晴れ上がった空のように・・

日常の出来事や読んだ本の紹介

アニバーサリー

2013年10月20日 | 
アニバーサリー  窪 美澄 著

Anniversary

窪 美澄 さんの作品を初めて読みました。

タイトルからは明るく軽いかんじのイメージを受けましたが、、なかなか人生を
考えさせられる内容でした。

物語は・・

子どもは育つ。こんな、終わりかけた世界でも。七十代にして現役、マタニティスイミング教師の晶子。家族愛から遠ざかって育ち、望まぬ子を宿したカメラマンの真菜。全く違う人生が震災の夜に交差したなら、それは二人の記念日になる。食べる、働く、育てる、生きぬく――戦前から現代まで、女性たちの生きかたを丹念に追うことで、大切なものを教えてくれる感動長編・・

第1章から3章までの構成で、前半は、晶子のお姫様のように、不自由なく育った環境から戦争体験。
NHKのに入局した遼平と結婚。激動の昭和の時代を妻、母として懸命に生きる様子は感心します。
昭和の雰囲気がよく伝わってくる。著者はまだ若いのによく勉強していると思った。

後半は、すさまじい話?で思わず目がくぎづけになります。
真菜の母は有名な料理研究家、平原真希である。なんの後ろ盾もなくこの世界で成功するには並大抵のことではなかっただろう。
しかし、そのおかげで、娘の真菜は人生を狂わせられてしまったようです。
家族の愛が欲しかったの?高校生で援助交際。。母に反発し、カメラの世界に入ったのはいいが、不倫の末、望まない妊娠。
そして、一人で育てる決心をするのです。

なんと、気丈なこと・・
結婚、出産、子育て・・そして仕事。人並みに苦労がわかるだけに、彼女の人生やその子の将来に暗澹たる思いがよぎります。

胸が締め付けられる。

まぁ・・小説だから、と思いますが。
そんな簡単に考えてほしくないです。命をはぐくむことは大変なことですよ。

震災をからめて
うまく人間関係を構築するストーリーに仕上がっています。

まぁまぁです。

もう少しこの作家さんの作品を読んでもいいかぁ・・と思いました。

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