本日開催された四條畷市教育委員会で、歴史・公民とも育鵬社の教科書が採択されました。
Mさんから傍聴記が届きましたのでご覧ください。
本日午前中四条畷の採択会議を傍聴しました。
残念なことにまたもや歴史、公民ともに育鵬社採択という暴挙です。特に歴史は府下で初めてです。
東大阪と共通しているところは、国語から順番に決めていく中で一言も発しなかった教育長が初めて、口を開いたのが、「歴史教科書に育鵬社がふさわしい」です。
待っていたかのように、委員の1人が、育鵬社推薦、しかも公民と連携でみたいな発言。他の委員は他を推薦。
委員長が『学校現場で観点の異なる育鵬社を教えることは非常に難しいと思う。今まで他市も使っていない教科書を使うとなると考え方をしっかり持たないと、中学生に歴史的事実をいろんな観点で教えるには、教える側の主体もそうとうしっかり教えてもらわないといけない。これがいいとは言えないが、私の感想です。』と暗に育鵬社を批判したが、他の委員に意見を促してもしばし沈黙が流れるだけ、最終東京書籍と育鵬社に絞ったが、沈黙の中、賛成委員の1人が「育鵬社は郷土学習という観点から、楠正成が取り上げられ、公民とのバランスで推薦する」とだめ押し。育鵬社に決まりかけ、保留意見もあるという中で賛成委員が休憩動議を出し、5分の休憩後あっさり育鵬社が「強い意見」ということで決定。
公民も教育長が4点にわたり、育鵬社を推薦。賛成委員がまたも「歴史とリンクしているから育鵬社がいい」と賛成意見。
委員長は「現行東書がわかりやすく、育鵬社か東書になるが、意見は?」に対し意見なし。重ねて他の推薦ないかと問いかけるがなし。それまで意見をのべていた他の委員も沈黙のまま育鵬社に決定。
それまで最後の確認で「異議はないか」との問いに「異議なし」と答えていたが、歴史も公民も「異議なし」もなく育鵬社を採択した。
東大阪のお粗末な会議がますます恥ずかしくなるぐらい、少なくとも推薦の意見は述べられた。しかし、反対の声がないところに危機的状態を感じる、
安倍の右翼的ファッショ的手法に、教育委員会も委員も教育長も」すべて服従し、こうして再び戦前が始まるのか、戦争教育が開始される、「お国のための少国民教育の始まる」歴史的瞬間だったと感じました。
乱暴で雑な報告ですみません。とりあえず、今日の反動的教育委員会議の結果をおしらせします。ちなみに傍聴は20人の座席が用意されていました。
寝屋川市は50人、遅刻しても出入り自由。ただし、議事録は返却でした。四条畷は議事録も配布されず、傍聴心得だけでした。以上報告します。
From: 和寧文化社 [mailto:waneibunkasha@yahoo.co.jp]
Sent: Wednesday, July 29, 2015 6:44 AM
To: 和寧文化社
Subject: 丁章です。東大阪中学校教科書採択会議にて、育鵬社の公民教科書が採択されました。
東大阪市中学校教科書採択会議 2015・7・27
丁 章
2015年7月27日、東大阪市の中学校教科書採択会議にて、公民教科書に育鵬社が採択されました。
わたしたち市民の声は、教育委員たちの心に宿るはずの倫理性を目覚めさせることはできませんでした。悔しいです。
私がこの眼と耳で傍聴した採択会議は市民を馬鹿にするような全くの茶番劇でした。育鵬社の公民教科書を採択するためだけの理由付けとして「保護者の中に、現行の教科書を使ってほしいという意見があった」とのセリフで採択会議の幕が開き、その理由付けをもとに会議全体のシナリオが前もって書かれており、教育委員の大根役者たちが茶番劇を演じてゆく。「現行がいい」とのセリフをはじめから最後まで白々しく繰り返す大根教育委員たち。子どもが見てもわかる白々しい茶番劇。
この茶番の採択会議は、育鵬社教科書の内容の問題以前の、決め方の問題です。これは東大阪市の教育破壊と同時に、民主主義の破壊だと言えます。こんな決め方で採択された教科書で、子どもたちや現場の教師たちが学習することになるとおもうと、この茶番を止められなかったことが、本当に情けなく、申し訳ない気持ちに打ちのめされます。
野田市長の政治的思惑によって東大阪の教育が支配されてしまっている。教育の自由と独立がなぜ必要なのかを、私は改めて身をもって知りました。教育の自由と独立は、個人市民の自由と独立そのものなのです。政治的思惑による介入が、みごとに教育や個人を破壊してしまう。あの教育委員たちの白々しい大根演技が、そのことを物語っている。曲がりなりにも、教育委員会議は東大阪の教育におけるトップの人たちの会議であるはずなのに、それがあの茶番劇ならば、東大阪の教育はあまりにお粗末で、恥ずかしすぎる。
東大阪の教育を野田政治に売り渡した教育委員たちの責任は重大です。辞めて責任を取るべきです。更迭を求めたいです。
4年前に殺された東大阪の教育を地獄の底からよみがえらすことはできませんでした。悔しいです。そして教育の自由と独立に汚い手を伸ばしてきて略奪してゆく政治家たちを許せない気持ちでいっぱいです。
ここからがまた次の闘いの始まりです。安倍政権に直結する野田市長の暴政に抗い続けますので、みなさまのご関心とご支援を今後もよろしくお願いいたします。
当日の採択会議をテレビ大阪ニュースリアルが報道しました。その動画がこちらです。ご覧ください。いかにお粗末な茶番会議だったかわかっていただけるとおもいます。
→https://www.facebook.com/Cafe.ArtMuseum/videos/vb.197862010312329/819753691456488/?type=2&theater
