以前にも数度書いているが、ゴンザが働く店はクラブ街の中にある。
夜も深まれば、きらびやかなロングドレスを着たお姉さん達がタクシーに乗り込む客を見送る姿がそこここで見られ、さらに時間が深まれば、「アフター」と呼ばれる、ホステスさんと客の「お付き合い」としての食事風景なども見受けられる。
雑居ビルには高級クラブ、普通のラウンジパブ、またはオカマさんの店、ボーイズバー(ホストクラブ)などの様々な飲食店が渾然一体となって立ち並び、そこには独特の空気が漂っていて.....。
酔っ払って行き交う様々な人々。
中には芸能人やスポーツ選手の姿も見受けられ、ヤクザの姿もあれば、普段は仰々しいバッジをつけておられるセンセイ方の姿もアリ。
しかし、夜の街がどこもそうであるように、、また、店の入れ替わりも激しい。
つい先日オープンしたと思ったら、経営不振で閉める店。
その隙間に瞬く間に滑り込み、意気揚々と新規オープンする店の多さも夜の街ならでは、である。
ゴンザが働く店は、そんな街の真っ只中。
夕方から朝まで営業しているから、出勤前、出勤後のお腹を空かせたホステスさんが食事に寄ったり、また「これからオネエちゃんの店に飲みに行くぞ」なんて男性も多かったりで、バーであると同時に「ちょっと一息休憩所」みたいな雰囲気も併せ持った、不思議な空間となっている。
そこで今日の本題なのだが.....。
クラブが乱立している通りには、毎日のように大きな花を抱えたホステスさんの姿が見受けられるものである。
それは、お店のオープンだったり、何周年記念のお祝いだったり、ママの、もしくはチーママの、はたまたホステスさんのお誕生日だったり.....。
彼女らは、普通に生活していたら一生かかって頂くような量の花を、一晩に受け取ることも珍しくない。
車に乗せきれないほどの花を受け取り途方に暮れる、なんて、女としては夢のようなシチュエーションに陥ることが出来るのは、普段、何かと大変な思いをして働く彼女らの特権であろうが、その彼女らの特権の恩恵を受ける女がここにもいる。
それは、ゴンザが時折持ち帰ってくる、「おすそわけ」のアレンジフラワーを大喜びで受け取るこの私、である。
月曜の朝方(もう火曜か)、いつもなら自分で鍵を開けて家に入ってくるゴンザが「ピンポーン」と、ベルを鳴らす。
そんな時は、大抵大荷物を持っているものだと知っている私であるが、普段はそれが大量に買い込んできた水だったり、猫缶であったりするので、別段心構えもせず、迎えに出てゆく。
と、ドアを開ければ不自然な動きのゴンザ。ドアの影に片手を隠し、ニコニコしてその手に抱えたものをおもむろに差し出す。
「わあ~綺麗!良い匂い~♪」
それは、片手では抱えきれないほどの大きな花かご。
珍しく美しい花と、百合の花がむせ返るほどの甘い香りを漂わせて.....。
私は事情を聞くと、大喜びでその大きなな花かごを受け取り、いそいそとチェストの上に飾った。
もし、これを贈った男性がそのホステスさんに惚れていたのだとしたら、その行き先が我が家であっては気の毒なことこの上ないが、まあ、「飾りきれないから」と、捨てられてしまうよりはいいだろうから、遠慮なく楽しませていただくことにする。
実際、好きでもない男性から頂く大きな花束って、結構困るものなのは私にもわかるしね(これはまたいつか書くが、私は2度目のデートをした相手に巨大な花束を差し出され、「結婚して下さい!」と言われたことがある。超困った。・笑)。
我が家は年に数度、こんなおすそわけの恩恵に浴する。
狭い家はそのたび花の香りで満たされ、また、私も幸福に満たされて、その美しい花を眺める、といった具合に。
何より.....。
花は愛でてこそ花、なのだから、どこかの隅に追いやられるよりは、狭い我が家で主役になった方が幸せなのだ!?
