夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

Ikegami HL-79E 調整開始の合間に脇道でつまずく

2019-04-03 16:42:56 | Weblog
マニュアルに従ってPOWERユニットの電圧調整が済んだのでPULSE基板の調整に入りましたが、どうしてもマニュアルのような波形が出ません。いつまでも足止めを食っているわけにいかないのでENC基板の調整に掛かりました。

カメラの調整に関する資料を出してきました。


PULSE基板を戻してENC基板を抜き、延長基板をかませます。


延長基板をかませても不具合は出ません。TP1,TP2,TP3の電圧の確認と調整です。ICフックをTP1に引っ掛けます。


シンクロスコープに波形が出ました。レンジは0.2V/DIVです。P-Pで0.5Vをちょっとオーバー。


基板正面の半固定抵抗で0.525Vにするんだそうです。


この調整は微妙で、アナログのシンクロスコープでは正確に合わせるのは至難の業です。でもこれをいじると波形が変化するのは見えます。R,G,Bそれぞれ面白がって調整してみました。

ここで思いついたアイデアを実行。波形モニターとベクトルスコープの表示画面を常に同じ条件で記録しようというのです。
ダイソーのカラーボードが余っていたので暗箱を作りました。この穴からコンデジのレンズを突っ込んで撮るんです。


結果は大成功。そういえば昔、オシロスコープの画面をインスタントカメラで撮る道具がありましたよね。あれと同じ手です。

結果はご覧の通り。Photoshopでトリミングするともっともらしい写真になります。ENC基板のどこをいじるとどうなるか調べている過程なので波形は変です。




狭い部屋の中でこんなことをやっていると精神衛生上好ましくないのでちょっと脇道。これからお世話になるTektronixの信号発生器ですが、これは電源スイッチが無いんです。これでは不便なのでスイッチを外付けします。ところがガラクタをかき回しても使えそうなスイッチが見つかりません。で、ちょっと遠いけど須坂の電子部品専門店までドライブ。頑丈なスナップスイッチを買ってきました。昔は長野市にこんな店が何件もあったのですが今は北信濃では須坂のこの店だけになってしまいました。このお店には数年に一度お世話になっています。

信号発生器は他の編集機材と一緒に自作ラックに収めておいたのですが、シンクロスコープの確認のため取り出してあるのをスイッチを追加して元に戻す予定です。
ところが何を考えたのか考えすぎたのか配線を間違ってしまいました。


最初に配線したのは正しかったのに思い違いで繋ぎ変えてONとOFFが逆です。わざわざ小穴を開けて回転止めの座金を入れたので上下ひっくり返すことはできません。凡ミスに気が付いて今日はこれ以上やる気が失せました。


コメント
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