令和元年9月14日(晴れ)
今日も日中は暑い。朝晩は超寒いけどね。今日は朝一、仕掛けた罠に野良ネコが入っていたので、直接殺すのは気分が悪いので3kmほど離れた地域に放してきました。犬じゃないので地元には戻ってこないでしょうね。野良猫は結構、悪さをするんで皆から苦情も出ていたんでこれからも仕掛けますね。罠を導入したのは当地に狸が出て農作物に悪さして皆困っていたし、自分はトウモロコシ「未来」が根こそぎ遣られたんで頭に来たんで罠を購入したんですよ。
午前中はネギの掘り起し作業して2日分のねぎの堀取り作業をしました。一人百姓は全ての作業をしなければなりません。
午後からは掲題のJA主催のねぎの目揃い会に参加してきました。最初はいつも同じ内容なんだろうと思い参加するか悩んだけど、何か得られるものがあればと思って参加しました。最初は県の指導員の今年の気候や県域のねぎの生育状況や防除や薬剤の説明などもしていただきました。今年はお盆前の激暑とお盆過ぎの冷夏で激暑でねぎが休眠状態から冷夏で急激に成長を始めたことによる物理的、生理的に本体の成長が追い付かなくて襟割れ事象が当管内だけでなく他の地域でも起こっているらしい。
資料も毎度同じようなものでした。ただ、指導員が言うには当地は降雨が少なくて、激暑でネギの生育が遅れていてLサイス、Mサイズが中心と言ってましたけど、周りの農家さんに聞いてみたら皆さん、自分と同じでねぎが太り過ぎ、襟割れ、軟腐病多発が出ているということでした。アザミウマ被害も多発しているようです。
実際にサンプルねぎを見ながらの講習です。今回は結構な参加人数で隣の市の農業法人の方も参加していました。彼らは20代~30代で凄く若いグループが隣のJAではこういうようなイベントが無いということで7人参加しました。彼らのねぎの栽培規模は1.6haと言ってましたが、その規模で皆が生活出来ないですけど、他にも何かやってるのかな。当部会にも若い人が増えて市場関係者は喜んでましたね。
サンプルねぎはボケが凄くて市場関係者曰く全てB品て言ってました。ボケが凄くてサンプル間違いでしたね。
JAの職員が参考出品した葉もぐりハエの食害ネギです。さて、このネギを出荷するとなると格付けは何になるでしょうか?BL品ですね。外側の2枚は撤去しなくてはなりませんので残りは2.5葉になってしまうため,B品ですね。やはり、ボケが強いですね。
目揃会はこんなもんで目新しさも無いのですが、自分はそれ以外の目的も持って参加したんでここから自分のターンです。
県の指導員に個別にいろいろと聞いてみました。
⓵ねぎの基本的な播種数量は? ⇒ 一般的に2.5粒だそうです。エー、脱サラ後7年間ねぎを栽培していたけど,JAの担当者からも今までそんなことは聞いたことも無い。自分は2粒播きが標準だとばかり思っていました。しかし、読者の皆さんの言う通りでした。理由は太身を追求するなら2粒播きだけど本数確保と栽培の安定なために2.5粒が標準で早出しや太身を追求する場合のみ1.5粒や2粒だということです。自分の無知さ加減にガッカリ!
⓶アザミウマ対策 ⇒ アザミウマはネギの表面に居るだけでなく株元にも居るので防除するときは畝にも散布するように言われました。自分はこれが出来ていませんでした。
⓷播種時の裸種子かコーティッグ種子が良いか? ⇒ これは自分の質問ではなくてJA担当者が真空播種器が播種の精度が悪く導入を断念するという説明があった後、指導員が自分に向けての独り言でした。裸種子は発芽も不安定で2粒播きすると発芽不良で欠株する可能性が高い。なので2.5粒が妥当。裸種子を使用するより一寸高価だけどコーティッグ種子を2.5粒播きにしたほうが発芽率が安定しているし、播種時間も短縮できるのでそれを他のメリットに変えればねぎ1本あたりのコストが1円も上がらないという。なるほどと納得してしまいました。自分は単純な頭構造なので来年はコーティッグ種子を使います。播種器もあるしね。
その他にもいろいろと細かい内容を聞けて目揃いかいというよりも自分にとって凄い有意義でしたけど、主だった内容は以上でした。
目揃会はそこそこだったけど、その他にもニンニクの肥料の情報も聞けて、良かったですね。
明日からはまたねぎの出荷を再開しますよ。
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