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柳生の里ウォーキング!

2007-09-24 18:57:22 | ウォーキング
連休の中日、奈良の柳生の里までひとりウォーキングをして
きた。
JR関西線の京都府下笠置駅を10時25分にスタート。通常
柳生の里へは奈良からのコースが一般的だが朝、ゆっくりし
たくて距離の短かい初めての京都側から歩くことにした。


電車を降りたハイカー風の何グループか、駅前からそれぞれ
の方向を目指して歩き始める。
予想に反して?快晴。暑くなるぞ !
午前中の目標は、ゴールを柳生藩家老屋敷、12時とする。
これならのんびりと歩けるだろう。
静かな笠置の古い街並みを走る県道を進む。


しばらく歩くと街並みの途中で県道から東海自然歩道へ進む
道があるが、打滝川に沿った県道を歩くことにする。
しかし、暑い。とにかく水分補給と心拍数をチェックしながら
進む。ずっと登り坂だが、この程度ならなにの問題もない。


歩道のない県道はこわいが、曲がりくねりながら上っていく
道は、意外と好きで、エクササイズウォーキングには格好の
道だ。速歩とスローウォークを交互にトレーニング。


上り続けてきた京都府笠置町はここまで・・振り返ると


ここから奈良県。


右側に石の道標、従是東奈良縣管・
従是東大和国と彫ってある。


奈良県に入るとすぐに柳生の里の大きな立て看板が見えて
きた。11時12分。上り道はここで終わる。


ここを過ぎると東海自然歩道と合流し、のどかな風景を楽し
みながらすすむ。夫婦づれらしい2人と年恰好の不釣り合い
な二人ずれを追い越して行く。花の写真が撮りたくて、つい
ついまわり道するのだが、後をつけてくる夫婦らしき二人ず
れにはまいった。
柳生の里は、すっかり秋景色あちこちに咲き乱れるコスモス
や少しずつだか彼岸花もきれいに咲いていた。
柳生の秋・・・みーつけた!







11時34分、十兵衛杉が真下から見えるところに着いた。
急な坂道を登っていくと十兵衛杉の下に行く。何度かの落雷
に次ぐ落雷で、昭和53年に枯れたという。樹齢350年。
いまは枯れ木のまま、柳生の里を見下ろすように立っている。


一本杉から向う正面に見えるのが古城山。元弘の乱(1331)、
柳生永珍がこの山にたてこもり、後醍醐天皇が潜幸していた
笠置山南部を守ったところという。


11時45、目標の柳生藩家老屋敷下に着いた。予定時間よ
り早いゴール。それにして、その大きさに驚く。



家老屋敷の玄関。当時の建物が残っている家老屋敷の規模
には驚いた。 柳生藩の家老、小山田主鈴の旧邸。主屋は、
ほぼ創建当時の姿をとどめ、奈良県では唯一の武家屋敷の
遺構らしい。縁側に女性のグループが幾組か坐りこんでいて
いい場所から庭の風景が撮れなかった。ぺちゃぺちゃおしや
べりばかり、静かにせんかいい!と心の中で叫んだ。
表門

表門から主屋がみえる

主屋の全景

主屋の玄関

籠、米、長持ち等のある土間、居間

別座敷、殿様が停まったところ、柳生焼の器

パンフレット


縁側がダメだったので家老屋敷を出て、前にある小さな休憩
所でしばらくゆっくりとする。これからのコースと時間の確認。

宮本武蔵や荒木又右エ門、柳生十兵衛が、歩いたのだろう
道をしばらく散策。

石畳の道を高台にある柳生家の菩提寺の芳徳寺を訪ねた。


柳生但馬守宗矩が亡父柳生石舟斎宗巌の菩提を弔うため、
沢庵禅師を開山として開いた寺で、 柳生家代々の菩提寺と
なっている。ここは、春の桜、秋の紅葉が美しいそうだ。


柳生本陣跡 柳生宗矩が芳徳寺を建てた後、引き続きこの
地に柳生本陣として三年の歳月をかけて建てたもの。


ここで遅めの弁当を食べる。

柳生の町並み・・・十兵衛という名の看板が目につく。
バス停は写真右側。突きあたりが柳生駐在所で左に曲がる
と春の坂道の蔵元がみえる。


寄ってみたかったのが春の坂道をつくっている造り酒屋蔵元
さん、あったあった!!300年の歴史の錦生醸造さん。


奥さんが冷やしてあった三種類の試飲をすすめてくれた。
後半のウォークが残っている、お酒は厳禁!のはずだが、み
たら、やめられない、とまらない・・つまみまでいただいて。
とうとう、柳生錦、柳生錦ゴールド、春の坂道、おちょこ二杯
ずつ!!奥さん、飲みすぎてごめんなさーい。
「柳生錦」は、柳生一族の御用酒として醸造されたのが始ま
りで「故郷に錦を飾れ」という思いから名づけられたという。


飲んで買わないわけにはいかない。わかってはいたが、仕入
れた背中のお酒「十兵衛」は、後半の東海自然歩道のアップ
ダウンの道、おもりを背負って歩いたみたいで、こりゃ効いた。

柳生の里の秋、おだやかなたたずまい


途中で着替え。
心拍数をきちんと測りながら自然歩道を楽しく進む。ブルーシ
ートが目立つあたりは笠置の遺跡発掘調査が行われている
らしい。



笠置寺、せっかくこの自然歩道を来たのだから、ここはみてお
きたくて、しばらく考えたが、時間がかかりそうなので今回は
パス、ちょつと思いを残すことになった。


東海自然歩道から、降りていくふもとの笠置の町、この急な
下りはきつかった。この道を歩くなら逆コースで登ってきたほ
うがいい。


15時35分、出発の笠置駅へゴール、いい一日だった。
歩数計で約15キロ。



今日のコース 9月23日(日)柳生の里ウォーキング
JR関西線京都笠置駅→阿比の石仏→十兵衛杉→旧柳生藩家老屋敷→芳徳寺→旧柳生藩陣屋跡→春の坂道蔵元→東海自然歩道→笠置寺→笠置駅 約24,000歩 15キロ