猫猿日記    + ちゃあこの隣人 +

美味しいもの、きれいなもの、面白いものが大好きなバカ夫婦と、
猿みたいな猫・ちゃあこの日常を綴った日記です

朝の桜に夜の桜

2006年03月31日 00時04分10秒 | ハ~プニング!
今朝。
仕事から帰ったゴンザがこう言った。

「erimaちゃん~、公園の桜がとっても綺麗だよ~。もしerimaちゃんさえ良ければ、俺、公園に桜を見に行ってもいいんじゃないの?」

よく聞くと変な言い方だが、これはゴンザの精一杯の気遣いだ。

「ううん、いいよー。だって、ゴンザ、仕事帰りで疲れてるだろうし、今から連れてってもらうなんて申し訳ないもん」

それでなくても、車で出勤したからと、帰りに市場に寄って美味しいマグロを持って帰ってくれたゴンザに、これ以上気を遣わせたり、色々してもらうのは申し訳ない。
確かに良いお天気で、気持ちの良い朝ではあるが.....

「俺、erimaちゃんが桜を見たいなら、全然疲れていないよ。今見ておかないと損するんじゃないの?見ておいたほうがいいと思うよ~」

おちゃらけながら、誘ってくれるゴンザの言葉に甘えて、公園まで車で行ってみることにする。

公園脇の道路には、たたまれた露天が並んでいるところを見ると、昼間は花見客で賑わうのだろう。
時間はまだ朝8時とあって、通勤客が足早に抜け道として使うその公園には、今はまだ、鳥の声と人々の靴音だけが静かに響いている。

「わあ、綺麗だねぇ!」

しばし桜に見とれ、行き交う散歩中の犬に気をとられつつ、春の朝を二人で楽しむ。

と、少し先に視線を落とすと、何かをついばむ山鳩くん。
あんまり後姿が綺麗なので、写真を撮らせてもらうことにする。
が、山鳩くんはマイペース。
私はカメラを手に、右往左往しながら
「あっ.....」
とか
「ちょっと待て!」
とか、ゴンザを尻目に山鳩くんの追っかけと化す。

プップッ!

「......ん?」
ふいに鳴らされたクラクション。
ふと山鳩くんから目線をはずし、クラクションの主である車を見れば、なんとそこにはゴンザの友人が。

「何してるの?」
そう聞かれ、言葉に詰まる。

「.....散歩」
山鳩相手にアホ面下げてカメラ片手に右往左往、そんなさまをモロに見られて動揺する私(笑)
出勤途中であるらしい彼は、ゴンザと二言三言言葉を交わし、笑いながら去っていった。

そこで、散歩の続きを始めた我々は池のほとりにある、見事な枝垂れ桜をしばし鑑賞する。
満開の花の蜜を吸いに来たのか、すずめとメジロがしきりに花を突いている。
しかし.....
しばらくその光景を眺めていた私は、なぜかすずめが突いた花だけが、クルクルと周りながら、一輪一輪落ちてくるのに気づく。
よく見れば、メジロがその細いくちばしを器用に桜の花の中心に差し込むのに対し、すずめはいちいち、一輪一輪花をちぎって取り、それから花の中心を吸っているらしい。

私は「へええ~」と、この新しい発見に(私にとっては)感心し、すずめが飛び移る枝の下に移動しては、クルクル落ちてくる花をキャッチする遊びにしばし興じた。
池に写った朝の桜がことのほか美しい。

世間様が活動を始める、時間が気忙しく働き始める朝のひととき。
贅沢にも、ゆったりと桜を見せて頂いた私たちは家路に着いた。

そして夕刻。
ゴンザの出勤時間に合わせて、ドラッグストアに買い物に出ることにした私は、先日お花見弁当を食べた河原の桜を再び愛でようと、一件先のお店まで歩いてゆく事に決めた。

がっ!
なんだか超寒~い。
ちょっと後悔.....
桜は確かに綺麗だけど、河原は春とは思えないような冷たい風が吹きぬけ、ほっぺと耳がちぎれそうだ。
(.....そこでシートを広げ、夜桜見物を始めるらしい君たち、君たちは根性があるよ)
ようやく目的地に着いたころには、あまりの寒さに涙が滲んでいた。

