけでも闇を必要以上に感じて恐れてしまうのではないかと思います。




今の日本…少なくとも関東の人が物的被害が軽微なのに
恐れて縮こまっているのは、そういう所があるんじゃないかと思いました。

地震、そして停電、
自然の驚異や人間の力を超えるかもしれない脅威に
太古の人が感じたのと同じ恐怖を感じているのかも知れません。





人は闇を恐れ、闇を克服することで進化してきた…と言います。
でもちょっと灯りが減っただけで、真っ暗闇でもないのに闇を恐れ、
多くの人が家に閉じこもってしまう…。

人は太古の洞穴で暮らしていた時とあまり変わっていないのかな?…と。
灯りが消えることに怯えて竦み、
食料が無いと思い込むと慌てふためき、
自然の脅威に恐れおののき、
未知なる脅威がすぐそこにあると錯覚しへたり込む…。
そして訳の分からないものを信じようとし、すがろうとする…。


人間は個人の勇気や英知を結集する意味ではすごく強いけど、
多くが集まり、皆で悲観し絶望してしまう弱さもあります。
どちらが人間の優先度の高い本質なのかは分かりません。


ですが…一つだけ確かなのは…。
人に灯りを与え、文明の力を生み出したのは神様でもなんでもなく、
勇気をもって洞穴から出て、恐ろしい火を強い心で手にし、
いろんな物を見て考え、明日へつなげてきた人々です。
決して「闇を恐れて目をつぶり、洞穴で震えていた人」ではありません。
前へ向かい生きていく使命を果たした人が、人を真に照らしてきたのです。




かつての日本は敗れて闇と泥にまみれました。
その中から立ち上がる強さは、きっと闇を恐れ泥沼から逃れたい思いから生まれ、
その力が日本を豊かで何にも恐れずに済む国へと変えて行きました。

しかしその豊かさは、実は怠惰と言う泥土にも変わりうるものでしょう。
今の日本は豊かさに溺れてしまいました。
そしてその豊かさはわれらが思う以上に脆いものでは無いかと思います。
ほんの少しの闇の気配に一気に元気を失った首都圏を見ていると
浪費が生んだ豊かさの脆さを感じずにはいられません。






被災地が大変なのは当然です。
実際に自然の無慈悲な驚異にいやと言うほど晒され、
全てを奪われ破壊された人が嘆き悲しみ、恐怖し沈むのは止むを得ないことです。

我らが今すべきことは…
被災地の人々を励まし支え、ふたたび自分の足で立つ手助けをするのが
同じ日本国民の務めです。


しかし…大きな被害のない首都圏まで沈んでいます…。
本来勇気をもって先頭に立たねばならない人間が沈んでいるのは
私はあまり良いこととは思いません。





闇は怖いです。
それは単純な灯りに対するものではなく、
人が生きていく道に影をさし、行く手を見えなくするものこそが真の闇でしょう。

でも…闇を照らすのは灯りではありません。
エネルギーやその浪費は本当に闇を照らすことは出来ません。
今回、それは証明されてしまったと思います。
この世の闇は、照らしても照らしてもその先を黒く塗りつぶしています。

それでも闇に屈せずこの世を照らすもの…
人の行く先に横たわる闇を照らし、人に光を与えるのは
人が前に向かい生きていく力そのものです。




太古の洞窟で闇を恐れて丸くなって震えている存在に再び戻ってはいけないです…!

それは人類の行く先に、最初に小さなかがり火を灯した人の行為に対する裏切りです。

怖くても勇気をもって前へ進みましょう。

その頑張りが少しずつ皆の行く先を照らしていくと思います。



人の瞳は背中ではなく前に付いています。
後ろに進むようには出来ていない、前に進んでこそちゃんと歩いていけるのです…。





皆さん、頑張りましょう!!


