12345・・・無限大  一粒の砂

「一粒の砂」の、たわごと。
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でもどり

2013年06月20日 17時53分32秒 | 肺がんと脳梗塞

「でもどり」という言葉を辞書で引くと、「出戻り」と書くことが判る。そして意味は、

1)結婚した女性が、離婚して家に帰ること。

2)一度出た職場などにもう一度戻ること。

3)出航した船が、出た港に引き返すこと。 

この言葉に対応する「類語」を調べると多数出てくるが、もう一つぴったりの言葉を見つけることが出来なかった。

 

なぜこの言葉を調べたかといえば、この癌病棟では、ほとんどの患者が「出戻り」患者であるということに、驚いたからである。

 

小生は、初めての治療だから、いわゆる「初心者患者」に過ぎないのであるが、他のほとんどの患者さんたちは、「半年前入院」、「1年前・・・」、「1年半前・・・」、「2年前」・・・とにかくきりがないのである。さらに、驚くのは「1年半で6回入退院を経験した」などという猛者もいるのである。

 

言い換えれば、がん治療が如何に難しいかを言い表しているのである。

小生も、これから何度入退院を繰り返さねばならないのだろうと、憂鬱になるのであるが、これも定められた運命である。

 

早期発見・早期治療で完治すれば一度の入院で済むのである。とにかく、こまめに検診を受診することが、何より大切である。

読者諸氏よ、是非検診を励行されるように!


いがぐり頭

2013年06月20日 09時30分41秒 | Weblog

抗癌剤投与後2週間目くらいになると、白血球が、千台近辺まで下がっているので、感染症の予防に注意が必要となる。しかし、これは決して悪いことだけではない。この次にくるのは、そろそろ白血球が増え始め、続いて退院が近いということでもある。白血球が、三千位にもなると退院なのである。6月は最終回の投与であるので、これで当面の治療は終了するのである。 

退院後のことで一つ考えることがある。それは髪の毛のことである。現在は完全なスキンヘッドである。三日に一度くらい、電気かみそりで頭をなでて伸びた髪の毛を刈り込んでいるのだが、それをどうするのかということである。 

抗癌剤の副作用で抜けている体毛はそのうちに生えてくると聞いているのだが、数ヶ月は少なくともかかるのであろうと思っている。

 このままスキンヘッドを続けるのは、三日に一度の刈り込みが必要である。これはいささか面倒である。 

次に、元のように長髪にする案が最も一般的なように思える決して悪くはないのだが、ありきたりなように思えてきた。

 

そこで思いついたのが、「いがぐり頭」である。小学生の頃の丸坊主というやつである。

長所は、手入れがいたって簡単そうである。物は試しにと、これを試みる気になってきた。

 

以前、「いがぐり頭」についてこんなことを書いた。 

抗がん剤治療をすると、必ず全身の体毛が脱落する。・・・(中略)・・・だいぶ髪の毛をはじめ、眉毛その他の体毛も抜けてきたので、とりあえず頭を理髪店で「いがぐり頭」にしてもらった。それに伴って、感じてことを列記している。 

1.71歳の爺さんであるが、不思議なことに小学校の卒業アルバムの顔に実に良く似ていることを発見した。まさに、三つ子の魂百までもである。 

2.小生のような老人斑が頭部にもひどく出来ている場合には、実に見苦しい、これが問題だ。 

3.暑さ寒さに敏感になりそうである、これも問題。 

4.頭の手入れは簡単である。 

5.それなりの帽子を手当てする必要がある。 

6.総じて、実に男らしくて気に入っている。

 

 


6月19日退院しました

2013年06月20日 09時17分03秒 | 肺がんと脳梗塞

抗癌剤治療の1kur(クール)が終わり、退院しました。これで当面の治療に類するものは完了です。7月上旬に治療結果の確認のために検査があります。

 

この検査で、脳への転移がなくその他の部位にも癌の残留が認められない場合には、抗癌剤が届かない脳への転移予防処置として、脳に対する放射線照射を行うと聞かされている。

 

これに要する期間は、おおよそ2週間くらいとのことである。これがある場合には、7月も入院生活が続くことになるが、より希望の持てる方向の入院なので有難いと考えている。

 

万一、どこかに癌が残っていたり、転移しているような場合は、それに対して適切な処置があるのだろうから、それも仕方がないと諦めるしかないのである。