晴れ上がった空のように・・

日常の出来事や読んだ本の紹介

クリスマス・ボックス

2007年11月12日 | 
Richard Paul Evans (リチャード・P・エヴァンス)著、笹野洋子=訳

少し、古い本を読みました。1995年に全米で大ベストセラーとなりました。

アメリカのユタ州ソルトレーク・シティ。ヴィクトリア朝の立派な古い館が物語の舞台です。
そこで暮らす一人の老婦人メアリー。「わたし」と妻、幼い娘の三人が家事手伝いとして、住み込むことになります。屋根裏部屋で見つけた立派な木彫りの箱。その中から流れ出てくる不思議な調べ、夢にでてくる天使。そして、手紙。メアリーはなにかを私を伝えようとしている・・ちょっとミステリアスなかんじで話は進みます。もうすぐクリスマスを迎えるというのに、メアリーは不治の病でたおれてしまいます。
美しい木箱に秘められたメアリーの思いとはなんだったのか・・?

著者のリチャード・エヴァンスは、それまで小説を書いたことがなかったという。
この物語を書いたきっかけは、エヴァンスの母からきいたことのある、30年前に死産した妹の話・・。

一気に読み終えての感想は、シンプルに
「あ~ぁいい話だなぁ・・」 でした。
日々の忙しさのなかで、忘れてしまいそうになる「大切なこと」を思い出させてくれます。

メアリーの質問・「最初のクリスマスの贈り物はなんだったと思う?」
メアリーは神様のもとへ逝ってしまうけれど、答えはラストシーンの中ですべてがあかされ、胸を熱くします。

若い、カップルへ、そして、普段は経済誌ばかり読んでいるパパさんに是非、読んでもらいたい本です。


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2 コメント

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クリスマス・ボックス (hanasakukw)
2007-11-12 22:12:47
「あ~ぁいい話だなぁ・・」 なんって
その言葉に感動してしまいますね。
「大切なこと」を思い出させてほしいです。
そしてタイトルも素敵ですね!
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クリスマスにどうぞ・・ (yuyupure)
2007-11-13 09:44:58
是非、手にとって見てください!文庫でも出てますよ^^仕事中でした~
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