朝起きて、鉢の根元に気付く。
「...ん?何かのつぼみ?」
触ったら柔らかく、
「あ!キノコか!!触っちゃった...」
「あら、バラの根元にも!」
調べたら熱帯性のキノコで、毒はないらしい。
なかなかの鮮やかな色だが。
その名も黄金キヌカラカサタケ。
日本には自生しないが、腐葉土などに紛れて夏に顔を出すらしい。
朝にはコロンと丸くて黄色が、夕方にはもうこんなだけど。
翌日にはすっかりしおしおで、キノコの青春はことに儚い。
ずっと最初の姿だったら、観賞用として大人気だろう。
『キノコの寄せ植え』とかあったら欲しいもんね♪
確かに、鳥は飛んでこそ。
キノコは森の中でこそ。
色んなものを育てれば育てるほど、『あるべき場所』というものがあるのだな、と思いますね。
南国カラーのこいつも、土と共にやってきたはいいけれど、顔を出して「ありゃ?どこだ?」となったのではないでしょうか。
そういえば虫の中にも、キノコを栽培して食糧にする種がいるといいますから、キノコ栽培に虫がついてくるのも自然なことなのでしょうね。
直径30センチの毒キノコ!!
ちょっと好奇心がムズムズ...(笑)
でも枯れたりしたのでキノコへの興味はすぐになくなりました。やはり山に咲く植物は山で見るから美しいと思いました。