何処にでも 何事にも
表と裏があるよね…とか
そんなこと考えさせられた。
真面目に悩むと果てしなく
何が正しいのか答えが出せない。
そんな晴れない気持ちを引きずって
迎えた終盤、響いたのは、
感動を語る人の言葉。
何だろう…よく分からないけど
じぃんとなった。理屈じゃなくて。
たぶん自分は
正しいや間違いや、ではなくて
“心から好きな”なにかを
語る言葉が好きなんだろう。
まあ、やってみることかな。
答えは それから?
誰かじゃなくて
自分の目で見える範囲から。
ささやかな身の丈しか
持ち合わせていないけど
それでもいいかと思った。
最後には
希望、という声が耳に残った。
ちょっと重く。
でも現実のものとして。
あと、文化が受け継がれてない
という話にハッとさせられた。
あの訓練所では3ヶ月で
人が入れ替わるから…
という話だったけど、
私たちが暮らすところも
似てる部分あるかもしれない。
悩みには普遍的なものあるから
それこそ人生の先輩から後輩へと
繋がるものがあるはずなのに。
それぞれが独りで
真新しい荷を背負ってる感じ。
お下がりを受け継いでいるなら
誰かの背中を感じられるのに。
でも、演劇の
舞台を観ることを通して
共有出来そうな気がする。
疑似体験のように。
色々な違いを越えて。
そんなことなど
考えさせられる舞台だった。
初演は十年ほど前。
初めて観たけど
今な感じがしたかなあ。
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