猫猿日記    + ちゃあこの隣人 +

美味しいもの、きれいなもの、面白いものが大好きなバカ夫婦と、
猿みたいな猫・ちゃあこの日常を綴った日記です

『いい鰻屋』の話。

2021年06月29日 17時13分18秒 | 美味しいもの

 

国府津辺りを歩いていて気になり、飛び込んでみた『うな和』。

普段は予約でいっぱいみたいだけど、ギリ入れて「ラッキー♪」

 

 

旧東海道沿いには鰻屋が多いが。

これは、

『歩く上でスタミナが必要』というイメージと、

・水が綺麗

・材料の調達しやすさ(昔は)

・日本風である

あたりの理由で、

そのようになったのかと思う。

 

実際、流通の盛んな今となっては、

日本中、どこであろうと何でも手に入り、

何がどこの名物やらわからない様相でもあるが、

鰻に関しては、

前述の『水が綺麗』に、

『旧街道』『老舗』のワードが加わり、

今も人々を惹きつけてやまないのだろう。

 

三島の『桜家』も、歩いていて尋常じゃない良い香りに「?!」と。

ジロジロ見ていたら、表にいた受付の方が

「開店まで20分ありますが、それまで待って頂ければ並ばず入れます」

こちらも後で調べたら、いつも大行列の有名店、らしい。

 

 

で、東海道を歩いた我々も、

御多分に洩れず、

日頃は滅多に食わない鰻を4回も(!)

歩き旅の間に食ったワケだが、

立て続けに食ったおかげでひとつ、

わかったことがある。

 

 高い鰻屋さんは、漬け物がうまい!

 と。

 

いや!そこはオマエ鰻の味だろ!

とツッコむなかれ。

 

鰻なんてもんは、

極端に言えば好みの問題で、

タレの濃い薄いから、

関西風、関東風まで、

比較しようにも比較しきれず。

 

ただ、わかったことが、

それだった、と(笑)

 

 

賛否両論あるらしい(?)『熱田蓬莱軒』だけど、私は大好き!

三通りの食べ方でお得感たっぷり。

この歩き旅で、初めから訪れることを決めていたのはここだけ。

ボリビアカット夫妻に至っては、蓬莱軒行きたさの区間参加(笑)

 

 

高級店のソレ(添えてある漬物)は、

どれも『ちゃんとして』いて、

ついでに言えば、

山椒も『いいヤツ』だった。

 

あと、西に行くほどお値段優しめ、

カジュアルになってゆく印象も。

 

絶滅危惧種だの、

天然鰻の味の個体差だの、

お値段だの、

色々考え合わせて、

我々がまた鰻を食う日はだいぶ先、

になりそうだが、

(普段は「年に一度食うかなぁ?」くらい)

歩き旅にかこつけ、

滅多にしないことをしたからこそ、

ちょこっとだけ、

『老舗の老舗たる所以』を、

垣間見せて貰ったような気がするのである。

 

(この場合、ご飯のクオリティはもう、

 当たり前に高い、という前提ね!)

 

 

大津から逢坂を越えるあたりに、何やら賑わいをみせる店が。

のぞいてみたら、『きんし丼』の文字に、「寄ってみる?」

基本、卵料理を好まない私も「これは美味しい!」

お値段設定も庶民的で素晴らしい。

 

こちら『うなきゅう巻』とビールも頼んで、二人で5000円ちょい。

なんて素敵!(笑)

箸置きも鰻、駐車場の標識も鰻、の鰻尽くしサービスに(笑)

『西』を感じる、ゴール一歩手前。

 

 

 


めざせ、一番!

2021年06月27日 10時33分20秒 | つぶやき

 

たぶんこれが、『今旅一番!』の写真だったハズ。

(もし違っていたらごめんなさい)

 

 

何のジャンルであれ、

一番になる、というのはすごいことだと思う。

 

難しい研究や各種スポーツ、

経済の分野や、技術、建造物...

 

たとえば『世界一!』ではなくとも、

地域で一番、や、町で一番でもいい。

 

なぜこんな話をするかといえば、

過去に旅してきた中で、

『三重県って日本で一番、

 公共のトイレが綺麗なんじゃね?』と、

思ったからなのだが。

 

かつて紀伊半島を一周した時。

 

ちょうど伊勢志摩サミットが間近であったことも、

関連があったのかもしれないが、

山の中にある公共のトイレですら、

新しく綺麗であることに驚いた。

 

どうやら三重県には、

『世界一綺麗なトイレがある!』

と謳った店も存在したらしいが...

