猫猿日記    + ちゃあこの隣人 +

美味しいもの、きれいなもの、面白いものが大好きなバカ夫婦と、
猿みたいな猫・ちゃあこの日常を綴った日記です

プラハの物乞い。

2018年06月22日 05時43分01秒 | ぷらっとプラハ。

 

 

プラハには物乞いが多く、
あちこちでその姿を見かけた。

特に、観光名所であるカレル橋には、左右に、
等間隔で、頭を地面に擦り付けた物乞いたちが、
並んでいたものだ。

彼らの大半は若く、帽子を被り、
また、傍らには大抵、犬を伴っている。

おそらく犬好きの観光客から、
「可哀想な犬の餌代に」と、
幾ばくかの小銭を恵んでもらうためなのだろう。

確かに、いかにも健康そうな働き盛りの男が平伏すだけより、
それこそ『犬を餌に』同情を買う方が効率はよさそうだ。

晩秋のプラハは寒く、石造りの橋に平伏すのは、
さぞかし身体が冷えることだろうが、
個人的にはそんな苦労をするぐらいなら、
手っ取り早く働きゃいいのに、とは思う。

が、
そこはそれ、現地の失業率も知りはしないし、
軽々にものを言うべきではないのかもしれず。

ただ、私の印象に強く残ったのは、
物乞いたちの傍らで身体を休める『相棒』が、
必ず暖かそうな布で包んで貰ったり、
敷物を与えられ、暢気に眠っていたりしたことである。

彼らは、決して飢えた風でなく、どの子もしっかりした肉付きで、
毛艶もよかった。

顔つきは和やかで、その風情は、
愛情をたっぷりかけられた、どこかのペットと変わらない。

目にした動物が不幸そうではないというのは、
無責任な立場からしても、心安らぐものである。

観光客が行き交う中で、
自身は何も敷かず、深々と冷たい石造りの橋に平伏す物乞いたちの影に。

ある時、現地の子供たちがその姿を真似して見せては写真を撮り、
囃し立てて笑った。

子供とは残酷で正直なものだ。

犬たちは静かに、主人の側に寄り添う。




旅路の果てに。

2018年03月22日 16時46分50秒 | ぷらっとプラハ。

 

遥か中欧の国、チェコでは、寿司もこんな姿に。

彼らには、これが美味しそうに見えるのだろうか...

日本人が『美味しそう』とか『きれい』と思う色とは対極にある気がする。

経営者はどこの国の人なんだろう?

ま、【カリフォルニアロール】って書いてあるから、

『アメリカ式スシ』という解釈なのかもしれんけど。

 

 


ゴンザの女子力3

2018年03月16日 14時56分10秒 | ぷらっとプラハ。

 

チェコへ行った際。

乗り換えのワルシャワ空港で、テンション上がって買った猫柄麺棒。

旅行中のお土産の中で、一番高価だったという(日本円にして2000円くらい)。

が。

日本へ帰ってよくよく考えてみれば、「何に使う!?」

ピザ生地じゃソースや具により、柄が隠れる。

クッキー生地じゃ、ついた柄がうっすらし過ぎて、焼きあげるとなんだかわからなくなる(笑)

結局、可愛いオブジェと化している模様。

ま、それはそれで女子力高いけどね♪

 


操られないもの。

2017年12月15日 15時17分19秒 | ぷらっとプラハ。

 

ぺギャも憧れる、主役の座!「ジョ、ジョバンニさん...」 

 

チェコは人形劇の国。

繰り返される侵略の歴史の中で、
自らのものではない言語を強要されながら、
『子供向けの人形劇なら監視の目も緩い』と、
チェコ語を継承するために守られてきた。

チェコ語ならではの、『独特の言い回し』で成立した人形劇は、
支配を受けた苦難の時代も、
『文化』として、上演を許されてきたが、
その発展も、また独特で。

今では、国を挙げての保護、
人形遣いの育成までが行われているそうだ。

大人も子供も楽しめるそれは、
社会主義下では、言語の違いを隠れ蓑に、
政治への批判や風刺にも使われたけれど。

今は楽しい見世物となって、
小さな国立劇場や、民間の小屋で上演されている。

『ドンジョバンニ』が演目の中心なのは、
人気があって、スートリーがわかりやすいのも理由のひとつではあるけれど、
モーツァルトが自ら指揮した、このオペラの初演の地が、
プラハだったことにも因んでいるのだそうだ。


親に連れられて来た子供がたてる可愛らしい笑い声が、さらに楽しい気分にしてくれる♪


『チェコ語の継承」エピソードとは別に、
イタリア語で上演されるこの作品は、
酔ったモーツァルトの人形が、指揮をしながら、
居眠りしたり、観客を煽ったり、コミカルで。

客席から響く笑い声も、
楽しさを倍増させる。

 言葉がわからなくとも楽しさは同じ。

ただ、
『楽しみを楽しみとして、純粋に楽しめる』ことは、
やはり平和あってこそだろうと。

危機を迎えることで、さらに育ち、熟成し、
再認識される文化もあろうけれど。

あの『小さな小屋』といった風情の劇場が、
これからも平和で、笑い声に溢れているものであればと思う。

扉からこぼれる、
美しい薄明かりと共に。

 



ま、いくら支配したつもりになっても、操れないものもあるってこった。






聖バルボラ教会 ・クトナーホラ

2017年12月11日 10時49分04秒 | ぷらっとプラハ。

聖バルボラ教会 ・クトナーホラ

 

フォトチャンネル、作りました。

一部、環境によっては見られないかな?

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巨大で美しい、聖バルボラ教会です。

ステンドグラスは必見!

 

※ 写真の縦横が、PCとiPhoneでは違うの?

  編集はiPadからなんだけど...どうすりゃいいのか、難しくてわかんね。