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月への梯子
樋口有介 著 文春文庫
とても不思議な物語でした。
彼の作品は初めて読みますが、著者紹介のところを読むと、ミステリーがお得意のようです。
主人公の「ボクさん」は40歳。母親が残してくれた小さなアパート「幸福荘」を管理する大家さんです。知能は小学校3,4年生で、時々自分がすることを忘れてしまうこともあるが、母親の教えを守りながら6人の善良な住人たちと、楽しく暮らしていた。ところがある日、住人のスナック勤務の蓉子が刃物でさされ部屋で殺されてしまう。梯子に上って屋根の修理をしていた「ボクさん」が偶然、窓から発見!梯子から落ちてしまい、頭を打って大怪我をするのです。
ここからが面白い。意識を取り戻し運よく、回復したボクさんは、なぜか、それまでとはちがって、知能が回復し、通常のいえ、それ以上の頭脳明晰な「ボクさん」
になってしまう。
ここまで読むと、ダニエルキースの「アルジャーノンに花束を」みたい~なんて連想してしまいましたが。
残りの住人5人たちが事件後なんと全員行方をくらまし、ボクさん自ら殺人事件の真相にせまろうとします・・
「ボクがみんなに親切にすれば周りの人は皆いいひとになるよ。僕は運がいいよ」
というのがボクさんの人生観だった。
それが一転・・目覚めれば今まで取り巻く世界そのものが虚構、不可解を知ったボクさん。はたしてそれは幸せなことでしょうか?
せつなさがにじみます。
最後のどんでん返しはあっと、驚きました。
まだ読んでいないかたのために、書けないのが残念です。
ファンタジー?ミステリーホラー?SF・・なの??
月への梯子に昇って、ボクさんは幸せになれたのかなぁ・・
ボクさんのために、そうあってほしい。
不思議な物語でした![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_uru.gif)
樋口有介 著 文春文庫
とても不思議な物語でした。
彼の作品は初めて読みますが、著者紹介のところを読むと、ミステリーがお得意のようです。
主人公の「ボクさん」は40歳。母親が残してくれた小さなアパート「幸福荘」を管理する大家さんです。知能は小学校3,4年生で、時々自分がすることを忘れてしまうこともあるが、母親の教えを守りながら6人の善良な住人たちと、楽しく暮らしていた。ところがある日、住人のスナック勤務の蓉子が刃物でさされ部屋で殺されてしまう。梯子に上って屋根の修理をしていた「ボクさん」が偶然、窓から発見!梯子から落ちてしまい、頭を打って大怪我をするのです。
ここからが面白い。意識を取り戻し運よく、回復したボクさんは、なぜか、それまでとはちがって、知能が回復し、通常のいえ、それ以上の頭脳明晰な「ボクさん」
になってしまう。
ここまで読むと、ダニエルキースの「アルジャーノンに花束を」みたい~なんて連想してしまいましたが。
残りの住人5人たちが事件後なんと全員行方をくらまし、ボクさん自ら殺人事件の真相にせまろうとします・・
「ボクがみんなに親切にすれば周りの人は皆いいひとになるよ。僕は運がいいよ」
というのがボクさんの人生観だった。
それが一転・・目覚めれば今まで取り巻く世界そのものが虚構、不可解を知ったボクさん。はたしてそれは幸せなことでしょうか?
せつなさがにじみます。
最後のどんでん返しはあっと、驚きました。
まだ読んでいないかたのために、書けないのが残念です。
ファンタジー?ミステリーホラー?SF・・なの??
月への梯子に昇って、ボクさんは幸せになれたのかなぁ・・
ボクさんのために、そうあってほしい。
不思議な物語でした
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