晴れ上がった空のように・・

日常の出来事や読んだ本の紹介

おひとりさまの老後

2007年08月27日 | 
先月の新刊で、おもしろいタイトルの本が入ってきました。
おひとりさまの老後・・上野千鶴子 著

シングルライフのおすすめ~
シングルも既婚も、結局最後死ぬときは一人。もう、これで老後は怖くない~!!

奇抜な帯に魅せられつい、手にとって立ち読みをしました~

大学教授で、女性学が専門の著者ならではの女性自立論・・いえ、老人自立論って感じです。

世界に誇る?長寿国、日本。女性は85歳、男性は77歳でしたか?
とにかく女性のほうが絶対に長く生き残るのは必定です。

夫につかえ、子供を育て、夫の親の介護をし、夫の介護をして・・ず~っと、家族の為にほとんどの時間をささげてきた、という日本の女性像がありますが、そのしがらみから開放されたとき、時間はすべて自分のためだけに使われるのです。それも一人だけの家なら、なおのこと、すべて自由な空間でです!

「おひとりでお寂しいでしょう~?」
とんでもない!大きなお世話よ!私は自由を謳歌しているの。この世の花よ~

もし、心配?(自分の世間テイや都合かもしれない)した子供から
「一緒に住まない・・?」
とお誘いがあったら、それは、まさしく「悪魔のささやき」です

ここまで読んで、つい、苦笑してしまいました~
なるほど、鋭い洞察力と発想の転換です・・


ひとりで最後まで、元気で暮らすには、やはり社会の福祉制度が整い、インフラも整備されなければ、困難なことも出てくると思います。

でも・・ついつい(ひそかに)子供に面倒をみてもらおう・とかって願っていてもそれが幸せの形とは限らないんですね

自分の老後と言うより・・
親の介護が、近い将来迫ってきそうな私達には、別の感慨でしみじみとしました。

最後まで読めずに、最後の一冊が売れてしまいました。
なんと、この本は、今日のトーハンのランキングにいきなり、ベスト10にはいっていました~

少子高齢化の時代。
やはり関心の高さがうかがえますね






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1 コメント

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老後 (airplane)
2007-09-06 10:34:09
老後生活・・・

本人も周りの家族にとっても永遠の課題ですね。

元気であれば、どんなに歳をとってもたのしい老後ですが、そうでなければ、お互いが気を遣い合い、決して楽しいとは限らないですね。

僕は介護までしてもらって生き長らえるのは辞退したいな・・・・・

今だから言えるのかもしれませんが・・・

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