まだ続くのか・・・とお思いでしょうが、まだ続きます。
今度はインド・ガンダーラ美術。
「交脚菩薩像」(ハ゜キスタン。クシャーナ朝時代。2-3世紀)。
なんて美しい横顔!仏像と言うより、男前のギリシャ彫刻像みたいですね。この横顔を撮影した理由は、かなーり前に日本語を教えたスリランカ人のFさんと激似でビックリしたからです。Fさんは若い女性だったけど・・・。
正面はこんな感じ。イヤイヤ、正面から見てもFさんにしか見えないわ。
国立博物館による、仏像始まりについての格調高~い解説。
如来坐像。(パキスタン・ガンダーラ。クシャーン朝。2-3世紀)
ご尊顔ア~ップ!同じ像なのに、角度によって印象が様々に変わります。
お顔のみ。「仏頭」アフガニスタン・ハッダ3-5世紀

お釈迦さまが初めて仏法教義を説いたシーンの彫刻。足元の鹿はその場所(鹿野苑)を示し、車輪型の輪宝は「転法輪」の象徴なんだって。
(転法輪の「転」は教義を広めること。「法・輪」には複数の意味があって、①「法輪」とは教義を広める車輪の意味。②「輪」とは古代インドの投げる武器”チャクラム”のことで、輪の外側についてる刃はすごい切れ味らしい。そこから、僧の説く教義を信じれば煩悩が消されるという教えが人々に広まる様子を、パワーあるチャクラムにたとえたもの)。
これらも精巧な作りです。
そして偉大な業績を残した日本の大谷探検隊。ここの資料を見て、もっと知りたいと思った。
この時代にこの探検には、命がけの情熱が必要。
美しい大皿・・・。ため息が出るわ。
最後に出会った大きな仏像。「菩薩立像」。
「
東京国立博物館は、立地、建物、展示方法、職員の方等すべてが大変すばらしかった。また、値段がつけられないくらいの重要な展示品なのに、個人蔵や個人寄贈という作品が混じっていて、初めにそれを購入したコレクターの方の審美眼には恐れ入ります。
撮影禁止の表示がなければ基本的に写真撮っても良いというのも、ここのありがたいところ。こうやって後でシミジミ見る事ができて、さらに興味が湧くしね。もちろん展示物を傷めないよう、フラッシュ撮影は禁止。なのでちょっと暗めの画像になりますが。大きな博物館では世界的にこの傾向にあるらしいです。
ここの入場料はもっと高くても納得できそう。九州・東京の国立博物館へは行ったから、今度は奈良の国立博物館にいってみたいわぁ。