12345・・・無限大  一粒の砂

「一粒の砂」の、たわごと。
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斜視の2回目の手術後の経過

2011年11月09日 04時54分57秒 | Weblog

これまで都合2回の斜視の手術を受けた。その経過は次のとおりであった。

経過1;昨年の12月に左目の手術をしたが、術前のズレがひどかったため、最終的にズレが10度ほど残った。

(手術直後は4度のズレだったが、次第に増加し春頃には10度くらいにひどくなった。)

写真のオレンジ色の範囲がその時の視野で、10度の矯正レンズを着けてどうにか見える範囲であった。

 

非常に狭い視野なので足元が定まらず、真っ直ぐに歩くことが困難だった。当然だが、足元がほとんど見えないので躓く・踏み外すなどが多発し非常に困った。自然と外出が最小限になった。

 

経過2;10月の31日に、右目の手術を行った。残りの10度のズレが完全に解消し、矯正レンズ無しで見えるようになった。写真の青色の部分がその範囲である。これでかなり安全な生活が出来るようになった。

 

中心線から右の部分が見えないのは、右目が右外に動かないためで、これ以上如何ともできないと医者から言われている。

 

斜視が起こったのは、「眼筋麻痺」のせいである。脳腫瘍・脳出血・脳梗塞・重症筋無力症・神経関係の病気などが原因で眼瞼麻痺が起きるというが、小生の場合には何が原因かは結局判らず仕舞いである。

 

左目の麻痺も結構ひどく視野が狭くなっているが、右目は右外方向には全く動かないという激しい状態で、写真のように右半分の視野をほとんど失った。

 

それでもかなり視野が回復したので、あとは頭の位置を動かせばかなりの視野がカバー出来るようになったので有難い。

 

ここまでは、静的視力の話である。別の問題は、動的視力である。

人が歩くと頭は揺れる、この時、両目はシンクロナイズして動き、同一目標を上手く捉え、両目の映像が一つになるように目の位置を瞬時に制御しているのが正常な人の場合である。

 

しかし、小生の場合には、左右の目がちぐはぐに動くため、左右別々の映像を結んでしまう。このため映像がずれて、何を見ているの判らないという現象に悩まされているのである。2回目の手術でかなり改善したが、大きな頭部の揺れには追随できないのである。

 

具体的には、道を歩いているとき自動車のナンンバープレートを読むことが難しいのである。同様に、人の顔を正確に見ることが難しいので、歩きながらでは相手が誰であるかを把握することが出来ず、挨拶もしないという失礼を起こさなければいいがと危惧してい。

 

それでも、現在到達可能な最良の状態であることには間違いない。この状態が少しでも長く続くように祈るのみである。