夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

業務用VHS SVO-1530復活、そして「午前中の時間割り」

2021-08-26 12:04:44 | Weblog
前に持っていた業務用 SVHS SVO-260 (だったかな?)は修理に挑戦して失敗、ガラクタと化しました。
でももう一台、SVO-1530 という簡易 SVHS 再生機能付きのが残っているのですが、ヘッドが汚れていて映像が途切れます。
クリーニングテープを探したけど見当たらないので奥の手で解決しようと考えました。以前放送用ベーカム BVW-70 で成功した方法です。


ヘッド、正しくはシリンダーかな。肉眼ではわかりませんが汚れているんでしょう。


外に持ち出してヘッドの前に内部をエアガンで掃除です。


ヘッドは避けて刷毛とエアガンで清掃しました。


問題はヘッドです。目をこらして観察したらテープガイド部が汚れています。
これは回転する訳じゃないのでツマ楊枝で掃除。


ヘッドは厚紙を当てて回転方向に回して汚れをこすり取ります。
絶対軸方向にこすっちゃいけません。


こんなに汚れが取れました。


厚紙の違うところを当てて何度かクリーニングして組み立ててテストです。まずはこのテープ。


絵が出ました! VHS の頼りないけどおだやかな映像、正常です。


本当に観たいのは違うテープ。レンタルビデオをダビング(違法行為ですが)した「午前中の時間割り」です。
これがまともに再生されなかったんです。


羽仁進監督の傑作を久しぶりに堪能。


これは8ミリカメラによる映像です。この映画は主に少女たちが撮った8ミリで構成されています。


昭和50年2月、新宿文化の地下、蠍座でこの映画を観て衝撃を受け、翌日も観てその後歩行者天国と新宿中央公園を8ミリカメラで撮り、その夏は自身自主映画を撮った記憶がつい先日のように蘇ります。
当時私は26歳。多感な青春時代です。
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