10月の新刊「月下の恋人」浅田次郎~読みました
こちらは、「小説宝石」で、掲載された短編小説を一冊の本にまとめたものです
11編の物語・・どれも面白かったです
ほのぼのとする家族愛を描いたものから、若者らしい恋愛もの、ちょっとスリリングなミステリー・・やくざやサンが出てきたり、と、さすが!浅田次郎のオンパレードって感じでした
特に印象に残ったのは、
「あなたに会いたい」と、表題の「月下の恋人」でした
「あなたに会いたい」は、カーナビが主人公?いえ、・・なんというか、不思議なカーナビなんですよ。「どちらまで行きますか?」という、お姉さんの音声のあと、選ぶヒントがあって、その中に「あなたに会いたい」という、項目があるんです。好奇心からそれを選んだ、主人公の中年男がカーナビに案内されて連れて行かれた場所は・・??なんと、昔の恋人と逢瀬を重ねた思い出の場所、ラブホ!!
彼女の面影もほのかに感じられるこのシーン。?・・「地下鉄に乗って」とおんなじ不思議な雰囲気です!
さて、あなたに会いたい・と、望んでいたのは「彼女」なのかな?
「月下の恋人」は・・
ちょっと、ぞっとする心中話。いえ、奇跡の物語です
海に入って死のうとする二人の前に、先に身を投げた二人の頭が海面から見え隠れするのを発見します・・そして「死」を思いとどまるのですが、後で考えると二人がみた男女は自分たちの姿だった・・?!
ちょっと寂しい夜に、ぴったりの珠玉の作品集でした

こちらは、「小説宝石」で、掲載された短編小説を一冊の本にまとめたものです
11編の物語・・どれも面白かったです

ほのぼのとする家族愛を描いたものから、若者らしい恋愛もの、ちょっとスリリングなミステリー・・やくざやサンが出てきたり、と、さすが!浅田次郎のオンパレードって感じでした

特に印象に残ったのは、
「あなたに会いたい」と、表題の「月下の恋人」でした

「あなたに会いたい」は、カーナビが主人公?いえ、・・なんというか、不思議なカーナビなんですよ。「どちらまで行きますか?」という、お姉さんの音声のあと、選ぶヒントがあって、その中に「あなたに会いたい」という、項目があるんです。好奇心からそれを選んだ、主人公の中年男がカーナビに案内されて連れて行かれた場所は・・??なんと、昔の恋人と逢瀬を重ねた思い出の場所、ラブホ!!
彼女の面影もほのかに感じられるこのシーン。?・・「地下鉄に乗って」とおんなじ不思議な雰囲気です!
さて、あなたに会いたい・と、望んでいたのは「彼女」なのかな?

「月下の恋人」は・・
ちょっと、ぞっとする心中話。いえ、奇跡の物語です
海に入って死のうとする二人の前に、先に身を投げた二人の頭が海面から見え隠れするのを発見します・・そして「死」を思いとどまるのですが、後で考えると二人がみた男女は自分たちの姿だった・・?!
ちょっと寂しい夜に、ぴったりの珠玉の作品集でした
