猫猿日記    + ちゃあこの隣人 +

美味しいもの、きれいなもの、面白いものが大好きなバカ夫婦と、
猿みたいな猫・ちゃあこの日常を綴った日記です

ぼくのふゆやすみ。

2020年02月24日 05時14分23秒 | つぶやき

 

かつては細身でロン毛だった少年たちも...(笑)

 

 

『人間本来の寿命はおよそ56年』

 

そんな、どこかのレポートを見て、

今回の京都行きを決めた。

 

かねてより、

「行かなきゃ...」

「行かなきゃ!」と思っていた、

友人の店に、「開店おめでとう!」を言うために。

 

すでに、水炊き屋とおばんざい屋を経営するDちゃんは、

恰幅はやや良過ぎながらも、フットワークの軽い男だが、

その交遊の広さから、日頃世界中を駆け回っており、

度々、我が店にも立ち寄ってくれていたのだ。

 

遡れば、ゴンザが10代の頃に新宿で知り合ったという、不思議なご縁。

 

だが、それは長く続く、有り難いご縁でもある。

 

さらに、今度の店舗は、Dちゃん自身がカウンターに立っている。

 

忙しさにかまけて不義理を重ねていては、

あまりに申し訳ない。

 

『人間本来の寿命が56年』なら、

私にとってはあと数年で終わりが来ることになるではないか!

 

今度の旅行をどこにするか?とゴンザに尋ねられた際に、

Dちゃんのところへ行こう!と提案したのには、

そういうワケがあったのである。

 

遅くなりましたが、おめでとう!

 

「おめでとう!」

 

「おおきに♪」

 

10代で知り合い、紆余曲折経た少年たちは、

片や60キロ太り、もう一方も40キロ増。

 

重ねた脂肪と共に色々身につけ、

もはや立派なおっさんになった(笑)

 

人の出会いは沢山あれど、長く続くものはなかなかに貴重である。

 

歩んで来た道のりほどには、もう進む道のりは長くないということに、

気づいた以上は即行動せねば!

 

Dちゃん始め、京都で幾人かの友人知人に会って目的を果たした我々は、

必然から生じる『ついで』により(?)

蟹を食ったり遊覧船に乗ったり火サスごっこをしたりして(笑)

横浜へと戻ったのである。

 

ここで再会したのはミラノでご縁を頂いたSさん。

Sさん、ご馳走さまでした!

 


去りゆく者に。

2020年02月08日 02時41分54秒 | つぶやき

 

 

この十年でなくなったもの。

スリーエフミニストップ、ドンキホーテ。

漢方薬局二軒、創業50年を超える靴屋、

三杯屋。

 

本屋が二軒、ネジ屋が一軒、板金屋一軒、

スナックたくさん、老舗の中華屋、

婦人服店、理容院。

 

布団屋お茶屋、ケーキ屋電器屋、八百屋に鰻屋、

暗くて汚い雑居ビル。

 

そこにそのあと建ったのは、

居酒屋居酒屋ホルモンホルモン、

客引き客引き、ガールズバー。

 

この先十年元気でいたら、

さらにたくさん失うだろう。

 

この先十年元気でいても、

喜びはあまり増えないだろう。

 

なぜならたとえ増えてはいても、

得られるものは少ないから。

 

心は固く古くなり、

新しいものに添えないから。

 

人が『去りたい』と思うのは、そんな時だ。

皆、同じようだったのだろうけど。

 

私たちもまた、

そうして来たのだろうけれど。