YUKI - OMOLOLA

MY DAILY LIFE

アホのひとつ覚え

2022年06月10日 21時38分27秒 | Weblog
のっけから「アホ」ですみません。
関西以外の方はお気を悪くされたのではありませんか?「アホのひとつ覚え」は「バカのひとつ覚え」のことです。

小学生のころ、良い作文を書くには「起・承・転・結」の組み立てが大事であると学習しました。例えば浦島太郎。
起:浦島太郎が亀を救助
承:お礼に竜宮城で楽しい時を過ごす
転:玉手箱をもらい竜宮城から帰還
結:禁開封の玉手箱を開け、老人になる

※小学生向けじゃないけれど、わかりやすいのが「糸屋の娘」。
起:京の三条の糸屋の娘
承:姉は十六妹十四
転:諸国大名は弓矢で殺す
結:糸屋の娘は目で殺す

純粋な子供だった私はその授業以来、ひたすら起承転結にのっとって文を書いてた。えぇ、大人になってもです。

ある日の社会人講座で、数頁の英文エッセー(自由課題)の宿題が出た。私は例によって起承転結で考え、その構成には自信があった。ところが、エッセー(わかりやすくするため「糸屋の娘」を例にします)を読んだイギリス人の先生に、「ネェキミキミ、ナンデトツゼン諸国大名ガハナシニデテクルノ?ムスメトナンノカンケイアル?」と聞かれた。ちゃんとオチも付けてるのに全然通じてなくて、ショボ~ンとなった。

その話を中国語の先生にしたら、「起承転結は中国の漢詩の絶句の構成。今の日本は時と場合によって使ったり使わなかったり。必要な時には使ってください」。そうか、私は必要じゃない場合も狂ったように起承転結を使っていたのか・・・。これはやっぱり「アホのひとつ覚え」でしょう。

そしてこの話を別の英語の先生にしたら、「エイゴハネ、サンドイッチデスヨ。マズ、ケツロン。ツギニリユウヤセツメイ。サイゴニモウイッカイケツロンデスヨ」。ここでようやく私は「アホのひとつ覚え」から解き放たれたのです(遅!)。

それ以来、私は文章の内容&書き方が自由になった。以前、会社のオジサマが某広報誌の原稿で「です・ます調」と「である調」を混在させてた。内容は濃くて思いは十分伝わってきたけど、校正の際に「社長!どちらかに統一してください。混在させるのはご自分の日記帳内だけです」と厳しく優しくお願い。あぁ、あの人は社長だったなぁ~。平社員だった私は今更ながらすみませんと謝っておく。とにかく、「アホのひとつ覚え」から脱却した今の私は「です」と「だ」の混在は直さない。繰り返しがしつこくてもイイ! ╰(*°▽°*)╯ 

自由奔放すぎて正式な文章を書けなくなるかもという一抹の不安はあるけど、それより私の今の目標は文章を短くすることだわ!

おねちゃん、ガンバ!