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おおやまざき散策ウォーク。

2012-06-06 23:01:03 | 輝いて生きる
所属しているスポーツクラブのウォーキング・イベントに参加した

集まった参加者を見てほんとうにびっくりした(大袈裟ではない)
20名余の顔ぶれに、男性はスタッフの一人と夫婦参加の旦那
と自分とたった3人だけ!

いつもジムでウォーキングやランニングをしているおじさんたちが
参加するものと思い込んでいたので集まったおばさん軍団を見て
・・・えらいことになったなあ
今日は一日、大阪のおばちゃんに遊ばれる!

どこかで途中下車して逃げ出してやろうかと弱気の虫が騒いだ
阪急京都線大山崎駅(京都府)に着いたらちょうど11時だった


最初にガイドさんに引率されて大山崎町歴史資料館へ行った
もう逃げ出せない!
よし、今日は最後尾、アンカーをつとめてやろうと腹をくくった!

大山崎は、明智光秀と豊臣秀吉とが戦った山崎の合戦でよく知
られ背後の天王山が戦いの舞台だったことから天王山の戦いと
も言われている


勝ち負けを決める重要な時を「天王山」と例えられるが、ここから
来ているらしい

天王山高さ274メートル、阪急大山崎駅から

目の前には桂川と宇治川と木津川の三川が合流し淀川になる位
置にあり古くから交通の要所として栄え、また、戦略上の重要
地点として歴史の重ねてきたところでもある

資料館で説明を聞き、次の目的地であるサントリー山崎蒸溜所
をめざしてウォーキング、快晴の昼前、気温が上昇して暑い!

途中でJR山崎駅前にある妙喜庵の前を素通りしたが、ここは
千利休作の現存する唯一の茶室で国宝の待庵があることで知ら
れているが、見学は予約制のため入口をのぞくだけでバスした


JR線のガード下を通り抜けて新緑に包まれた天王山のふもと
サントリー山崎蒸溜所へ歩いて昼食前についた


ここは大阪府島本町、このあたりは日本名水百選のひとつとして
知られている名水の里、ウィスキーの蒸留や、古くは利休も好ん
でこの地でお茶をたてたと言われている


名前を聞けばなつかしいトリス、角瓶、オールド、ローヤル等を
生んだのもこの地の名水を抜きには考えられないのだろうと思う

いつも電車から山崎蒸溜所を見ていながら、なぜか、ここだけは
来たことがなかったので今回の見学はいいチャンスとだと思った
もちろん、試飲も楽しみに!


これまで日本酒やビール工場の見学は何度も楽しんできたが、
こんなにアルコールの匂いが強く漂っている現場は初めてだ

ウイスキーは貯蔵年数が経っているものほど値打ちがあるとよく
いうが、貯蔵庫には年代別に大量の樽が保存されていてその景
観がまたすばらしかった


あらためてウィスキーづくりに時間がかかることがわかった


7000本の原酒やウィスキーがずらりと並んだウィスキー・ラ
イブラリーも圧巻で、まるでウィスキー美術館の想いがした!


楽しみにしていた試飲は三種類ができてさすがにおいしかった!
女性群には酒豪がいて午後からウォーキングがあるにも関わらず
ロックで飲んでいた
それでも最後までケロリとしていたからすごい!


こちら試飲した


ひと通り見学を終えて昼食予約場所へ移動するウォーキング中
にジムでみかけるお年寄り(85歳の女性)と話していたら、この
人がただ者ではないことがわかってきて思わず姿勢を正した

いつ、どこに、どんな人と出会うかもわからないから、油断して
接してはいけないとしみじみと思った

あんなお年寄りが、よく筋トレをしているなあと感心はしていた
けれど、その人が、まさか・・・
阪神大震災でも大変な被害を受けて大阪に転居してきたそうだ


これからジムであのご婦人に会うのが楽しみになった
写真を撮ってあげたのでプリントしてプレゼントしたい!

食事をした料理旅館での自己紹介は楽しく面白く盛り上がった
ここでも驚いたのは向かいの席の女性は昭和8年生まれ、同じ
くらいかなあと思っていたのでこれまたびっくり!

自分より年長者が多くて大半の人がプール組で面識がなかった
ジム歴も10年以上という人がほとんどでわずか7ケ月の自分は
なにもいうことはなし
それでもボケとツッコミで相手をしてくれる大阪のおばちゃんは
気兼ねなく親しくなれて、楽しくて、最後までよく遊んでくれた

遅い昼食の後は、アサヒビールの大山崎山荘美術館へ向かった
JR山崎駅の近くから天王山への登り口の急な上り坂を行く
ウィスキーの試飲と弁当の後で高温の登りはきつかったと思う
ここは何度もきている道だから勝手に好きなように先頭を歩いた


サントリーからアサヒビールというのも面白い組み合わせだが
大山崎山荘の美術館は初代朝日麦酒社長の山本為三郎さんの
コレクションが所蔵されていて、とくにクロード・モネの「睡蓮」
が有名でこの美術館のファンは多い


安藤忠雄さんによる新しくできたスペース「夢の箱」の完成を
記念して今日から「美の再発見」展が始まっていた
ラッキー、もちろん会場をのぞいてきた


庭にも睡蓮の池があって今日も可憐な花をみることができた


かっては合戦があった天王山の中腹にたたずむ山荘の美術館は
心地よくてゆっくりとくつろぐことができた    


テラスではおばちゃんの指示?でコーヒーを飲みながら下界の
風景に見とれていた

三川合流地点、右の向かいが石清水八幡のある男山


距離はわずかだったが、人生経験の豊富な人たちとの
出会いは新鮮なひとときだった
企画をしてくれたスタッフに感謝したい。

現地で解散して阪急、JR組にわかれ戻ってきた。



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2 コメント

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山崎!? (スズラン)
2012-06-07 09:34:02
雲が天王山に吸い込まれているような
天王山の風景写真、すばらしい写真ですね。

山崎~~??????
う~~む・・・
ほかにも聞き覚えがあるような・・・
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山崎!? (2) (らんさんです。)
2012-06-07 14:26:14
聞き覚えがあるような、親戚のような、気がして、しっかり試飲してきました。

ビールよりハイボールにして、せっかく、更地にした三段腹畑が復活しないように夏場対策したいと思います。
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