次の写真は、この方角から顔をアップで撮影した写真が無いので、インターネットより引用しました。少し雪があるので冬の頃の写真だと思われます。
韓国・全羅南道・和順にある雲住寺の巨大な夫婦石仏に重点を置いたビデオに再編集したのでご紹介する。
以前、この寺に関する全てを8分程度のビデオにし、それをご紹介したのだが、今回はこの巨大石仏が後半を占めるように短くしてみたものである。
小山の山頂の岩を削って造った巨大な夫婦の石仏は非常に珍しい。インターネットで調べてみても、夫婦の石仏はほとんど出てこない。
寝たような格好になっているが、岩の形から仕方なく寝たように造られたのであり、本来の作者の意図は立像だったのであろうと思っている。(足元の衣のひだが水平方向になっているので、このように思ったのである。)
このお寺の石仏は、全て素朴な造りでほのぼのとした温かみがある像ばかりである。思い切って、巨大石仏に絞ればもっと焦点のはっきりした短い作品になるのだが、その愛らしい石像を別にすることが出来ず、中途半端な長さの作品となってしまった。
追記;
この広大なお寺の観光時間が1時間だったのは、ツアーの宿命である。本命の崖下の石仏群は精密写真撮影中で人と足場に邪魔され思うように撮影できなかった。
それで第二本命のこの巨大夫婦石仏に的を絞って、別行動しグループに先行してこの石仏まで息を切らして山を登ったが、それでも10分くらいの撮影時間が確保できたのみだった。後から見直すと、水墨画に起こすにはいささか詳細が不足であることに気がついた。