「ついに現れた評論家評論家」。このフレーズを思いついたのは半世紀前。
どこかに仕舞い込んだか捨てたか、今はありませんが私が自主映画の短編を作ろうと書いたシナリオがありました。
そこでは現代社会を茶化したいくつかの要素を盛り込んでいました。
これはその中のひとつで、主人公が食堂で昼食を摂っている時にテレビのキャスターが語る設定です。
その時テレビでは三木首相が会見中で、そこにこのフレーズが字幕と共に出ます。
残念なことにあの映画は撮影途中で中断したままになっています。
当時も今と同じで、メディアの世界で様々な分野の評論家と称する人間がはびこっていました。
政治評論家、経済評論家、軍事評論家、芸術評論家、ありとあらゆる評論家たち。
一億総評論家なんていう表現もありました。
それを茶化してのフレーズ、評論家を評論する評論家は未だ登場していません。
一億総評論家という表現は死語になりましたが替わりに今は「有識者」という妙な連中が増殖しています。
「有識者」って、何者なんでしょう。自分なりに考えると有識者とは学識経験者のことかな。
定義上恐らく有識者ではない私はどんな存在なんでしょう。
― その他大勢村人たち ― なのかな。
このブログは主にカメラ道楽関連の、ハードに関する記事を書いてきましたがそれはそれとして
本当に言いたいことは別にあります。
お先真っ暗な状況にあって、今後は合間にその他大勢村人の立場で言いたい放題を書こうと考えています。
以上「ついに現れた評論家評論家」最初の記事でした。
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