「花といえば伝統的に桜を言う」と俳句教室で教わった。例句も大変沢山出ている。
当然「花」と「桜」は、同じ「桜」の季語である。如何ように使い分けるかは、よく知らない。
桜の季語は多数で構成されてる。そして例句も非常に多い。
桜、糸桜、大山桜、富士桜、豆桜、霞桜、嶺桜、深山桜、丁子桜(ちょうじざくら)、牡丹桜、里桜、染井吉野、朝桜、夕桜、夜桜、若桜、老桜、桜狩、姥桜、桜月夜、夢見草
これらが、桜の同族の季語である。
何か判らない季語もある。それらは使いようもない。
1.さまざまの事思い出す桜かな 芭蕉
2.ゆさゆさと大枝ゆする桜かな 村上鬼城
3.したたかに水をうちたる夕さくら 久保田万太郎
4.夕空に寂しく咲ける桜かな 日野草城
5.光陰のやがて薄墨桜かな 岸田稚魚