帰り道.....
身を切る寒さの中、夜桜越しの綺麗な夕焼けを見る。
なんだか雲もドラマチックで、薄い闇に染まり始めた桜も妖艶さを増す。

私は.....
あと何回桜を見られるのかな。

少し先を歩く、初老の夫婦らしき人影を見ながら、そう考える。

ゴンザ、今朝はありがとう。

ゴンザ、おかずを持ち帰る

2006年03月30日 23時06分41秒 | 今日のお弁当
ゴンザは客商売に従事しているため、よく頂きものをしてくる。「お客さんがどこそこへ行った時のお土産」とか、「知り合いの店で余ったからといって頂いた」とか、それは様々であるが、根っからの食いしん坊である我々を知っているのか、それらの頂き物はほとんどが食べ物である(笑)そして、それらの食べ物が、お弁当のおかずになるときもあって、なかなかに、おかずを考えるのが面倒なときなど、役立ってもくれる。お土産とかって、加工品が多いから、手を加えるのも少しで良かったりするし...

で、今日のお弁当。

<揚げシュウマイ2種><ウドと油揚げの煮物><小松菜の韓国風辛子酢味噌和え> です。

<揚げシュウマイ2種>
*ゴンザが持ち帰ってきたものを揚げただけ。
<ウドと油揚げの煮物>
*ウドは皮を薄くむいて斜め薄切り、酢水にさらす。にんじんは縦半分に切り、斜め薄切り、こんにゃくは棒状に切って茹でこぼす。油抜きした油揚げは短冊に切っておく。鍋にサラダ油を薄くひき、すべての材料を炒める。材料が半分かぶるほどのだし汁を注ぎ、ひとつまみの砂糖、醤油、みりんで味を調え、煮込む。
<小松菜の韓国風辛子酢味噌和え>
*小松菜は軽く茹で、冷水にさらして水気を絞り、食べやすい大きさに切る。ボールにコチュジャン、にんにくおろし少々、酢、塩を入れて混ぜ合わせる。小松菜、ちぎった海苔、すりゴマを加え、和える。

揚げシュウマイは、おそらく、肉シュウマイと海老シュウマイと思われる。私もまだこれから食べるところなので、味は知らない(笑)
ウドは油揚げではなく、厚揚げと一緒に煮ても。柔らかくなりやすいので、短い時間でサッと煮て。
韓国風辛子酢味噌は海鮮と和えても美味。辛さと比例して加わるコチュジャンのコクはお好みの酢の量で濃さを調節してね。

苺の美味しい季節には   - 安売り苺が大変身 -

2006年03月29日 22時28分40秒 | 美味しいもの
この季節。
我が家の定番、苺のタルト。

ひとパック250円の小さな苺が大変身!

生地を寝かして焼いたり、カスタードを作ったり、はたまたラズベリーのジャムを作ったり。
手間と時間はかかるけど.....

出来上がりはほっぺが落ちそうに美味しいよ♪

いつだったか、お花見に持って行ったこともあったけど.....
見た目も可愛く、とても楽しい気分になれたっけ。

女はベリー系の味と見た目にめっぽう弱いのだ。
(ちなみに我が家では冷凍ラズベリーとブルーベリーを常備)

余ったタルト生地は薄くのして型で抜いて、単独に焼いても美味しい。

それにしても。
豆乳パンと苺のタルト。
ずっと粉と格闘した一日だったなぁ。

豆乳パン

2006年03月29日 22時17分26秒 | 美味しいもの
先日、豆乳マフィンを作るために開封した、500ml入りの豆乳があったので、
牛乳パンならぬ、豆乳パンを作ってみた。

果たして、豆乳を生地に入れて、きちんと膨らんでくれるのか、
味のほうはどうなのか、まったく自信がなかったのだが.....。

結果は大成功!
甘~くて、もっちり、超おいしい♪
(もっとも、砂糖が少し入ってるから甘いのかもしれないが)

焼きたてパンって最高に美味しいよねー。

トマトカレーと一緒に、ゴンザと美味しくいただきました。

頭上注意

2006年03月28日 21時51分18秒 | ハ~プニング!
そしてもうひとつ花見ネタ。

桜の並木が続く遊歩道。
点在するベンチのひとつに腰かけ、のんびりお弁当をパクついていたら.....

「ボコッ!」

「いてっ.....!」

なんじゃこりゃ~!?

ヘンテコな実が脳天直撃。

見上げれば、桜の合間にこのトゲトゲした実を山ほどつけた木があるやんけー!
よく見れば足元にもボコボコ落ちてるし。

しかし。
かといって、移動するのもシャクに触る。

こうなれば、どっちが勝つか、根性試しじゃ。

かくして。
体中に緊張感みなぎらせ、お弁当を食べ終わる頃には.....

ぐったり疲れ、結局はこの実の直撃を二度も受けた私だった。