夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

HL-79E ついに蘇ったぞ!

2020-05-10 09:22:46 | Weblog
一時はどうなるかと思ったHL-79Eですが、調整で悪戦苦闘の結果なんとか実用レベルになりました。
専門家じゃありませんからマニュアルの手順を完璧に理解して工場出荷状態というわけにはいきませんが、そこそこの映像が出ました。道楽で使う分にはこれで十分でしょう。

マニュアル付属チャートのコピー版でフランジバック調整。


調整に使ったレンズはPP(PATTERN PROJECTOR)という調整用パターンが内蔵された便利物。レジ調整はこれで済ませました。本当はモニターに格子縞信号を加えて云々、手順が大変です。PPで合わせる方法でも楽じゃありません。


いつもの狐面です。照明は窓からの自然光。


Julietteと呼んでいる人形です。


これはRyan。


キャプチャした静止画はこんなものですが、カラーモニターでは遥かに良好な画質ですので念のため。

最後の調整で、ビデオα91年1月号の特集「ビデオカメラを使いこなす」は大いに参考になりました。特に記事の中で「ビデオカメラの調整は、細かい部分まで入っていくときりがなく、」は納得。細部にこだわると堂々巡りです。

ここまで来ると欲がでてきました。次の作業は8ミリのコダクローム25の色調を再現するチューニングです。ペデスタルを下げてガンマは立ち気味に、青味をやや抑えればいけるかな、なんて余計な事を考えています。
では、サイドカバーを取り付けてワックスをかけます。
コメント
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