夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

HL-79E 怖いけど電源投入

2019-02-27 11:04:37 | Weblog
組み換え最終工程でまごついているHL-79Eはそろそろ結論を出す必要があります。正常に動作すれば良し、もし不具合があれば手を打たないといけません。

怖いのが組み立て中に配線が切れたり噛み込んでアースに落ちているケース。手始めにMB(マザーボード)のPOWER基板コネクタ部を調べます。透明の絶縁プレートは外します。


コピーした回路図とテスターでコネクタのパターンの行き先を追って導通とGND線以外に接地している箇所が無いか調べていきます。


POWER基板コネクタのチェックが済みましたが異常はありませんでした。


配線をこれ以上調べるのは気が遠くなるので打ち切ってPOWER基板を挿入。見切り発車です。本来この基板はパネルがありますが万が一トランスから煙が出るのが見えたらすぐにスイッチを切るため外しておきます。MBの絶縁プレートは安全のため戻しました。


DC12Vコネクタを繋いで、スイッチ...オン。


スイッチを入れたり切ったり。入れたままでもトランスは、こいつは、「おっ、大丈夫だ!」


次に全基板を挿入します。忘れないように絶縁板を先に入れてから基板を慎重に挿していきます。最後にMPU。電池はとりあえず上に乗せます。


CAM/BARSはBARS、STBY/OPEはSTBYにしてモニターを繋いで改めてスイッチオン。
煙が出ないことを確認してBARSに切り替え。モニターにカラーバーらしき絵が出ました、が、異常に暗い映像です。

原因を追究しないといけません。一番怪しいのはPOWER基板だろうと回路図を寄り目で見たらMBのパターン側にMB 8という端子群があって絶縁プレートにテスター棒を当てる小さな穴が開いていました。この穴で+12V/+9.6V/+6V/-4.8V/255V/730Vのチェックができるようになっています。


テスターで各ポイントの対アース間の電圧を調べていきます。
+12V端子は12.28V。これは供給側の電圧ですから問題なし。


+9.6Vが9.85V。ちょっと高めです。


+6Vが6.16V。こんなものかな。


-4.8Vが、あれっ。これは異常値です。


255Vは259V。


730Vは630V。100Vも低い値です。


ブログのネタ用に暗いカラーバーをデジカメで撮ろうとしましたがシャッターを切る前に真っ暗になったのでこれ以上のテストはやめました。
問題解決への道は遥かです。疑わしいのは予備のPOWER基板。これも昔何かやっちゃった物でしょうか。次に試すのは他の基板を抜いて電圧測定かな。
無負荷で一次側に12Vを入れても問題無いのか心配ですがやってみました。


その結果各ポイントで
12.51V 9.85V 6.16V -4.91V 258.8V 742V という正常値に近い結果が出ました。負荷がかかると電圧が落ちたり出ないということは二次側のどこかに問題があります。考えられるのはGchのプリアンプのソケット誤挿入事件しかありません。
プリアンプに関係のある基板はPROC-1A/PULSEです。


この2枚を調べることにしますが、頭が熱くなって肝心な事を見落とす恐れがあるので手順だけ考えて続きは明日にしましょう。
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