本日開花なり

季節のうつろいの中で、日々健気に育っている大好きな植物たちの様子を綴っています

パンジー オルキブルーシェード

2009-05-05 | 1年草
No.453
10年程前、まだタネまき初心者の私が、こんなパンジーを本当にタネから育てられるのか~?と、カタログを見て半信半疑で注文したのが、「オルキブルーシェード」でした。
この花が咲いた時は、感動モノでした。
その感動が、私のタネまき熱に拍車をかけたのは言うまでもありません。

その後暫くこのパンジーはお休みしていましたが、久しぶりに一昨年タネを注文して、まいてみました。
ところが、ひとつも育ちませんでした。
初心者の頃でさえたくさん咲いたのに~タネのあたりが悪かったのかな…

再度昨年、冷蔵庫で保管しておいた残りのタネの一部をまきました。
他のパンジーやビオラよりも若干遅かったものの、ちゃんと芽が出てきました。

「タネの品質の悪さのせいにして、ごめんなさい」

一昨年は、私のまき方がそのタネの条件に合っていなかったから、発芽しなかったのですね。

昨年の8月28日にピートバンにまいたビオラとパンジーのタネは、16品種各10粒ずつ。
9月10日にポット上げしたのが114ポット、その後定植したのは90ポットでした。
毎年それぞれ10数粒しかまかないので、一袋30~60粒以上入っているタネは数年間利用することになります。

今年も昨年(こちらこちら)と同じ組み合わせで、いくつか寄せ植えしてみました。




同様の組み合わせでも、一緒に植えてある宿根草が生長していたり、切り戻ししていたり、またビオラにも個体差があるので、全く同じものとはならず、その違いも愉しんだりしています。




↓こちらも昨年同様「ビビ・ラベンダーシェード」と「ビビ・クリアオーシャン」の組み合わせですが、北側日陰部分なので、少し明るさを加えたいと思い「ビビ・クリアホワイト」を1株だけ入れてみました。




うしろの鉢は、全て昨年のこの2品種のこぼれダネから育った苗を植えたものです。
こぼれダネから育った苗をこんな風に利用したのははじめてのことなので、これも嬉しい一鉢です。

地植えで毎年利用していた「ブルースワール」と「スーパービオラターコイズ」の組み合わせですが、今年から1年草の地植え部分をほぼなくしたので、コンテナ植えで愉しんでいます。


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ハナミズキの咲く頃

2009-05-04 | 庭日記
我が家のハナミズキの花が、今年も咲いています。

でも、あの家のハナミズキは咲いていません。
そして、あの家の前を通ることも、めっきり減りました。

12年前ここに引っ越してきて、たまたま通りがかったお宅の庭の草花のあしらいが目に止まり、それからはそちら方面に出かける時は、大通りに出ず、狭い道が入り組んだそのお宅の前を通るようになっていました。
もちろん車ですから、植物たちの様子が目に入ってくるのは、ほんの一瞬、1、2秒の事です。
作り込んでいない、自然な雰囲気の宿根草の様子が、その当時の私の目にとても新鮮に映ったのでした。

春先のスイセン、夏のアガパンサス、秋の小菊…
毎年季節が巡ると同じ花が見られて、それらがとても待ち遠しくもあり、印象的でした。
でも何より愉しみだったのが、年々生長していくハナミズキだったのです。
手塩に掛けていることはその樹形からも想像がつきました。
見事な枝振りに見事な花付き、数年前からは冬に立派な雪囲いが施されるようになっていました。
ご夫婦揃っての姿が見受けられ、旦那様が花にカメラを向けていらっしゃた事もありました。

私がハナミズキを庭に取り入れたのは、以前から街路樹のハナミズキに憧れていた事もありますが、あの家のハナミズキの影響が大きかったことは間違い有りません。

が、去年のことです。
そのハナミズキの半分、すっかり葉が落ちている事にふと気付きました。
「虫でも付いたのかしら…」
それから間もなくのことです。
『売家』の看板に気付いたのは…

そして、やがてその看板も外され、予想通り、庭はコンクリートで埋め尽くされ、駐車場になってしまいました。
植物にあまり興味のない人だったら、あの庭を管理するのはきっと大変でしょう。
駐車場は、必要不可欠だったのでしょう。

家主と共に去った庭…
息づく庭の植物たちは、庭主を失うと、命を持たないモノと同じになってしまうのだろうか…
そんなことが頭の中をグルグル巡って、結局結論も出ず、心の中が空になる。

ハナミズキの咲く頃、これからは毎年私の脳裏に焼き付いた、あの家のハナミズキがよみがえることでしょう。

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スティックセニョール

2009-05-03 | キッチンガーデン
No.452
昨年、「趣味の園芸やさいの時間」を見て是非育ててみたくなり、8月28日にタネまきしたスティックセニョール。

側花蕾をたくさん収穫できてこそのスティックセニョールですが、結局大きく育った頃は気温も下がり日照時間も少なくなっていて、頂花蕾を収穫するのが精一杯でした。

この辺りだと、春まきしなくちゃいけないんですね~失敗。

連休は、夏野菜を植え付けるための準備で、畑を耕しています。



草を抜いた後、収穫を愉しめなかったスティックセニョールの花の写真を撮りました。
そして、数本切り取り、口惜しさ、申し訳ない気持ちを込めて、ムスカリと一緒に花瓶に挿しました。

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八重咲きのアネモネ

2009-05-02 | 球根草花
No.451
昨年はアネモネ(当初は球根を掘り上げていましたが、その後は植えっぱなし)の花数がかなり減り、今年も芽吹きが寂しい限りだったので、この秋にはまた少し球根を植えようかなぁ、と思っていた矢先、店頭でポット植えされたこの八重咲きのアネモネに出会ってしまいました。
そうなるともう秋まで、いや、来年の春までなんて待てやしませんので、お買いあげぇ~と相成りました。

傍らで一重の「アネモネ・デカーン」もひっそり一輪咲いています。



やっぱり、こちらの方が好みです。
もう少しだけ、ヒョッコリ花芽があがってきてくれると嬉しいな…

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クルシアナ レディージェーン

2009-05-01 | 球根草花
No.450
昨年の春、あちこちのサイトでこのチューリップを目にして、絶対秋には球根を植えようと思っていました。
こんな魅力的なチューリップの存在に昨年まで気付かなかったなんて、ホント、私の目は節穴以外の何者でもありません。

スマートなフォルム。
それに、ほどよい甘さのピンクと清楚なホワイトの花びらが相まって、何ともエレガントなのです。



蕾の頃はピンクの花びら部分がやや薄い茶色で、終盤パッと開ききった表情はまばゆい白さと、変化をも愉しめるチューリップです。

ぞっこん気に入ってしまったので、来年はもう少し増やすつもりです。

(撮影日4/25)

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