龍体力学覚え書き

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女子MGCを予想してみる

2019-09-11 18:37:11 | days
たとえばMGCの結果がどう出るか。それを予めあれこれ考えるのはやはり楽しい。

競馬と同様に様々な予想ファクターはあると思うのだが、単純な実力の比較検討ではオーソドックスすぎて面白くないわけで(スポーツマスコミと、その忠実な受け手がやればいいだけ)、競馬を考える上でも血統要因や季節的要因はあるし、さらには「戦歴」を加味する予想方法も存在する。もちろん背後関係を妄想する方法論まで。

一応競馬歴の長い人間として(トータルじゃ負けてるけれどもさ、局地的に大勝した記憶がいくつもあればやっていられる)、そういった競馬をする際の様々なテクニックを総動員して今回のMGCを予想してみたい。

まずは女子篇。

競馬でも重要な戦歴論から入ると、オリンピックのマラソンの日本女子のメダル獲得実績は、

有森裕子:銀1、銅1(岡山)
高橋尚子:金1(岐阜)
野口みずき:金1(三重)

サンプルが少ないので陸上の世界選手権でのメダル獲得実績まで広げると

山下佐知子:銀1(鳥取)
浅利純子:金1(秋田)
安部友恵:銅1(大分)
鈴木博美:金1(千葉)
千葉真子:銅2(京都)
市橋有里:銀1(徳島)
土佐礼子:銀1、銅1(愛媛)
野口みずき:銀1(三重)
尾崎好美:銀1(神奈川)
福士加代子:銅1(青森)

こうしてみると、世界選手権のメダル獲得者は結構多い。世界選手権の開催時期が毎回夏かどうかは知らんが(開催間隔も短いけれども)、競馬格言の「夏は牝馬」が、日本の女子マラソン界には見事に当てはまっていそうである(夏の世界レベルの大会では、男子よりも女子の方がメダル確率は上だったという意味で)。

まあしかしそれも、アフリカ勢が台頭する前。現状では厳しいものと思われるが・・・。

でもって有名な夏のマラソン大会といえば、北海道マラソンである。気象条件が微妙に毎年異なるであろうが、北海道マラソンの歴代優勝者で上記の五輪&世界選手権のメダリストの中に名前があるのは、有森さん安部さん千葉さんの3人。しかも千葉真子さんは3度優勝。

この戦歴が活用された時期は2000年代前半までと、最近のトレンドからするとやや弱い面もあるのかもしれないが、戦歴として西日本出身者の北海道マラソン優勝実績というのは、傾向として無視は出来まい。

となると、今回の女子MGC出場選手12人の中で、兵庫出身の前田穂南さん(2017年優勝)と愛知出身の鈴木亜由子さん(2018年優勝)は、アドバンテージを持っていると言える。

どうせなら、戦歴的に実績のあったルートの選手を送り込みたいではないか。

そして上記のメダリストの羅列を眺めてみると、西日本の太平洋岸から瀬戸内地域、内陸の岐阜まで、夏に酷暑に見舞われる選手があきらかに多い傾向(東北の2人を除く)。そのわりに南九州がいないのが意外。穴馬?として考えていた鹿児島出身の2人(上原さん、一山さん)への印が難しくなる。

さらにある程度の割合でくくれる条件を独断と偏見で列挙していくと、瀬戸内海文化圏の岡山、徳島、愛媛、大分といるのが目に付く。

そしてメダル獲得実績こそないけれど、岡山の天満屋という実業団チームから妙にマラソンの代表に入りやすいという実績も、瀬戸内文化圏に枠があてがわれやすい?というジンクスと考えれば、天満屋所属の兵庫県出身・前田穂南さん推しによる配慮が厳然と働く線が濃くなってくるのではないか?

吉備王国復活を目論む勢力の影響下に、陸連幹部がいたし、今もいたりするのかも?という妄想を働かせたくなる・・・。

そしてもうひとつ目立つのは、言うまでもなく有森裕子さん、高橋尚子さん、鈴木博美さん、千葉真子さんの「小出義雄監督ブランド」。五輪メダル金・銀・銅各1を獲得。さらに世界選手権で鈴木博美さんの金と、千葉真子さんの2個めの銅メダルは小出監督により指導されていた時代のもの。

しかもまさにこの4月に小出監督は逝去されたばかり。

高橋尚子さんの現役時に小出監督の下でコーチをしていた人物が、現在日本郵政の指導者の任にあるということは、同社所属の鈴木亜由子さんにアドバンテージとして働く可能性は充分にある。

そう、胴元さんは時に時事ネタを仕組むのである。

何よりも、五輪女子マラソン金メダルは東海地方からしか出ていない。その可能性を追求したいなら、岐阜、三重と来て、次は愛知の鈴木亜由子さんでしょう(静岡の安藤友香さんという線もあるにはあるが・・・)。

よって競馬風戦歴論からの独断と偏見予想では、オリンピックの代表2名を確定させる今回の女子MGCは、1着2着を前田穂南さんと鈴木亜由子さんが占める馬連1点で良いという結論になった。

いままでアシックスの薄型シューズを大会で履いて走っていると思しき前田穂南さんが、長身選手に有利という噂のあるナイキのヴェイパーシリーズを履きこなしてMGCに出てくることがあれば、脚部不安リスクがつきまとう鈴木亜由子さん逆転もあり!・・・と脳内で前田穂南-鈴木亜由子の馬単1点をたっぷり仕込んだつもりで観戦したい。

もちろんこれまで通りのアシックス使用なら印は以下。

◎鈴木亜由子
○前田穂南
▲安藤友香
△腹筋女

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