お習字がそこそこかけるようになると
先生が 安くできるから お軸にされませんかと
声をかけてくださいます
実際に そうされる方もあるようですが
私たち お茶の世界にいるものにとって
お軸は一番大切なもので
御茶席の中で 唯一 頭を下げて拝見させていただくものです
お茶会の主役はお軸 そのお席で一番初めに決まるのがお軸
それに沿って お道具組がなされます
まあ 本当はそれが理想ですが ・・・ 笑
実際はあるものを 見繕ってになるんですが
それでも お軸が一番大切なものです
何故 軸に頭を下げるのか
それは 書いた方に対しての一礼
その方の知識 生きざま 全てに対しての礼になります
そんな場所に 自分の書いた物なんて
もってのほか ・・・ なんですが
それを あからさまに説明するわけにもいかず
笑って ごまかしております
軸を作品とみるか
そこに精神性を見るか
立場の違いなんでしょう
お茶をしていない方に
それを説明することは 少し難しいですね
お軸の言葉は禅語が多いです
その文字で色々なことを読み取り 何かを感じ 伝え
自分の生き方を学ぶこともあります
私にとっては お軸とは
そういうものだと思っております
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