猫猿日記    + ちゃあこの隣人 +

美味しいもの、きれいなもの、面白いものが大好きなバカ夫婦と、
猿みたいな猫・ちゃあこの日常を綴った日記です

明けたら朱。

2015年01月02日 04時30分51秒 | つぶやき


  

 店へ運んで新年の宴をしようと思ったら。
漆の朱に、小雪の降りかかる。
明治生まれで、東北で使われていた、この漆器が、
雪を見るのは、いったい何年ぶりのことになるのだろう?
戦中から仕舞われたままであったことを思うと、
70年は経っているのか。
朱に映える雪の白。
...横浜の雪はどうですか?
 
 

 およそ、百年ぶりに日の目をみたお膳に、雪がふりかかる。

本物の漆は、真に、朱い。

美しいなぁと思う、元日の朝。

知らないでは死ねない。

幸せだなぁ。

 

自分たちが食べるため、だけにではなく、器のために料理をする。

盛り付けて、使って、初めてわかる、様々な成り立ち。

 

明けましておめでとうございます。

今年もどうぞよろしくお願いいたします!