本当であればここには、先日載せた旧小机三十三所霊場巡り計画の、
二番寺~六番寺に訪れたことを書こうと思っていた。
今日(月曜日)の午前中に回った、それらのお寺のことを。
しかし、その中で、あまりに不思議な出来事があったために、
今回はそのことについて書こうと思う。
まさにその、お寺巡りに関係あることを.....。
今日は二番、『三念寺』さんから周りました。
が、各お寺の様子につきましてはまた後日。
昨夜私が見た夢は、白いヘビの夢だった。
いや、白ヘビとは言っても、
それは不思議なお話によく出てくるような、雪のように真っ白のものではなく、
結構リアルな、いわゆる突然変異で生まれたような、アルビノ種の
(ちょっと肌色がかった白)
大きなヘビの夢だ。
実を言えば、私は以前、
友人が飼っているアルビノ種のヘビに触らせてもらったことがあって、
それゆえ、そんな風に、リアルなヘビを夢に見たのかもしれないと、
起きてしばらくはそんな風に思っていた。
(この間土手でシマヘビを見たばっかりだし)
しかし、やはり『白いヘビ』にまつわる不思議な夢のお話をたくさん聞いて育つ
日本人としては、それはどうしても気になるもので、
いざ、お寺巡りに出かけようと家のドアを出る際のタイミングで、
私はその日自分が見た夢の内容をゴンザに話し、加えて、冗談めかして、
「白いヘビの夢って縁起がいいって言うし、宝くじでも買ってみる~?」と、
そんな風に言ったのだった。
お寺巡りの道中にはこんなのどかな光景が拡がります。
そして、そのまま家を出て、順調に寺を巡り.....
五番寺へ着いたときのことだった。
お参りを済ませ、お寺さんとその檀家さんが出してくださるお茶を頂いていると、
そのお世話をして下さった女性が、「どうぞ弁天様もご覧になって行って下さいね」と、
そう勧めてくださり、私とゴンザはその勧めにしたがって、
観音堂へ繋がる階段の上り口横にある、弁天様の祠のほうへ進んだのだった。
と。
あれはゴンザが先に進んだのだったか、それとも祠を見た後に、
私が先にその場を立ち去ろうとした時だったか.....。
とにかく、私はふと、ゴンザが祠の横の壁を真剣に見上げているのに気づいたのだった。
「何見てるの?」
すると、私のほうを向いたゴンザはこう答える。
「ここにこの弁天様のいわれ(縁起)が書いてあるんだよ」
静かな竹林を抜け.....
そして、彼がこう答えるまで、そのことにちっとも気づいていなかった私は、
その言葉を機にゴンザの側まで行き、共にそこに書かれた縁起についてを
読んだのだった。
このお寺の弁天様は、お寺が建てられた二百五十年前以前より、
その場に鎮座されていたこと。
また、明治末期にはお寺が荒廃し、弁天堂は埋まったままになってしまったこと。
そして大正末期には、なぜかお寺の近辺の家々に、
毎朝、ヘビが通って縄が引きずったような跡が残っていたこと。
その上、目の悪かった中村源八さんという方の夢枕に
「私は弁財天である。早く掘り出して世に出して欲しい。
そうすればお前の眼を治してあげよう」
というお告げがあり、そのとおりに講中の方々と埋まった土砂を除き、
お洞を掘り始めたこと.....
何年前から建っているのだろう。
今にも崩れてしまいそうな土蔵を横目に.....
驚いたのは、ここからである。
すると二日目にお洞の奥から、白蛇の胴のウロコが七枚出てきて、
お告げのとおり、弁天様があらわれた......
と。
このときの衝撃をどう表したらいいのだろう。
私がその前夜見たのは、確かに.....白いヘビの夢ではなかったか!?
「......だから、だったの!?」
つい数時間前に、私が見た白いヘビの夢について話したばかりの二人は、
目をまん丸にして顔を見合わせる。
いや、私のような汚れた心の持ち主が、
「導かれた」などと言ってはあまりに図々しいので、そうは言えないけれど、
しかしやはり、このことはあまりに不思議で、今もって私は、
その不思議な気持ちの只中にいるのは間違いない。
中にはこんな不思議な像のある建物もありました(笑)
「なんだ...?ああ、園芸屋さんの敷地か~」
その縁起について書かれている最後の方には、こうあった。
お姿を現した弁天様を供養したところ、縄の跡もなくなり、
お告げを受けた中村源八さんも夢を見ることがなくなり.....
その眼はすっかり良くなった、と。
私が見た白いヘビの夢には.....
いったいどんな意味があったのだろう。
今日は不思議で、楽しく....素晴らしい一日だった。
<その他の夢エピソード 1 2 3 番外編>
弁天様のいらしたお寺を出ると、すぐの場所にこんな可愛い子がいました♪
一緒にいたお母さんによれば、この子はアメショーとスコティッシュのMIXで、
母猫に誤って片耳を噛み切られてしまったため(へその尾を切る時かな?)
「売り物にならない」と、このおうちに貰われてきたそう。
とても甘えん坊だそうで、家の中でも外でもお母さんの後をついて回るのだそうだ。
今8歳ぐらいだそうで、「12年後もまた会おうな!」と、ゴンザがそう声をかけていた。