 

こちらは我々が想像しているのとは違う、

ビミョーな感じだった様子(笑)

 

トイレにおいて重要なのは、

古くてもいいから清潔に保たれ、

かつ、落ち着いて用が足せること、

ではないか。

 

どんなに楽しい旅も、

どんなに美味しいレストランも、

トイレがダメなら、

すべての思い出が台無しになることもある。

 

ちなみに今回の旧東海道旅で、

一番素晴らしいトイレは、

『鈴鹿峠を越えて甲賀市に入ったあたり』にあった、

ピッカピカの真新しいヤツだったが。

 

地域をアピールする上で、

『世界一トイレがキレイ』を目指すのも、

なかなか良いのではないか?と、

個人的には思うんである。

 

そういえばチェコに行った時は、

トイレがみんなキレイで感心したな。

 

どこも有料だから、

っていうのがあるかもしれないけど、

同じ有料でもイタリアはヤバかったしなぁ...

 

ああいうとこ、いろいろ出るのかしらね?

 

トイレだけに(笑)

 

 


ゴールは続きの先にある。

2021年06月25日 12時20分08秒 | 東海道五十三次

 

実はこの水曜日、しれっとゴールしてました(笑)

東海道五十三次総距離495.5km +佐屋街道35Km。

歩ききったよ!

 

 

例えばこれから旧東海道を歩きたい、という人に、

何かひとつ、我々がアドバイス出来るとしたら...

 

道中にコンビニはないと思え

 

いや。

 

コンビニだけではなく、

基本、店はないと思え、か...

 

旧東海道は、

車での移動が主流になるに従い、

その機能の多くが新しい街道に移行したためか、

スーパーもコンビニも、

ほとんど存在しない。

 

逆に、老舗の和菓子屋や鰻屋などは、

その歴史を映すように、いくつもあるが、

現代人の我々が日頃慣れきっている、

 

「次のコンビニで買えばいいか!」

 

は、まったく通用しないといってもいい。

 

旧東海道を歩く上では、

『昭和の基準』で考えよう。

 

古い商店街はあっても、残念ながら、

一部の地域を除いて、

ほぼ、シャッターが降りている状態である。

 

その代わり、トイレについては、

各自治体が、旧東海道の史跡の整備と共に、

小さな公園などを設置している例が多いため、

さほど困らずに済む。

 

(特に静岡県はよく整備されていた。

 逆に滋賀県はトイレが全然なく...

 

飲み物や非常食は常に携帯し、

マメに補充しよう。

 

トイレは見つけたら行っておこう。

 

そして何より、頑張り過ぎずに楽しもう。

 

いざとなったら、

アプリでタクシーを呼ぶことも出来る時代である。

 

弥次さん喜多さんもきっと驚いているだろう。

 

 

五十三次歩き旅、楽しかったです♪

「いつかやりたい」ではなく、「よし、やろう!」

『思いつき』を、楽しむ心があれば。

 


覚悟を持たない人々。

2021年06月21日 18時31分58秒 | ぶ~すか言ってやる!

 

場外馬券場が開く週末は掃除が入るので、月曜日はゴミ少なめ。

これでいつもの1/5くらい?

ってことは、普段がどれだけ酷いか...。

 

 

それにしてもさ...

 

「ダメ」って言われると張り切る人間って何だろう?

 

しかもアレ。

「法律で罰します」とか、

「会社にバレたらクビです」

ってなるなら、

絶対にやらないヤツらだろ。

 

何の話って、

『夜の公園で』

『車座になって地べたに座り』

『大騒ぎしながら』

10人くらいで』

『路上飲みをしている』

スーツ姿の会社員の話。

 

ガキならまだしも、いいオトナが、

ですよ?

 

タバコのポイ捨ては日頃から『フツーの人』が多い。

うちの店の前も、通勤者によるポイ捨て、唾の吐き捨てが酷い。

 

 

この公園は、

小さなショッピングビルの裏にあって、

競馬が開催される時は競馬客が、

そうでない時はホームレスが、

夜には不良外国人が屯して、

いつもゴミだらけ...

