夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

今度のSEKONIC L-248 なんとか使えるようにしたいな

2021-06-16 09:06:12 | Weblog
昨日は結果が出なかったハードオフで買ってきた露出計ですが、暇をみてなんとか使えるようにしようと色々いじくっています。
こればっかり掛かっている訳にいきませんが乗りかかった舟、ちょっとづつ進めましょう。
夕べ回路を追って書き始めました。でも配線を追っているうちに頭が混乱してきます。


でも半固定抵抗は現状値を記録しました。ただし、単体で調べるんじゃありませんから回路の回りこみがあるので CDS に光が入らないようにしないと当然抵抗値は変化します。
抵抗値を記録後念のため摺動部に接点復活剤を微量滲み込ませ、一旦動かして元の値に戻しました。
戻しても元の値が接触不良気味なら意味がありませんが。


それと、レンジを L/H に切り替えたとき回路上でも何か切り替わるのかも確認。
これは L レンジ


受光部の窓がフィルターで減光するようになっています。


H レンジに切り替えると


窓が全開になります。カバー側のノッチが竹串の先端部分を押して曲げ加工してある鋼線で窓を移動するようになっています。
電気的には何もしていません。


CDS は脚が3本の特殊?な物です。説明書によると「複合CDS」だそうです。どこを当たっても光の強弱で抵抗値が変化します。


説明書をしっかり確認しましょう。
受光角度は 低輝度 32° 高輝度 38° です。基準にしようとしている Nikon FE は中央重点測光なのでこれは参考になります。

ダイオードはどうしましょう。ダイオードなしでどうなるか調べるために一旦取りましたがもしかするとショットキーバリアダイオードじゃないかもしれません。昨日のテストでは LR44 で 実測 1.577V が 1.42V と 0.156V 下ったのは確認済みですが。
参考のため、前にダイオードを入れて改造した L-248 のダイオード経由の電圧を当たってみました。同じ電池で 1.40V 、まあ似たような値です。
入れましょう。

ところで古いカメラ系でよくある水銀電池のホルダー内部で電池が腐ってカバーが外せない件ですが、私の場合は M10 のボルトにスチールの平ワッシャをナットで固定してコイン溝に入れて回します。もちろん事前に CRC を滲みこませて一晩以上放置してからですが。
締めるときは一円玉を使って緩まない程度に締めています。


他にもやることが山ほどありますが合間にダイオードを戻しましょう。

ダイオードを戻して、さてと。「そうだ、あれで校正しよう」。

同じ SEKONIC MICRO-READER (これもダイオードを入れて正常に使えています)と近い値を指すようにしちゃえ。

右側の半固定抵抗をいじって MICRO-READER とほぼ同じ値を指示するように調整しました。


外に向けて指示を見ると

こうなりました。

今回の露出計を使うのは FinePix S2Pro です。
L-248 の指示からシャッター速度を決めて


絞りは

これで窓の外の風景を撮ってみたらきれいに撮れました!

出掛けるついでに L-248 と FinePix を持って行って何枚か試し撮りです。






自己流の調整で突っ込み所はあるでしょうが結果オーライでした。
試し撮りは町内の元隣村、三水地区です。ここは春から回ってすっかり気に入った空間、今日も入ったことのない農道の奥で素敵な畑を見つけました。
素晴らしい風景って、案外足元にあるものです。
コメント
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