先週末は天浜線の旅に行ってきました。
天候にも恵まれ、楽しく有意義な旅になりました。
あと現地や復路でご一緒してくださった方々にも
御礼申し上げます。
ありがとうございました!
昨日は一日休みでした。
ゆっくり寝て起きて、
往復を走ったやす2000の走行後点検と清掃をして、
写真なども整理しておりました。
本当ならこの日記も昨日書けたんですが、
何故か何もしてないのに眠くなってしまいまして、
今日になりました(^^;)
天浜線の旅日記はまたあらためて…。
今、文章を書いて写真を用意しております。
天浜線は一言で言えば「お伽話の鉄路」でした。
昭和の風景が今も残る…。
それは意図して残し再現されたものではなく、
当時の姿で今に生きている…そんな感じを受けました。
隣を走る大井川鐵道もそうなんですが、
実はこの静岡の二つのローカル線の魅力は
「古き良き時代の鉄道風景」だと思います。
ただそれをSLなどを用いて分かりやすく売りにしている
大井川鐵道に対して、
こちらはそういうものがないおかげで
さらに落ち着いていて、情緒深い感じがしました。
自分的にはお気に入り路線がいくつかあるんですが、
この天浜線は間違いなくベスト3に入ります。
今まで行った路線だと山陰線、花咲線、外房線がベストでしたが
それらに負けない味わい深い路線でした。
登録有形文化財になっている古い駅舎や施設も素晴らしいですけど
まっすぐな土の築堤を走る時間もステキだし、
交換可能駅のY字分岐器も素晴らしいです。
地方線ではよく見られた光景ですが、
昨今のJRでは駅舎は何の遠慮も無く壊されてしまいますし、
残してもお飾りか形だけ似た商業施設です。
また分岐器や築堤なども高速化で重軌道化や一線スルー形式が増えたり、
そもそも合理化で棒線化されたり付け替えられたりで
そういう原風景はほとんど見られません。
あと鉄道施設を抜きにしても田園から山間、湖畔から街中、
山あり谷あり、鉄橋ありトンネルありの
まるで「汽車ぽっぽ」の歌の世界です。
東と西で全く風景や印象が変わる面白い路線です。
目立つ観光施設にしか興味が無い人には単なる田舎鉄道でしょうけど、
往年の鉄道やその旅に関心や愛着がある人には
間違いなく最高の鉄道路線だと思います。
今回2日間かけて味わった訳なんですが、
いろいろ見て歩いて、とても2日じゃ回りきれない路線でした。
もちろんまた来たいし、行くつもりです。
ささやかながらサポーターズクラブの会員にもなりました(^^;)
残って欲しいし残したいから。
最後に特に印象的な風景を挙げておきます。
桜木駅で列車が来た時に駅員さんが改札口からホーム側に立って、
お客さんの切符を受け取り、来た列車の運転士さんに挨拶をする光景。
この光景は駅員さんがいる駅ではどれも見られました。
もう一つは天竜二俣駅のホームです。
古めかしい屋根に行き先と番線をかいた札が下がり、
上りと下りにきちんとホームが別れて、構内踏み切りがあります。
列車が来た時に駅員さんと交代する運転士さんがホームに立って、
ちょっと長めに停車する姿はまさに往年の鉄道です。
良かったらいろんな人に見て乗って欲しい路線に思います。
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