グループZAZA

「君が代」不起立処分大阪府・市人事委員会不服申立ならびに裁判提訴当該15名によるブログです。

丁章(チョン・ヂャン)さん講演会 ~無国籍の在日サラムを生きるとは~

2022-08-08 09:09:40 | グループZAZA連続講座

2022グループZAZA連続講座 第2回のご案内

丁章(チョン・ヂャン)さん講演会

~無国籍の在日サラムを生きるとは~

 

日時: 821日(日)午後2時~430

会場: エルおおさか5階 視聴覚室 (リモート参加申し込みは以下に記載)

2回のテーマ: 「無国籍者の視座から」

参加費:500(リアル・リモート共に)

 

リモート(ZOOM)での参加もできます。リモート参加の申し込みは、imae@shore.ocn.ne.jpまで。

第何回講演のお申し込みかを明記の上、お名前とメールアドレスをご連絡ください。締め切りは819日です。

また、もし可能ならば、第3回以降講演のはがき連絡や資料等郵送のために郵便番号とご住所もお知らせいただけると幸いです。

後日、参加方法及び参加費の振り込み等の詳細について返信いたします。

◆すでに、ご参加の申し込みをいただいている場合は、新たに申し込みの必要はありません。

もしも、すでに申し込みをされているにもかかわらず、815日までに参加の確認が届かない場合は、以下の担当者(井前)までご連絡ください。

 

 

(第1回講演の簡単なご紹介)

丁章さんは、1968年生まれ。韓国籍の母と朝鮮籍の父の間に生まれた朝鮮籍の在日3世。彼は、第1回講演で以下のように自己紹介した。「私は普段、自分のことを『無国籍の在日サラム』と称しています。『サラム』とはコリア語で『人』という 意味を表す『사람』を元にした呼び方で、民族の総称として『韓国』や『朝鮮』ではなく、私はこの『サラム』 を用いています。」そして、「なぜ、本名を名乗るに至ったのか」「民族教育などさまざまな出逢い」を中心に語り始めた。

戦中戦後にこの日本で生まれた在日 2 世で、在日朝鮮人への差別が最も厳しかった時代に生きた両親の元で、日本の通名で日本の公立学校に通いながら、自分が朝鮮人であることすら気づかずに暮らした10歳までのこと。担任から言われた「あなたたちはみんなは日本人」という言葉を機に、両親から「朝鮮人であることを隠せ」と諭された10歳の時のこと。それが、「地獄の日々の始まり」であったこと。中学3年生のときに、東大阪市立小阪中学校で民族学級と出逢ったこと。そこが、自分がルーツについて抱いている喪失感を埋めてくれる場、傷付き損なわれたルーツを救い保障する場であったこと。そして、詩と出会ったこと。「喫茶美術館」のこと。丁章さんは、現在に至る自身の歴史を淡々と語ってくれた。そして、「日本人になれ」という圧力に抗い、「朝鮮人である自分であろう」とした詩人 尹東柱の墓前に捧げた自作の詩を読み上げた。

2回講演では、「大韓民国の国民でも、朝鮮民主主義人民共和国の国民でもない、無国籍の『朝鮮籍』者なのですが、無国籍の『朝鮮』籍とは、一体何なのか?」について詳しく話したいという。

 

(第3回と第4回予定)

3回   116日(日)午後2時~  国労大阪会館3階 大会議室

            テーマ「東大阪に住む民として」

4回   2023122日(日)午後2時~  エルおおさか5階 視聴覚室

            テーマ「私が詩人になってからのこと」          各回 資料代500円

 

また、今後もコロナウイルスの感染拡大は予断を許さず、講演会の延期や中止もあり得ますので、最下段の連絡先やブログ『グループZAZA』(QRコード)でお確かめ下さい。

************************************

グループZAZA オンライン担当 井前弘幸(imae@shore.ocn.ne.jp

ZAZA(ザザ)は「座座」「すわる仲間」というような意味です。

201219年の卒業式・入学式で、「君が代」不起立を理由に懲戒処分や再任用取消を受け、人事委員会や裁判で処分や再任用取消の撤回を求めて闘っている小中高支援学校の教職員のグループが、ZAZAです。

