田中文科大臣が新設の大学認可を“不認可”にした話。
最初は 言ってることが正しいと思いました。
だいたい設置審議会など、どれほどの審議をしているのか疑問ですから。
簡単に大学が出来て潰れて、これこそ学生にとって不幸なことはありません。
田中大臣の発言は審議会のいい加減さを突いており、これこそが民主党が目指す
役所の仕事を正す いい機会だったはずです。
ところが大学側の猛反発を受け、トーンダウンの末 、撤回とはネ。 嗤います。
大学側も「訴訟も辞さない」とは笑わせないで貰いたいです。
認可もされないうちから学生募集を行うなんて、おかしいでしょう。
それを「学生がかわいそう」などとは笑止千万です。
本末転倒とはこのことです。
大学側は審議会の審査など『形だけ』のことで 認可されることはわかっていたのです。
妄想をするに(あくまで)、文科省の官僚が天下りするぜっこうの場所が提供されるわけです。
それを『正しい判断』しようとする大臣が出てビックリしたことでしょう。
そんなことを報ずるところもひとつもなく、いわゆる『暴走大臣』という表現で
田中大臣の見識を片付けるところが昨今のメディアでしょう。
私が読んでいる東京新聞は今日の朝刊『応答室だより』で
「連日の報道は、文科相に『暴走大臣』などと批判的ですが、応答室に寄せられた声と投稿は
『官僚による大学増設政策は破綻している。大臣の蛮勇を支持する』などと賛同する意見が
圧倒的多数を占めました。」 と、
まるで対岸の火事のように署名入りで書いています。
そう書くあなたは報道機関に属する人ではないのですかと反論したいです。
田中大臣には、「こうなることは予測されたこと、それに対抗することが出来ないのなら、
最初から口に出さないことです。最近の野党は大事な審議より与党のアラを探すことを
主な仕事にしているのですから」と言いたいです。