猫猿日記    + ちゃあこの隣人 +

美味しいもの、きれいなもの、面白いものが大好きなバカ夫婦と、
猿みたいな猫・ちゃあこの日常を綴った日記です

いのちのそこぢから。

2007年03月12日 13時09分04秒 | 携帯から
畑へ行ったら。

1週間前に摘み採って放置しておいた水菜の蕾が
(収穫をする場合、花を咲かせてしまうと固くなってしまうため)
葉クズの中から健気に花を咲かせていた。

切り取られても
踏みつけられても

いのちのそこぢからは決してめげない。

「すごいな」

「えらいな」

って思うけど。

お花にそう言ったら、
さらっと

「フツーだよフツー」

って答えるのかも。

人間だけが…

ねえ?

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2 コメント

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命って力強い (まきまき)
2007-03-13 01:46:49
水菜は確実に大地から栄養や水分を吸収し、徐々に力強くなってきた日光を浴び、命を広げていくんだね。
そう、草木は強いよね。
力強い!
命が満ち溢れてる。
草木だって、花だって、動物達も力強く自然の中で生きていく。
人は脆い生き物だから、子供の頃は手がかかるよね。
でもそれはまた親としての喜びでもあるんだよ。
手塩に掛けて育てるのも親の喜び。
そうしていつか愛情豊かに子供を育ててゆきたいと、私も願ってる。(過保護にはなりすぎないようにしなくっちゃ)
でもね、人間は大人になってからでも人の命を殺めたり、時に自分の命を自ら絶って傷つける。
そのような事、どんな状況にあったって、どんなに辛く苦しくたって、決してしてはいけない。
私は決して立派な生き方をしてるなんて言えないけど、むやみに人を傷つけ、ましてや人を殺めたりするような奴らは許せない。
このような水菜にすらも学ぶことは大きいんだ、命って本当はとても力強いものなんだと、この写真を見て思ったよ。
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人間だけが忘れること (erima)
2007-03-13 22:53:28
まきまき様

植物の物言わぬ、けれど、したたかで芯がまっすぐに通った強さには、人間なんかには決して勝てないクリアなものがあるよね。
余計な欲などなく、ただ生きるために生き、子孫を残そうとするその姿には、見るものの感傷さえ跳ね除けてしまう純粋さがあると思う。

人間はさ。自分自身の人生を生きる以前に、誰にどう見られるかとか、誰と比べて自分はこうだとか、余計なものにとらわれ過ぎて、何かを恨んだり、必要以上に欲するのだと思う。
そして思い通りにいかなかったとき、他者を攻撃したり奪ったり、自分自身の命すら奪ったりする...。

かつては貧しくても豊かに暮らしていたはずの生き物が、今や『豊か』の意味を履き違え、踊っているのが今の社会。

植物のシンプルな生き方は、私たちにたくさんのことを教えてくれるけれど、それはやはり見ようとしなければ見えないことで、それに気づける人間になれるかどうかが、最終的にはその人の豊かさを決めるのだとすれば...

次世代を生み育てる人々が、そんな小さく大きな命に目をやり、慈しみ、敬意を払うことを伝えていかなければならないと思う。

水菜は一見ひょろひょろと頼りない風情でも。
しなやかに強く生きているもの。
私たち人間もそうなれるといいわね。
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