 

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🌺ー平井美津子さん講演録頒布のお知らせー🌺

2022-07-25 06:28:15 | グループZAZA連続講座

🌺ー平井美津子さん講演録頒布のお知らせー🌺

2020グループZAZA連続講座は、映画『教育と愛国』にも出演され、数多くの発信をされている平井美津子さんに『歴史に学び、未来を拓く』をテーマに全4回講演いただきました。

講演録は、全4回の講演を文字起こしをし、平井美津子さんご自身により加筆修正いただいたものです。講演を聴かれた方はもちろん、お聴きになっていない方にもお勧めできる素晴らしい講演録であるとZAZA一同自負しております。

平井美津子さんの教師としての、研究者としての、そしてひとりの人間であり女性としての姿勢がどのページからも迫ってきます。

お申し込みは、「平井美津子さん講演録希望」と表題(タイトル)に記載の上、住所・名前・冊数を明記し下記までお申し込みください。郵送でお届けする際、振込用紙を同封させていただきます。

1冊500円です!(←めっちゃ、値打ちあります!!)

申し込みメールアドレス:umehasaitaka@mx5.canvas.ne.jp(梅原聡)

送料(200円)と郵便口座への振込手数料(ATMで152円~262円等)はご負担ください。

ただし、4冊以上ご注文の場合は送料・振込手数料ともこちらで負担します。

ご注文いただきましたら講演録と共に振替用紙をお送りします。

【追記】

大阪教育合同事務所にも在庫がありますが、お求めの場合は、事前に下記へお電話ください。

増田携帯:09046467531

また、2019ZAZA連続講座「遠藤比呂通さん講演録」も頒布中です。併せてお申し込みいただけるならうれしいです。

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2022ZAZA連続講座 丁章さんより

2022-05-09 15:52:40 | グループZAZA連続講座

2022グループZAZA連続講座について、講演者である丁章さんご自身、自ら発信していただいています。ご本人の了解を得て、そこから引用紹介させていただきます。このたびの講座は4回にわたる連続講座ですので、詩人であることはもちろん、様々な面の丁さんに触れることができると思われます。是非お越しください。

🥀丁章さんよりーーーーー

私は常々、詩人の活動の一環として市民運動をおこなっているつもりですが、共に闘っている活動家のみなさんからは、私のことを詩人だと知らずに活動家だとおもっている人や、私が詩人であるということをまるで忘れてしまっている人も多いです(苦笑)。

「この世に詩人がいなければ詩は無い。詩人がいる以上、この世に詩でないものは有り得ない」というのは高村光太郎の言葉ですが、私にとって詩人というのは、人間一人一人の生きざまや、共同体の営みにやどる詩を、詩という表現でこの世にあらわす者であるとおもいます。そして詩人自身も当然、一人の人間ですから、私は自分自身にやどる詩を生きて、自分の生きざまを詩にしてこの世に遺すのが務めだとおもっています。

 先の高村光太郎の言葉を、私は次のようにアレンジしたいです。「この世に人間がいなければ歴史は無い。人間がいる以上、この世に歴史でないものは有り得ない」と。私はこの十数年間、市民運動に関わって、真の人間の歴史、つまり人間の幸福のための歴史を遺すために生きている活動家のみなさんと出逢いました。人間を不幸にする歴史を捏造する政治家たちや闇の勢力に抗い、闘っている活動家のみなさんの生きざまから放たれる詩の力を、私はたくさん浴びて、そのおかげで私にやどる詩の力もずいぶん成長できたとおもいます。その恩返しの想いも込めて、このたびZAZA講座の講師を引き受けました。

「詩」は「史」でもある、と私はおもいます。私にやどる詩について、4回にわたりパワーポイントを使って語りますので、ご都合よろしければご参加ください。Zoomでの参加もできますので遠方のみなさんもよろしければどうぞ。

 

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丁章さん、ハワイ大学に招聘される!!

2022-04-03 08:51:03 | グループZAZA連続講座

本年のZAZA連続講座を引き受けてくださった丁章さんは、さる3月ハワイ大学に招聘され講演をされました!

