晴れ上がった空のように・・

日常の出来事や読んだ本の紹介

ワン・モア

2015年12月14日 | 
ワン・モア One More  桜木柴乃 著

6編の物語、連作です
設定と展開、桜木柴乃さんらしいなぁ~とまた感心
物語は・・いつもの北海道小さな港町が舞台です。

「十六夜」・から
安楽死事件を起こして離島に左遷された女医美和。離島でも不倫騒動を起こす。
腕はいいが風変り。。で鋭利な刃物のような冷たさと人間としての暖かさ
を実は持ち合わせているのではないかと思う。

高校時代、国立大医学部をめざす、美和、鈴音、八木。理数科の精鋭クラスメートだ。
三番手の八木は経済的理由で医学部をあきらめ放射線技師を目指す・・それぞれの不器用な
恋愛事情がもりこまれ、連作の物語が展開するのです。
 
今まで読んだ桜木柴乃の中で秀作のランクをつけました!
暗いイメージの作品が多いけど、これは明るいし、希望がみえます。
ラストの「ワン・モア」
で一気に全員集合!みたいな終わり方で拍子抜けしそうでしたが、上手くつなげたね!
拍手喝采のハッピーエンドでした。
後味がいい。
しかし、美和のその後だけがきになりました。

余談ですが・・
高校のクラブでも一緒だったY君を思い出した。

彼も確か、放射線技師になったのでした。彼は私と違ってすごく優秀だったなぁ~
幼稚園が同じで、その後別べつの学校で、高校で再会した時は驚きでしたよね^^
今度の同窓会では会えるかな~


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