ある日親友の聡美が、英会話の自主ゼミを一緒にやらないかと誘ってきた。
平井和美がゼミの募集をしているのを、掲示板で見かけたというのだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/83/200c4a7be985b62ca000a071edf20a32.jpg)
「会話の練習する時、たまに青田先輩も手伝ってくれるって」
雪は相槌を打ちながら、その先輩が苦手っていうのもなんだしな‥と思い、言葉を濁す。
しかし度重なる聡美の暴力的な熱烈な誘いで、遂に雪も了承する。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/5c/381e211f4c697815caf1d90567b105ea.jpg)
授業が終わると、聡美が和美の姿を見つけ、声をかけようと近寄った。
するとキノコ頭の新入生とその友人が、プンスカと
「なにあの先輩!」と怒って去る所だった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/e8/c7e8c7c4b544dc7a1a544dc06397487e.jpg)
和美は友人とクスクス笑っていた。
聡美が自主ゼミを一緒にやりたいと言うと、
「もう定員オーバーなのよ、それでさっきの子たちも断ったの」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/3a/5f504dcae93ed8883d87e95f8e040d1d.jpg)
と難色を示した。それでも聡美が食い下がっていると、いきなり横山翔が割り込んできた。
「聡美ちゃん元気だった~?なにしてんの?」と馴れ馴れしく肩を抱く。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/db/dd2b0accb40e324e36910478eeb11a01.jpg)
和美が持っている自主ゼミの紙を見て、
「和美のゼミねぇ‥俺んとこにくればいいのに~」と、意味ありげに笑う。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/51/2712ad0687ae342116dfbfcfadf51e9e.jpg)
何度も追い払い、ようやく横山が去ると、
聡美が「あいつこのごろずっとああでさ」と溜息を吐き、
和美が「前あたしにもそうだったわよ。しつこいから気をつけなさいよ」と呆れた。
横山効果か(?)「なんにせよ、ゼミ入るんでしょ。名前書いとくわ」と和美は言ってくれたが、
雪は「私やっぱりいいや、ごめん~」と申し出を辞退した。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/5b/b625dc86e93231f34e5a21a267fbe9cf.jpg)
聡美は不服そうだったが、正直気の合わない子と、しかも青田先輩も来るゼミに入るなんて耐えられない。
雪は一人教室を後にした。
すると廊下の掲示板に、一枚のメモを見つける。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/dc/4e40dcf67b0a9c27e3a19b8d6114dd76.jpg)
佐藤先輩の自主ゼミ募集の紙だった。
顔が思い出せないが、静かで頭の良い佐藤先輩のゼミなら、勉強に集中できそうだ。
いいかもしれない、と佐藤先輩に連絡することに決めた。
自主ゼミ開講の日がやってきたが、雪は時間に遅れそうだった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/3c/38b02014ccba335ce8071f6965782604.jpg)
411教室までダッシュしてドアの前まで辿り着くと、まだ誰も来ていないようで、「セーフ!」と息をつく。
すると、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/ba/88f8c6406d7dc266731becb4e5eebb66.jpg)
ドタッ!
床がツルツルしていて、思わず転んでしまった。
後ろに居た横山が、盛大に笑った。
「プハハハハ!赤山クソウケる!ずっこけてやんの!」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/40/21ec870705a3a0c26ca404cf8b5c976d.jpg)
どうやら横山もここのゼミらしい。どうせなら聡美と来るとかしろよ~と憎まれ口をたたかれながら、
共に教室に入った。
「先輩、早かったっすね!」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/a8/826b8b37e0070317eeae0f3c403b3f20.jpg)
そこには、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/77/8dce8d802cfb09ccf04fbb85e837a5b7.jpg)
「お、翔」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/7d/b59874cc14fab05fd81328d88a151d72.jpg)
「前の授業が早めに終わったんだ」
居るはずの無い男がそこに居た。
隣の柳先輩が、雪が先ほどコケたことについて笑っているが、リアクション出来なかった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
自主ゼミ開講<雪の場合>(2)へ続きます。
平井和美がゼミの募集をしているのを、掲示板で見かけたというのだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/83/200c4a7be985b62ca000a071edf20a32.jpg)
「会話の練習する時、たまに青田先輩も手伝ってくれるって」
雪は相槌を打ちながら、その先輩が苦手っていうのもなんだしな‥と思い、言葉を濁す。
しかし度重なる聡美の
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/5c/381e211f4c697815caf1d90567b105ea.jpg)