丁章さんは、今年3月21日から23日にかけてハワイ大学マノア校で開催された東アジアのディアスポラ、植民地主義、文化創造に関するシンポジウム「Empires in Motion(うごめいている帝国-日帝の陰における人間移動と文化創造)」に、「在日コリアン現代文学の主要な一人」の特別ゲストスピーカーとして招聘され、「無国籍在日サラムの想いを語り詩う」と題して講演されました。

このたび丁さんを招聘した同大学の東アジア言語文学部准教授のアンドレ・ヘイグさんは、『朝鮮籍とは何か』(李里花編 明石書店)に収録された丁さんの著作「なぜ無国籍の『朝鮮』籍を生きるのか?」に感銘を受け、無国籍者であるがゆえにアメリカのビザ取得と渡航が困難な丁さんに、国籍・国境の壁を突破して、ぜひともハワイに来てもらいたいとおもったからとのことです。このたび丁さんは見事にその壁を突破して、ハワイでの講演を果たしました。

シンポジウムの丁章さんの紹介ページ→ https://empiresinmotion.com/zhongzhang/

 

画像は、最終日に訪れた東海岸のカイルア・ビーチで撮影されたものです。

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丁章(チョン・ヂャン)さん講演会 〜無国籍の在日サラムを生きるとは〜

2022-03-18 17:46:36 | グループZAZA連続講座

2022年グループZAZA連続講座

丁章(チョン・ヂャン)さん講演会

〜無国籍の在日サラムを生きるとは〜

 丁章さんは、1968年生まれ。韓国籍の母と朝鮮籍の父の間に生まれた朝鮮籍の在日3世だ。朝鮮籍とは、朝鮮民主主義人民共和国の国籍ではなく地域名であり、事実上の無国籍である。有国籍者に比べ、海外渡航等に困難が生じるが、朝鮮半島の統一への願いと、国籍の有無によって人間の幸福が侵害されるようなことがあってはならないという考えから、無国籍サラムとして生きているという。サラムとは朝鮮語で「人」を意味する。

 今年2月、丁章さんを編集責任者とする「オール東大阪教科書運動報告集 教育の独立を取り戻すまで」が、第4回「むのたけじ地域・民衆ジャーナリズム賞」優秀賞を受賞。そして3月、「朝鮮籍とは何か」(李里花編 明石書店)に収録された著作「なぜ無国籍の『朝鮮』籍を生きるのか?」が注目され、ハワイ大学シンポジウム「EMPIRES IN MOTION(うごめいている帝国-日帝の陰における人間移動と文化生産)」の講演者として招聘されました。

 2022年のZAZA連続講座は、丁章さんに、一人の人間としての個人史を軸に4回に分けて「無国籍の在日サラム」のおもいを語っていただき、ともに考え合えたらと思います。

 

1515日(日)午後2時~  エルおおさか6階 大会議室

テーマ「私が詩人になるまで 

 ~なぜ、本名を名乗るに至ったのか。

  民族教育などさまざまな出逢い〜              

(予告)

2回   821日(日)午後2時~  エルおおさか5階 視聴覚室

            テーマ「無国籍者の視座から」

3回   116日(日)午後2時~  国労大阪会館3階 大会議室

            テーマ「東大阪に住む民として」

4回   2023122日(日)午後2時~  エルおおさか5階 視聴覚室

            テーマ「私が詩人になってからのこと」         

各回 資料代500円

 

◆リモート(ZOOM)での参加もできます。リモート参加の申し込みは、imae@shore.ocn.ne.jpまで、第何回講演のお申し込みかを明記の上、お名前とメールアドレスをご連絡ください。(締め切りは各回の2日前です。) 後日、参加方法等の詳細について返信いたします。

 

 また、今後もコロナウイルスの感染拡大は予断を許さず、講演会の延期や中止もあり得ますので、当ブログやチラシ連絡先でご確認ください。

 なお、ZAZA(ザザ)は「座座」「すわる仲間」というような意味です。201219年の卒業式・入学式で、「君が代」不起立を理由に懲戒処分や再任用取消を受け、人事委員会や裁判で処分や再任用取消の撤回を求めて闘っている小中高支援学校の教職員のグループがZAZAです。

 

 

 

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