Mさんから傍聴記が届きましたのでご覧ください。
本日午前中四条畷の採択会議を傍聴しました。
残念なことにまたもや歴史、公民ともに育鵬社採択という暴挙です。特に歴史は府下で初めてです。
東大阪と共通しているところは、国語から順番に決めていく中で一言も発しなかった教育長が初めて、口を開いたのが、「歴史教科書に育鵬社がふさわしい」です。
待っていたかのように、委員の1人が、育鵬社推薦、しかも公民と連携でみたいな発言。他の委員は他を推薦。
委員長が『学校現場で観点の異なる育鵬社を教えることは非常に難しいと思う。今まで他市も使っていない教科書を使うとなると考え方をしっかり持たないと、中学生に歴史的事実をいろんな観点で教えるには、教える側の主体もそうとうしっかり教えてもらわないといけない。これがいいとは言えないが、私の感想です。』と暗に育鵬社を批判したが、他の委員に意見を促してもしばし沈黙が流れるだけ、最終東京書籍と育鵬社に絞ったが、沈黙の中、賛成委員の1人が「育鵬社は郷土学習という観点から、楠正成が取り上げられ、公民とのバランスで推薦する」とだめ押し。育鵬社に決まりかけ、保留意見もあるという中で賛成委員が休憩動議を出し、5分の休憩後あっさり育鵬社が「強い意見」ということで決定。
公民も教育長が4点にわたり、育鵬社を推薦。賛成委員がまたも「歴史とリンクしているから育鵬社がいい」と賛成意見。
委員長は「現行東書がわかりやすく、育鵬社か東書になるが、意見は?」に対し意見なし。重ねて他の推薦ないかと問いかけるがなし。それまで意見をのべていた他の委員も沈黙のまま育鵬社に決定。
それまで最後の確認で「異議はないか」との問いに「異議なし」と答えていたが、歴史も公民も「異議なし」もなく育鵬社を採択した。
東大阪のお粗末な会議がますます恥ずかしくなるぐらい、少なくとも推薦の意見は述べられた。しかし、反対の声がないところに危機的状態を感じる、
安倍の右翼的ファッショ的手法に、教育委員会も委員も教育長も」すべて服従し、こうして再び戦前が始まるのか、戦争教育が開始される、「お国のための少国民教育の始まる」歴史的瞬間だったと感じました。
乱暴で雑な報告ですみません。とりあえず、今日の反動的教育委員会議の結果をおしらせします。ちなみに傍聴は20人の座席が用意されていました。
寝屋川市は50人、遅刻しても出入り自由。ただし、議事録は返却でした。四条畷は議事録も配布されず、傍聴心得だけでした。以上報告します。
From: 和寧文化社 [mailto:waneibunkasha@yahoo.co.jp]
Sent: Wednesday, July 29, 2015 6:44 AM
To: 和寧文化社
Subject: 丁章です。東大阪中学校教科書採択会議にて、育鵬社の公民教科書が採択されました。
東大阪市中学校教科書採択会議 2015・7・27
丁 章
2015年7月27日、東大阪市の中学校教科書採択会議にて、公民教科書に育鵬社が採択されました。
わたしたち市民の声は、教育委員たちの心に宿るはずの倫理性を目覚めさせることはできませんでした。悔しいです。
私がこの眼と耳で傍聴した採択会議は市民を馬鹿にするような全くの茶番劇でした。育鵬社の公民教科書を採択するためだけの理由付けとして「保護者の中に、現行の教科書を使ってほしいという意見があった」とのセリフで採択会議の幕が開き、その理由付けをもとに会議全体のシナリオが前もって書かれており、教育委員の大根役者たちが茶番劇を演じてゆく。「現行がいい」とのセリフをはじめから最後まで白々しく繰り返す大根教育委員たち。子どもが見てもわかる白々しい茶番劇。
この茶番の採択会議は、育鵬社教科書の内容の問題以前の、決め方の問題です。これは東大阪市の教育破壊と同時に、民主主義の破壊だと言えます。こんな決め方で採択された教科書で、子どもたちや現場の教師たちが学習することになるとおもうと、この茶番を止められなかったことが、本当に情けなく、申し訳ない気持ちに打ちのめされます。
野田市長の政治的思惑によって東大阪の教育が支配されてしまっている。教育の自由と独立がなぜ必要なのかを、私は改めて身をもって知りました。教育の自由と独立は、個人市民の自由と独立そのものなのです。政治的思惑による介入が、みごとに教育や個人を破壊してしまう。あの教育委員たちの白々しい大根演技が、そのことを物語っている。曲がりなりにも、教育委員会議は東大阪の教育におけるトップの人たちの会議であるはずなのに、それがあの茶番劇ならば、東大阪の教育はあまりにお粗末で、恥ずかしすぎる。
東大阪の教育を野田政治に売り渡した教育委員たちの責任は重大です。辞めて責任を取るべきです。更迭を求めたいです。
4年前に殺された東大阪の教育を地獄の底からよみがえらすことはできませんでした。悔しいです。そして教育の自由と独立に汚い手を伸ばしてきて略奪してゆく政治家たちを許せない気持ちでいっぱいです。
ここからがまた次の闘いの始まりです。安倍政権に直結する野田市長の暴政に抗い続けますので、みなさまのご関心とご支援を今後もよろしくお願いいたします。
当日の採択会議をテレビ大阪ニュースリアルが報道しました。その動画がこちらです。ご覧ください。いかにお粗末な茶番会議だったかわかっていただけるとおもいます。
→https://www.facebook.com/Cafe.ArtMuseum/videos/vb.197862010312329/819753691456488/?type=2&theater