授業が終わると、聡美が和美の姿を見つけ、声をかけようと近寄った。
するとキノコ頭の新入生とその友人が、プンスカと
「なにあの先輩!」と怒って去る所だった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/e8/c7e8c7c4b544dc7a1a544dc06397487e.jpg)
和美は友人とクスクス笑っていた。
聡美が自主ゼミを一緒にやりたいと言うと、
「もう定員オーバーなのよ、それでさっきの子たちも断ったの」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/3a/5f504dcae93ed8883d87e95f8e040d1d.jpg)
と難色を示した。それでも聡美が食い下がっていると、いきなり横山翔が割り込んできた。
「聡美ちゃん元気だった~?なにしてんの?」と馴れ馴れしく肩を抱く。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/db/dd2b0accb40e324e36910478eeb11a01.jpg)
和美が持っている自主ゼミの紙を見て、
「和美のゼミねぇ‥俺んとこにくればいいのに~」と、意味ありげに笑う。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/51/2712ad0687ae342116dfbfcfadf51e9e.jpg)
何度も追い払い、ようやく横山が去ると、
聡美が「あいつこのごろずっとああでさ」と溜息を吐き、
和美が「前あたしにもそうだったわよ。しつこいから気をつけなさいよ」と呆れた。
横山効果か(?)「なんにせよ、ゼミ入るんでしょ。名前書いとくわ」と和美は言ってくれたが、
雪は「私やっぱりいいや、ごめん~」と申し出を辞退した。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/5b/b625dc86e93231f34e5a21a267fbe9cf.jpg)
聡美は不服そうだったが、正直気の合わない子と、しかも青田先輩も来るゼミに入るなんて耐えられない。
雪は一人教室を後にした。
すると廊下の掲示板に、一枚のメモを見つける。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/dc/4e40dcf67b0a9c27e3a19b8d6114dd76.jpg)
佐藤先輩の自主ゼミ募集の紙だった。
顔が思い出せないが、静かで頭の良い佐藤先輩のゼミなら、勉強に集中できそうだ。
いいかもしれない、と佐藤先輩に連絡することに決めた。
自主ゼミ開講の日がやってきたが、雪は時間に遅れそうだった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/3c/38b02014ccba335ce8071f6965782604.jpg)
411教室までダッシュしてドアの前まで辿り着くと、まだ誰も来ていないようで、「セーフ!」と息をつく。
すると、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/ba/88f8c6406d7dc266731becb4e5eebb66.jpg)
ドタッ!
床がツルツルしていて、思わず転んでしまった。
後ろに居た横山が、盛大に笑った。
「プハハハハ!赤山クソウケる!ずっこけてやんの!」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/40/21ec870705a3a0c26ca404cf8b5c976d.jpg)
どうやら横山もここのゼミらしい。どうせなら聡美と来るとかしろよ~と憎まれ口をたたかれながら、
共に教室に入った。
「先輩、早かったっすね!」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/a8/826b8b37e0070317eeae0f3c403b3f20.jpg)
そこには、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/77/8dce8d802cfb09ccf04fbb85e837a5b7.jpg)
「お、翔」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/7d/b59874cc14fab05fd81328d88a151d72.jpg)
「前の授業が早めに終わったんだ」
居るはずの無い男がそこに居た。
隣の柳先輩が、雪が先ほどコケたことについて笑っているが、リアクション出来なかった。
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自主ゼミ開講<雪の場合>(2)へ続きます。
現在、一緒にエキサイトブログを盛り上げてくださるブロガー様を探しており、優秀なブロガー様に声をかけております。
ブログ「Trapped in me.」を拝見しまして、クオリティの非常に高い記事を定期的に更新しており、ぜひエキサイトブログにお引越しいただきたく、スカウトの連絡をさせていただきました。
こちらのスカウトは個別のオファーで一般に公開はできないのでここでは詳細をお伝えできないですが、
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※ご連絡の際には、ブログ名とURLを併せてご記載ください。
その他、懸念やご相談等もお気軽にご連絡ください。
ご検討のほど、宜しくお願い申し上げます。
エキサイトブログ編集部 松下
exblog_edit@excite.jp
こちらのブログは韓国漫画「チーズインザトラップ」のファンブログということで、連載を追いかけながら個人的に翻訳、コメント欄にて読者の方々と交流を図る、というやりとりを主に連載終了となりました3年程前まで行っておりました。
本家作品がもう終了しているということもあり、今後定期的に記事をアップすることはありませんので、大変恐縮ですが当ブログはこのままの形で継続という選択を取らせて頂きます。
また何かの機会があればお声掛け下さいませ。