夜も深まれば、きらびやかなロングドレスを着たお姉さん達がタクシーに乗り込む客を見送る姿がそこここで見られ、さらに時間が深まれば、「アフター」と呼ばれる、ホステスさんと客の「お付き合い」としての食事風景なども見受けられる。
雑居ビルには高級クラブ、普通のラウンジパブ、またはオカマさんの店、ボーイズバー(ホストクラブ)などの様々な飲食店が渾然一体となって立ち並び、そこには独特の空気が漂っていて.....。
酔っ払って行き交う様々な人々。
中には芸能人やスポーツ選手の姿も見受けられ、ヤクザの姿もあれば、普段は仰々しいバッジをつけておられるセンセイ方の姿もアリ。
しかし、夜の街がどこもそうであるように、、また、店の入れ替わりも激しい。
つい先日オープンしたと思ったら、経営不振で閉める店。
その隙間に瞬く間に滑り込み、意気揚々と新規オープンする店の多さも夜の街ならでは、である。
ゴンザが働く店は、そんな街の真っ只中。
夕方から朝まで営業しているから、出勤前、出勤後のお腹を空かせたホステスさんが食事に寄ったり、また「これからオネエちゃんの店に飲みに行くぞ」なんて男性も多かったりで、バーであると同時に「ちょっと一息休憩所」みたいな雰囲気も併せ持った、不思議な空間となっている。
そこで今日の本題なのだが.....。
クラブが乱立している通りには、毎日のように大きな花を抱えたホステスさんの姿が見受けられるものである。
それは、お店のオープンだったり、何周年記念のお祝いだったり、ママの、もしくはチーママの、はたまたホステスさんのお誕生日だったり.....。
彼女らは、普通に生活していたら一生かかって頂くような量の花を、一晩に受け取ることも珍しくない。
車に乗せきれないほどの花を受け取り途方に暮れる、なんて、女としては夢のようなシチュエーションに陥ることが出来るのは、普段、何かと大変な思いをして働く彼女らの特権であろうが、その彼女らの特権の恩恵を受ける女がここにもいる。
それは、ゴンザが時折持ち帰ってくる、「おすそわけ」のアレンジフラワーを大喜びで受け取るこの私、である。
月曜の朝方(もう火曜か)、いつもなら自分で鍵を開けて家に入ってくるゴンザが「ピンポーン」と、ベルを鳴らす。
そんな時は、大抵大荷物を持っているものだと知っている私であるが、普段はそれが大量に買い込んできた水だったり、猫缶であったりするので、別段心構えもせず、迎えに出てゆく。
と、ドアを開ければ不自然な動きのゴンザ。ドアの影に片手を隠し、ニコニコしてその手に抱えたものをおもむろに差し出す。
「わあ~綺麗!良い匂い~♪」
それは、片手では抱えきれないほどの大きな花かご。
珍しく美しい花と、百合の花がむせ返るほどの甘い香りを漂わせて.....。
私は事情を聞くと、大喜びでその大きなな花かごを受け取り、いそいそとチェストの上に飾った。
もし、これを贈った男性がそのホステスさんに惚れていたのだとしたら、その行き先が我が家であっては気の毒なことこの上ないが、まあ、「飾りきれないから」と、捨てられてしまうよりはいいだろうから、遠慮なく楽しませていただくことにする。
実際、好きでもない男性から頂く大きな花束って、結構困るものなのは私にもわかるしね(これはまたいつか書くが、私は2度目のデートをした相手に巨大な花束を差し出され、「結婚して下さい!」と言われたことがある。超困った。・笑)。
我が家は年に数度、こんなおすそわけの恩恵に浴する。
狭い家はそのたび花の香りで満たされ、また、私も幸福に満たされて、その美しい花を眺める、といった具合に。
何より.....。
花は愛でてこそ花、なのだから、どこかの隅に追いやられるよりは、狭い我が家で主役になった方が幸せなのだ!?
