8/14 映画「虹色はちみつ」上映会
アイレックス大ホールにて
丸亀港近くに架かる青い橋、
京極大橋がパッと映るところ
から始まった。
香川、琴平の印象的な
場所や風景もたくさん。
女子高生が、
ふと目にした気になる子ども。
出会いをきっかけに、
自分の過去も重なって。
家族の重いテーマに触れながらも、
人の優しさを感じられる
作品だった。
映画の中で流れる
音楽や歌も心に響いた。
映画に関わった人方たちの
ビデオメッセージや、
梅木監督のトーク
挿入歌の奥田さやかさん、
テーマソングの舞子さんの
生歌も聴けて
素敵な上映会だった❗
………………………
個人的には、
祭のシーンで
昔のことを思い出した。
鞘橋が架かる金毘羅宮神事場。
母の実家が神事場近くで
歩いて行ける距離だった。
そこで行われる10月の例大祭に
子どもの頃、
母と一緒に行っていた。
それが祭の雰囲気と
似ているなと感じた。
広い神事場には
たくさんの屋台が並び
提灯の灯りに照らされて、
幻想的な雰囲気でもあった。
確かそこで始めて神楽を見た。
幼い時に経験したり
目にした風景は、
意外と強く
残っているのかもしれない。
……………………
この作品は、
子どもの虐待に
繋がる問題にも触れていた。
そんな中でも、
親子の繋がりや、
それだけでない
周りの人の温かい関わりも
プラスに働いていると思った。
声をかける、それだけでも
なかなか難しいことかもしれない。
それでも、
時と場合によっては
その人の道を左右するほど
大きな意味をもつことも
あるかもしれない。
以前、
私の留守中に娘が家を飛び出して
水も凍るような日の夜
川近くの道でうずくまっていた
ことがある。
その時、車で通りかかった人が
家に帰った方がいいよと
心配して声をかけてくれて、
戻ろうと思ったのだと。
親子、家族だけでは
どうしようもない問題はある。
そこに人の悪意の手が伸びれば
きっとひとたまりもない。
私たちは自己責任の名のもとに
お互い頼らないことが
当たり前のように
なっているような気もする。
けれどそれでは、
つまずいてしまった時
挽回しずらいこともある。
そんな時、誰かの声や
差し伸べられる手があれば。
相手の為でもあるけれど、
広い意味では
自分も含めた多くの人の為でも
あるのではないか。
そんなことを
改めて考えさせられた。
………………
それにしても、
梅木監督の映画には
多くの人や様々な分野の人が
関わっているように思われる。
この人間関係は長年にわたり
築かれてきたものなのだろう。
奇跡の出会い…とも言われていたが
単なる偶然だけではなく
きっと土台になるものがあるはず。
それなくして奇跡はない。
これも大いに
学ぶべきことだと思った。
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