砂手御本 筒茶碗
御本というのは お手本のことで
希望のお茶碗の絵を書いて 韓国へ発注したもの
まるい斑点のような景色を御本とも言いますが
砂手というのは 砂気の多い陶土で作られた茶碗のことを言います
こちらは砂手と言われる 高麗です
筒茶碗で そこがつるっと まんまる
陶芸の先生がおっしゃるには
削るカンナが日本の物では
こんな風に削れないという事でした
どんなカンナかな ? と
何度も そこをなぜていらっしゃいました
箱はこんな感じで 桐箱です
桐も古いです
箱の底が二重 丸紐
アナのサイズ3ミリ
通す紐がありません
どうやって通したのかな ?
これは 遠州流さんの 江戸時代の箱です
今のお道具は 普通の箱になっています
古いお道具は 面白いです
箱一つでも その時代が分かるというか
人の手を渡るたびに 仕覆や札や箱が増えていくのに
これは 箱一つですので
どなたかが 長らくお手元に置かれたお道具かも
付属品が少ないですから
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