バル切れがあるみたいなので分解したままの Tokina AF 20-40mm レンズです。
後玉ユニットの一番先端のレンズはバルサムで2枚を張り合わせてあります。
どうもその張り合わせ部が変です。
とにかくバルサムを剥がすことにしました。
調べたら方法は様々、皆さん工夫しているようです。
私はダメモトで、鍋で煮ることにしました。これは事後の写真です。
鍋に水を張りレンズをそのまま入れて火をつけて沸騰させました。(この方法は誰もやってない?)
数分後、箸で取り出して手元にあった台拭きの上で指でいじったら簡単にズレて剥がれました!
片方のレンズを見るとこんな具合です。バルサムが残っているのかな?
黒いのは何?
バルサムは無水エタノールで溶けるそうですがわざわざ買うのも面倒。
レンズクリーニング液なら手元にあります。これでやってみましょう。
綿棒に液を浸み込ませて軽く何度もこするときれいになりました。
黒いのは爪でこすったら落ちました。
急ぐ訳じゃないので相方のレンズと一緒にレンズクリーニング液に漬け込んでおきます。
完全にバルサムを除去したら張り合わせですが何を使うか。
UV レジン、マニキュア液、それともカナダバルサムを買うか。
バルサムは高価で数滴しか使わないので除外でしょう。
それ以前に位置決めの簡単な冶具が必要です。バルサム以外だと失敗は許されません。