YUKI - OMOLOLA

MY DAILY LIFE

お友達同士

2015年12月29日 21時27分15秒 | サブちゃん

この間から、なぜか知らないネコちゃんがお庭にいる。ずっといる。

ちょっと怖いけど、ちょっと興味ある。見に行ってみよう、どんな子かな?


ふーん、ボクはこげ茶色だけど、あの子は薄茶色だ。


クンクン、クンクン。ネコちゃんのニオイがする。


ボクタチ、お目々の色も形もちがう。ほら。

 

お、振り向く動きがシンクロしてる。ボクタチ、気が合うねぇ。


うわぁ、ボクタチさらに一体化。


あ、ご飯の時間だ。ボクはお部屋でヌクヌク食べますが、ノラちゃんはお外。でもね、ボク病気だから一生味気ない療養フードしか食べられないんだ、クスン。その点、ノラちゃんはおねちゃん手作りのご飯なんだよ。今日はドライフードに蒸鶏を乗せたディナーとか言ってた。おねちゃんは、「これで二匹とも差し引きゼロでしょう」って言ってた。そんなもん?

 


ノラ君、がんばれ!

2015年12月29日 19時08分39秒 | サブちゃん

この薄茶色の猫は、6月15日の記事「モックンVs野良ちゃん」の野良ネコちゃんです。お庭まで来たけど、すぐにどこかへ消えて行った野良君。

それから半年後の12月5日。2階の和室で学校へ行く準備をしていた私は、何気なく外に目をやった。おや、何かが動いている。何だろう?よく見ると、あの時のネコちゃんだ。空き地をフラフラゆっくり歩いている。三本の足を使ってピョコタンピョコタンと苦しそうな歩き姿。地面に落ちている何かをクンクン嗅いで、そのまま、またよろよろと歩き出した。その姿に私の胸がドキンとした。

「右前足にひどいケガをしている!」

足を地面に付けない。こんな体でどうやってエサを探すのか・・・?それは不可能だろう。もし食べるものがなければ、怪我でじゃなくて飢餓で死んでしまう。さっきクンクン嗅いでいたものを確認すると、酔っぱらいの吐しゃ物であった。私が悲しくなった。それはエサにはならない。どうしよう。夏に最後まで見守れなかったノラネコ家族のことが思い浮かぶ。

「かわいそう、かわいそうではなくて、まず助けるんだ」

この薄茶色のネコちゃんはよく似た色の枯草の中にジッと身を隠し、寒空の下で固まっている。まず、空腹を解消しよう。すべてはそれからだ。私はすぐ家に帰り、夏に買っていた猫缶詰を容器に開け、走って戻った。野良ネコは、

「ハグハグ、ガツガツ、フウフウ」

すごい勢いで食べる食べる。今までに見たことがないほどのガッツキかた。どんなにひもじい生活をしてきたか、伝わってくる。誰もとらないから、ゆっくり食べよ。容器が空になったので家へ戻ろうとしたら私と並んで歩き始めた。ピョコタン、ピョコタン、ピョコタン。ここは駅前、送迎の車やタクシーが頻繁に行き来する。轢かれる危険性大。ついにウチまでついてきた。わかった、ケガが治るまでウチのお庭で静養しなさい。とりあえず安全な場所だから、心配しないで。

季節は真冬。刺すような寒さは健康体であっても堪えるだろう。ましてケガをしているのだ。ティーティーちゃんの残した犬小屋を使いなさいな。小屋の内側全面に段ボールを貼ってスキマ風を遮断し、分厚い毛布を畳んで入れてふわふわにした。地面と小屋床面の空間を新聞紙で埋める。小屋自体が吹きさらしにならないよう、使わなくなったピンクのコタツ敷きを全体に覆い被せ、未開封の園芸用土をバリケード代わりにして小屋を囲む。大きな出入り口から冷たい風が吹きまないよう、カットした段ボールを上下に貼って出入口の面積を縮小。仕上げに出入口にのれんを掛けました。うん、これで完璧。

右前脚からは出血はない。ひたすら痛そうである。ただ、爪は出たり引っこんだりするし、ブラブラしていないし、指先は温かい。血液は通っていると思いたい。見てる方が辛い。早く治ってほしい。

「そうだ、猫の神さまに祈ろう。どうかこの子を助けてやってください」

空腹で、孤独で、常に車や踏切が危険で、おまけにケガで歩きにくい。猫の神さま、苦しい状況にいるこの野良ネコの辛さを減らしてください。お願いします。