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【無事終了】東京とびもの学会

2011年03月21日 18時35分58秒 | 【同人】お知らせ+その他


昨日、東京板橋のハイライフプラザ板橋にて開催された
「東京とびもの学会」ですが、無事直参終了いたしました。
当サークル「TE航天」にお越しくださった皆様、
また「航天少女」をお買い上げ下さった皆様、
本当にありがとうございました。





震災の余波で、必要以上に世の中がしょんぼりしている昨今です。
同人誌即売会も会場施設などの支障で開催中止や延期が相次ぐ中、
無事に「東京とびもの学会」が開催されたことは
非常に喜ばしく思います。

こういう時だからこそ…
みんなが元気になれる交流や楽しい時間が必要なんだという想いが
会場には溢れていたと思います。

甚大被災地では、まだ救護・復旧がままならない地域もあります。
また「とびもの学会」にも震災影響で欠席された方も多々いらっしゃいました。
しかし、元気を出せる人は元気を出し、楽しめる状況にある人は
大変な人の分まで楽しんで、そのエネルギーを回り回って祖国に還元できれば
結果として日本を元気付けることができると私は思っております。

そういう場にサークルの一員として参加できたことを
先ずは喜びたく思います。





イベントですが、先ず感じたのは「フツーの即売会じゃない!」ということ。











本やグッズを売っているのは勿論なんですが、
その場の全ての状況が超カオスなんです(^^;)

はやぶさコスの美少女やメイドさん、白衣さんや兵隊さんが会場を歩きまわり、
その上空をラジコンヘリとか飛行機とか飛行船とか人工衛星とかが飛び(歩き)回り
謎のお宝グッズが会場のいたるところに並べられ、
壁面に設置されたスクリーンにもお宝映像ががしがし流され、
年代もののPCから懐かしのMIDIサウンドが流れ出す…という
全ての事象を列挙するのが困難な超カオスイベントでした♪

昔の即売会はこういうカオスっぽい空気が濃かったのですが、
最近は何かドライになってしまって、寂しく思っていた一人です。
(今の同人はプロ予備軍的な技術と実績ベースの話ばかりで…)
そういう意味では昔懐かしい、良い意味でオタクらしい雰囲気がいっぱいで
非常に楽しい時間を過ごすことができました。

また興味深かったのは「人がどんどん増える」ということ。
基本的に同人誌即売会は朝一番にお目当ての大手サークルさんに人が殺到して
その後はどんどん人が減っていくパターンですが
このイベント、帰る人がほとんどいないんですね(^^;)
最後の頃はホールが人だらけで何が何だか(笑)
閉会後の懇親会にもほとんどそのままの人数が参加するというカオスぶりで
最初から最後まで楽しまさせていただきました!




実は今回のイベント…かなりの緊張の中で迎えておりました。

冬コミで想像をはるかに超える反響をいただいたものの、
宇宙服少女という内容が、また「航天少女」という冊子がどうなのか
一回だけではつかみきれないという気持ちがありました。

また…正直に申しまして、先の冬コミでは常連の読者様に
かなり助けられた部分があると思います。

今回の「とびもの学会」ではそうは行きません。
また”オンリーイベント”です。
その方面に目の肥えた方しかやってこないイベントです。
果たしてそういう目の肥えたシビアな選択眼を持つ方々にとって
今の自分の現状がどう判断されるか…緊張しておりました。



結果から申し上げれば、「出来すぎ」でした。
持って行った「航天少女」とペーパーは全て頒布することが出来ました。

イベントの規模と、自サークルの知名度を考慮し、
持込数が少なかったこともありますが
「そうさく畑」や「メカニックギア」での既存実績からすると、ほぼ倍です。
イベント規模に明らかに合わぬ出来すぎの結果でした。

またいろいろお褒めいただいたり、アドバイスや今後の展開、
作画時の工数や工夫の話などについて
いろいろお話いただいたりすることもできました。
また宇宙服や宇宙機萌えについて盛り上がることも出来ました(^^;)
最近はなかなかスペースでのんびりお話も出来ないのですが
そういう時間が多かったことを嬉しく思います。


この程度で…というのはおこがましいのですが、
「これからもこのジャンルで活動しても大丈夫かもしれない」と
多少は安心することが出来ました。



まだまだ拙い当サークル、そしてさらに拙い”スペースプロジェクト”ですが、
前回、そして今回のご厚遇に報いる意味でも
より良い作品を生み出して、読み手と書き手が共に喜び合える場所を
作り続けていけるように頑張ります!


昨日は本当に楽しゅうございました!
そしてお世話になった皆様、本当にありがとうございました!!



次の「そうさく畑」も頑張るぞ~!



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