夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

気をとりなおしてHL-79E不具合調査

2019-04-16 10:07:58 | Weblog
気分一新、今までの事は無かったことにして調べました。
電圧が不安定な-4.8V系で次に怪しいのはT1の二次側の主役Tr15。面倒臭いけど取り出して再度チェック。前回もしかするとE,C,Bの配列を勘違いして調べたかも知れません。今日はしっかり確認して調べました。念のため予備基板のTr15もペンシルテスターのダイオードチェックモードで調べましたがどちらも正常でした。


Tr15に絡んでいるTr16も調べてみました。赤丸の部分に入っていました。


これはうっかり足の配列を勘違いして「壊れてる!」。ついでに予備基板のTr16もチェックしましたが結果は同じです。ネットで調べたら足の並びはTr15と違うんです。再チェックしたら両方とも正常でした。


次にやったのはREFの+5Vの調整。REFっていうことは基準かな。
ここにTP1があります。


VR1で調整しました。


こんなもんでしょう


先日は内臓基板を挿入していくと8枚目から-4.8Vが下がっていきました。とりあえず7枚挿した状態でPOWERユニットの電圧を調整。


-4.8Vを調整


+9.6Vです


+6Vも


+730Vを調整


調整したので基板を全部入れてみましたがやはり測定中に-4.8Vが下がっていきました。
視点を変えようと作戦を変更してDEF基板を外し、撮像管のプリアンプコネクタ3個ともうひとつのコネクタを抜き、


完全にフリーの状態でMBにセット。


これでどうなるか、-4.8Vをチェック。

ダメです。4.7V位から徐々に下がっていきます。

ここで思いついて予備のDEF基板と入れ替え。コネクタは全部挿しました。


電圧は-4.79Vで安定していました。1/100V位低くても許容範囲でしょう。


この段階でカラーバーを出してみましたが問題なし。
絵を出したいところですが、、、結果を見るのが怖くてまだです。

これが元々入っていたDEF基板です。恐らくどこか故障しているんでしょう。一連の作業でこの基板は何度も脱着したのでどこかのタイミングで何かが起きたのかも知れません。撮像管の位置調整でこの基板の穴にドライバーを差し込んだ際はどうだったかなとそれも不安要素です。まあまあ、予備があるから深く考えるのはやめましょう。


トランジスタの足の配列が物によって違うことを今回知ったので忘れないようにノートに書いておきました。電子回路は本当に苦手でこんな基本的なことも知らないんです。


私は現役当時工場の機械修理が仕事でした。延べ1,000台以上修理した経験で、故障の原因が簡単にわかったときに限って落とし穴があり、本当の原因は他にあったなんて事態がよくありました。
ここから先は慎重に進めます。

午後、思い切って絵を出してみました。うーん、真っ暗です。
記録は残してありませんがそれから悪戦苦闘してRとGはなんとか出るようになりましたがBは全く出ません。撮像管を交換てもダメ、プリアンプを取替えてもダメです。完全に泥沼にはまり込んでしまいました。
コメント
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