2017年秋、チェコの思い出。
早く自由に旅がしたい。
またしても、
「今さらながら」である。
アニメ出発ではあるが、
『ベルセルク』にハマっている。
作者が昨年、
若くして突然、
お亡くなりになってしまって、
私も衝撃を受けたのだが。
作品の絵柄はもちろん、
登場人物を通じて語られる名ゼリフの数々に、
どれほど偉大な逸材を失ったのかと、
茫然とせずにはいられない。
この世において。
何が愚かさで、
何が美しさで、
何が勇気なのか。
人は何を求め、
何に向かって歩いてゆくのか。
胸打つセリフと共に、
これもまた、
ハマったきっかけのひとつである、
平沢進の音楽に導かれて、
ぐんぐん、その世界観に引き込まれてゆく。
もはや人生後半のおばさんが、
すっかり厨二病全開である。
暗く残忍で、
感傷など入り込む余地のない、
世界の中で。
交錯し、見える善と悪。
強さとは...
または弱さとは。
そもそも弱さは罪なのか。
生きるために人は何を選ぶか。
私の『入り口』であった、
2016年制作のアニメが、
魅力溢れる声優陣を通じて、
その世界に誘ってくれる。
繰り返し観ても飽きない。
というか、その真理の数々に、
唸らずにはいられない。
ああ、岩永 洋昭さん演じる、
ガッツの声の素敵さよ...
『ベルセルク』
お勧めです。