このアレンジメント
きっとerimaさん宅へ送られる事見越して作られたような・・・
この花たちも喜んでます
「わぁ~綺麗!」と迎えられたんだもの
それにしてもホント「ラッキー!」ですね
私も例え回り回った花束でも頂くとスゴクうれしい
花たちにはステキな魔力がありますよね
いやいや私はドライフラワーですよ
こんなゴージャスではないです。
いや...ちょっと毒々しい色が、昔の私に似てるかな
ホントは「スズランみたいに清楚で可憐」に
なりたいんですけど...絶対無理!
でも、お花って、どんなものでも頂くと嬉しいですよね~。
最近はアレンジメントも様々で楽しいですし。
たぶん、こうやってホステスさんに贈られる花って、
贈る男同士も競い合うでしょうし、
クラブ御用達の花屋さん同士も競い合うんでしょうね。
すごーく凝っているものが多いので、目の保養になります。
どこを回ってきた花でも、愛でて貰うのがきっと
花の幸せ。
私のところにやってきて、私だけでなく、
こうして皆様に見ていただけて、喜んでいるに違いない!?
しかし、出したやり方が、すごい。
kさんは、チェーテンの店長で、35歳です。
自分が、先日までいた、お店の前に出したんです。
それも、そこの、従業員を、引き抜いて、、
その店舗は、店長含めて、4人でしていたから、4人全部が、移ったんです。
どうも、そこよりは、良い給料を出すからといったそうです。
それも、カルテ、住所録、など、全部、コピーして、、、個人情報を、、、、取って、じぶんが、openしましたと、、、お客様にダイレクトメールを送っているんです。
私考えられないんです。人間は、やはり、人情は、なくては、いけないと思うんです。
出すのは、いいですけど、目の前なんて、、、従業員と、カルテを、取ったらいけないでしょう、、、???
こんなお店は、今から、どうなるんですかね????はやるの、かしら???
erima様は、どう思われますか???
そんな、もんなんですかね。??
チェーンテンのオーナーも、閉めないで、その、kさんがいた、お店を、守っているそうですけど、どうなるんでしょうか???
なんか、飼い主が、飼い犬に噛まれた、様に、思えてならないんですけど、、、
私、、、考えさせられます
商売の世界には、信じられないくらいすごい話がたくさんあるものだと思います。けれど、どの世界にもルールというものがあって、それを破れば必ずと言っていいほど制裁を受けるものです。特に、横の繋がりが多い、商店街や、お店が乱立する区域はそうなのではないかと思いますよ。ゴンザの店もそうですが、商売をしている同士、助け合わなければならないことって、頻繁にあるみたいですから...。ただ、人は新しいものが好きなものですから、当面はオープン3週間のその店も繁盛するでしょう。が、その後は経営者の人となり、客の扱い方、従業員の態度がものをいうでしょう。
しかし、なぜ、今までの店をあっさりと4人の従業員が捨てて新しい店に移ったのかも、お金のことだけではなく考えなければいけないかもしれませんね。チェーン店というのはたぶん、人と人との関わりより、方針や金儲けが優先されることもあるでしょうから、それが4人には寂しかったとか。一概に決め付ける事はできませんけど、何の要因もなくお金の事だけで彼らが移ってしまったとすれば、そんな従業員はまた同じ事を繰り返すのではないですか?引き抜いた本人だって、ホイホイ自分に付いてきた人間は、他の人にもホイホイついていくのではないかと、これからびくびくしながら仕事を続けるはずです。
それ以前に、個人情報保護法が施行された今、顧客のカルテを持ち出したという事は、個人情報を盗み出した行為として、れっきとした犯罪として扱われるべき種のものだと思います。
従業員の引き抜きは本人達の意思もあるけれど、顧客の情報は別物ですよ。
このお店は、10ねん後は、どうなっているんでしょうか???周りは、じっと、見てて、何かあったら、????でもあんがい、こういう人って強いのかも???
いろいろと、有難うございました。
アンジェラ