夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

放送用カメラ Ikegami HL-79E シンクロスコープで遊ぶ

2019-04-01 14:17:24 | Weblog
調整にかかろうとしましたが、情けないことにシンクロスコープの使い方がわかりません。
手始めにPULSE基板を調整しようとマニュアルに従ってTP10の波形を見ようとしたのですがうまく表示されません。
シンクロ(オシロ)スコープの使い方をネットで調べたんですがどのサイトもイマイチ。じゃあしばらく遊んでみましょう。

音の信号を入れたらどうなるか。ワークステーションからオーディオアンプ経由で外部SPを鳴らす仕掛けになっているのでアンプのヘッドホンから音声信号を出してシンクロスコープに突っ込んで、

φ6.3/φ3.5アダプタ経由両端プラグコードで引き出してミノ虫クリップ/バナナプラグコードで接続

YouTubeの自分の動画から「Scratch」を再生してみました。この作品は曲入りです。

感覚的な作品です

いろいろいじったら見事に音声の波形が出ました。このシンクロスコープは正常らしいです。

威勢のいい曲です

次にラジオでテスト。イヤホンジャックから音声を取り出し。

抵抗入りコードなのでレベルは低め

シンクロスコープが使えそうなので基板の調査にかかります。
延長基板は接地線を引き出しました。コネクタは45ピンで1と45がGNDです。

45ピンの配線から分岐

PULSE基板のTP10にICクリップをくわえます。ここは5Vp-pのはず。

老眼鏡をかけないと変な所に繋ぎそう

何やら波形が出ましたが全然電圧が低いぞ。

20mV/DIVレンジです

測り方が根本的に間違っているみたいです。でも波形らしきものは出たからここまで。もうしばらくシンクロスコープで遊びましょう。CRTに波形が出るって面白いし。

夕べ気が付いたのですが、カラーバーのベクトルスコープ上の様子が前と微妙に変わりました。最初は田の字をオーバーしていたのがかなり良くなっています。考えられるのはPOWERユニットの電圧を調整したから、と勝手に解釈しています。

カラーバーの調整はENC基板

波形モニターも確認。これを見る限り良好ですが。

拡大すると不完全な箇所があります

シンクロスコープですがTektronixのTSG 200という様々なビデオ基準信号発生器を持っていて、これは1KHzのAUDIO TONEも出せるのでそれを突っ込んでみます。もちろんカメラの調整にも約に立つし使わなきゃ宝の持ち腐れですよね。
私の工房には無い物はないけど有る物はあります。
コメント
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