 

最近の『流行り』は『路上飲み』か。

 

で、みんながみんな、

ゴミは置き去り。

 

いや、置き去りどころか、

植え込みに突っ込んでくヤツも。

 

脳ミソのどっか、溶け出してんのか!?

 

お前ら、家に帰って、

「お父さんは今日、

 路上飲みのゴミを置き去りにしてきたんだよ♪」

って言えんのか?

 

もしくはそう教わって育ってきたのか?

 

あ〜、わかった!

会社の方針なんだな!?

 

ってンなワケあるか!

 

 

ペットボトル、缶類、弁当箱、カップ麺の容器...

個人的には『ここだけが特に酷いのだ』と信じたい。

 

でも、実際はもう善悪の判断のつく子供と妻を連れてタバコをポイ捨て。

唾を「カーッぺっ」と吐くオッサンも多い。

あれ、受け継がれるべき遺産かなんかと思ってんの?

 

 

 


明日、頑張るために。

2021年06月20日 16時39分20秒 | つぶやき

 

例えば、我々が崇拝しているレストランの、この美しいひと皿。

ここに、どれだけの時間と手間がかかっているのか...

同業だからこそ、尊敬してやまない。

 

 

通常通りに店が営業出来ない今、

 

「前日までに予約を下さい」

 

というお願いをするのは、

仕入れや仕込みがあるためだ。

 

冷凍食品や出来合いのものを出す店なら別だが、

キチンとしたものをお客様に提供しようと思ったら、

その用意をしなければならない。

 

特に、仕込みは

「それですべてが決まる」と、

料理人はだいたい口を揃えて言う。

 

また、予定よりうんと早く来たお客様を

「まだ用意が整っていないので」と、

お通ししない場合にも理由がある。

 

「開店時間になるまで席で待たせて」と言われ、そのとおりにすると、

必ずといっていいほど、

「ビールだけ出して」

「パパっと出来るものでいいから何かツマミを」

と、要望されるからだ。

 

「パパっと出来るもの」を取り出す作業で、

段取りはそこで崩れ、

その日は一日、満足な仕事が出来ない。

 

(例えばその「パパっと出来るもの」を、

 生ハムとお客様が想定しているなら、

 その時している作業を中断して、

 冷蔵庫なりなんなりに仕舞い、

 生ハムのブロックを取り出し、

 スライスして、トリミングして、

 盛り付けて、片付けて...作業再開となる。

「生ハムなんて、予めスライスしとけばいいじゃん」

 とか言うなかれ。

 スライスしてあるのと切り出しでは、味も香りも全然違う)

 

「それはアナタ方の実力不足」

と言われればそこまでだが、

実際、そうなってしまうことは確かである。

 

「前日までに予約を」や、

開店時間前の、「まだ準備が」は、

何も気取ったり、

偉そうにして言っているワケじゃない。

 

コロナ以前、通常なら、

うちの開店時間は18時、

閉店は午前1時だが、

大概、ゴンザは昼前には店にいて、

仕込みをしている。

 

早朝市場に行ったら、

その後にも、だ。

 

(魚の鱗をひいたりおろしたり、

 身を締める作業をしたり...

 

「何でランチやらないの?」

 

ともよく聞かれるが、

答えは、

 

「そんなことしたら、

 寝不足と疲労で死んでしまうから」

 

もし、皆さんが通う店が、

「予約を」等、同じように言っても、

どうか悪くとらないで欲しい。

 

『我々』は、

全力を尽くして美味しいものを提供したいのだ。

 

 

 ※ 新しいマンボウの

  「滞在時間は90分まで」もね。

  何をどう提供している店を想定してるの?

  コース料理なんかは全部アウトだよね。

  というか、滞在時間の問題だというなら、

  せめて牛丼屋さんなんかは除外してあげて欲しい。

  仕事で遅くなった人々が、

  温かい料理を食べることも出来ないなんて、

  人を奴隷か何かと思ってんのか?

  あと、急に○○時まで、とか言われる方の身にもなってくれ。

  商売するな!というなら、

  決めることを早く決めてくれるのがせめてもの誠意では?